見出し画像

kotocaというアプリで漫画同人誌プロット作成を目論む話【iPhone】

 ※二次創作同人の話がメインです。
 ※2024年5月14日時点での情報です。

この記事が向いてそうな人
→iPhoneユーザー(というか絶対条件)
→至れり尽くせりタイプのツールは逆に向いてない人
→なんだかんだでメモ帳ぽちぽちにちょい足し機能くらいが一番良さそうな気がする人
→iPhoneをさながら片手で眺めるデバイスみたいな環境で使える人

 ー…プロットを作らなければならぬ。
 漫画同人誌はズブの素人ながらも、幾つか出してきた……ものの全て短編集でした。
 なぜならプロットを作るのが壊滅的に苦手というか気恥ずかしくて、ロクに作れてなかったからです。
 しかしこのままでもよくないよなぁ……と思い、今度こそプロットを作ることを決意。
※一応大まかなシーンや話のイメージは頭にある上での話です。

 アナログだと修正諸々がめんどくさいのでデジタルで作るのがいい……
 と思い、プロット作りに特化したアプリを入れてみるものの、使うのを時点でうーんと。
 N◯laは創作長編・小説向けな気がして。
 ストーリープ◯ッターは穴埋め式が私にはあまり合いそうになかった。
 どちらもちゃんとバチッとハマれば強いと思います。
 ただ、私は30ページくらいの二次創作の漫画同人誌かつ、書き連ねる時は連ねる感じの使い方を想定しているので、至れり尽くせりすぎると逆に使いにくい現象にぶち当たってしまいました。

 そんな中で色々見て目に留まったのがこれ。

solaさんという会社のところらしい


 琴歌!?

[うるわしブロッサム]西園寺琴歌+

 というデレマス勢お約束のボケはさておき、このアプリ、iPhoneとiPadでDL可能なアプリらしい。
 調べている過程でタスク管理系をプロットツールにしている人はちょいちょい見てきて、そこも視野に入れて探して目に留まったものです。

 とりあえずDLしたらちょっとしたチュートリアルが入る。
 これ系のアプリをDLした時にすることといえばそう、サンプルメモを片っ端から捨てて更地にすることですね(?)
 ひとまず見やすいようマニュアルだけ残しておきました。

 「ブック」、「コト」と言われてますが、簡単に言えばフォルダと、その中に入るメモ帳みたいな感じですね。
 ブックごとにコトのフォーマットが設定出来ます。これについては後述。

 設定から、上のタブに何を表示するか大まかに設定が可能。
 その他デザインテーマや文字サイズも選べます。

 で、このアプリがプロット作りとして一番面白いなと思ったのは、「コト」のフォーマットの種類なんですね。
 ブック編集から「コト」での表示内容が選択出来るのですが、主に使えそうなのが

・カラータグ
・場所
・ノート
・箇条書き
・チェックリスト
・写真

 あたりですね。
 しかもこれ、長押しを使ったドラッグアンドドロップで項目ごとの順番を変えられます。

こんな感じ

 カラータグはタグ分類ですね。
 タグをつける際のところでタグ自体の編集や削除、追加も可能です。
 ただタグをつけられるのは「コト」の方なのでブック自体の方にはつけられないのが難といえば難。
 ブックにつけられたら〇〇二次創作、などもう少し幅が広がるかもしれないけど本来そういうアプリではないため致し方なし。

 場所は単純に舞台のメモに使えそう。
 場所の転換ごとにコトを作るというのもアリだと思います。

 ノートはシンプルにメモ帳部分。
 1つのコトにつき10000文字まで書ける。
 30ページくらいの漫画同人誌なら、普通にセリフや状況とか軽くガーッとメモっててもこれを上回ることは多分ない……はず。

 箇条書きはポンポンと手軽に箇条書きが出来る。
 これだとわからないけど確定改行したらほんとにポンポン作れる。

 プロットとして大まかな流れを描く用途にするのはもちろん、詳細として追加メモが出来る。
 なので、箇条書きを使って、箇条書きの1項目=1ページとして見て、ページごとにセリフや状況の管理をするための「コト」を作ってもいいのかもしれない。

こんな感じに詳細が追加出来る

 編集中になら箇条書きも項目ごとにドラッグ&ドロップで順番が変えられます。

 チェックリストは、どっかに入れるみたいな細かい描写メモとかに使えれば面白そうだし、指差し確認にも出来そう。
 特に場面ごとにコトを作る場合。
 写真はいわゆる添付画像をサムネ形式でコンパクトにしてくれます。

画像はサンプルで適当にスクショ載せたけど、ちゃんと使う時は資料の私服カードでも載せてみようかなと


 また、モクジというものがブックを作る際や編集時に追加、編集が可能なのでこれを活用してある程度分類わけと整理が出来ます。
 このモクジもドラッグ&ドロップで場所を変えられます。

まだサンプルなので出来てないヨ未確定プロットだヨ

 欠点としては、あくまでアプリなのでエディタ系によくあるPCやブラウザとのクロス編集や閲覧は出来ないし、共有できるものでもテキストの部分になっていて画像は反映されない。
 Googleドライブバックアップはアプリデータ自体のバックアップで、ファイルで出してくれるとかではなさそう。
 上でも言った通り、スマホでぽちぽちする/資料端末として見るのがメインで、メモ帳に上記のような機能ちょい足しくらいがあるといいかなって人向けだと思います。
 そこらへんも含めてガチエディタとして特化型、至れり尽くせり面ならNotionとかの方が多分圧倒的にいいんでしょうけどね。

 ちなみに無料だと作れる「コト」が30個までです。
 プレミアムプランになったら無制限に。
 1200円と割高ですが、なんと買い切り。
 最高、優勝、このご時世オタクは買い切りが大好き(主語大)。
 ただコトを見る上では広告もそんなに目立たないし、コトもこまめに整理すれば十分使えそうなので無料でも全然使えそうですが、もし今後長く使えそうならお布施も兼ねて課金してみようかなと思います。

 恒例の忘備録でした、これからちゃんとプロットを作れる同人人間になれるかは未来のみぞ知る。
 ……頑張りたい!