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S.KT.とクラリミコン2[Behind The Wave #3]隠し要素編

はじめに

S.KT.

S.KT.です。
曲を作っています。

Behind The Waveの第3回は、私がリミックスに仕込んだネタの数々をお見せします。
私が曲に小ネタを仕込むようになったのは、私が好きな音楽のルーツの影響ですね…
答え合わせといきましょう!

解説したがり屋になってないだろうか…(ーー;)

心の中の自分 - S.KT.

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ダイソンみたいな

Only Oneただ一つの演出を模索しているさなか、ダイソン→掃除機の音 という連想で、皆様が掃除機の音を入れるだろうとは予想しておりました。
実際に視聴会ではたくさんの特徴的な使い方を拝見させていただきましたが、私もこの連想に乗っかっています!

今回は日常から始まる音楽を想定しているので、私S.KT.が『朝に掃除機をかけている』シーンを作ってみました(冒頭の鼻歌は私です)。

そしてこの鼻歌は、『二次元の空間を一刀両断…』の部分(Bメロ後半部)を口ずさんでいます。

モールス信号

5,6年前にとある音楽ゲームの曲に触発されて(一例)、私はこの仕掛けを入れることが増えてきました。
リミックス中ではリコーダーのような音でそれを表しており、3つのフレーズを入れていました。

ここからネタバレです!



KURANTORION
-・- ・・- ・-・ ・- -・ - --- ・-・ ・・ --- -・

ここは冒頭で流れているので聴きやすめかもしれません! 自己紹介のようなものですね!

BRANDNEWDAY
-・・・ ・-・ ・- -・ -・・ -・ ・ ・-- -・・ ・- -・--


これが流れた後、EP『BREAK THE WALL』収録曲を意識したフレーズが流れてきます(後述)。

BREAKTHEWALL
-・・・ ・-・ ・ ・- -・- - ・・・・ ・ ・-- ・- ・-・・ ・-・・

曲のラストに近いということで、『前に進むんだ!』という意志を改めて表現するという意図がありました。

画像をスペクトラム化

クラリミコンvol.1にて、『すももの手』さんが実施していた手法を自身も再現してみました!

例:MacユーザーでLogicをお持ちの方(私など)は、純正シンセサイザーAlchemyで画像を読み込めます!

このとき『スペクトル合成』と呼ばれる手法で音を作っています。
これは何をしているか…
ざっくり説明すると、画像の『赤と青』などの『違っている部分』を利用して周波数を変化させているのだと思います(恐らくですが…!!)。

私は手持ち(実物)のEP『BREAK THE WALL』のオビ(サイドキャップ)を使用しました!

オビ裏面の仕掛け

これをAlchemyに読み込ませると…

何やら浮かび上がってきた…!

これを鳴らしたら以下の様になり、

それを曲にねじ込むことで、変な空間を作っています。

過去曲の引用

これも自身の好きな曲の要素です。

原曲『BREAK THE WALL』のメロディを使うことは(リミックスなので)当然あり得ることですが、私はそれだけでなく、最近発表された『クランとリオン』さんのEP『BREAK THE WALL』の方にも注目してみました。
このEPには、前回のクラリミコンvol.1の課題曲である『Brand New Day』、そして『Wag@Beep』さんによるリミックスが入っている…!

すなわち、このEPは過去と未来のクラリミコンを繋ぐ存在なのだと思わされたのです…!

ゆえに、私のリミックスでは各曲の要素を少しづつ拾って1パート作成しました。
そのまま入れるのも良かったのですが、制作当時の私が『なんかまずいかも…』と思ったのか、逆再生にして突っ込んでいます!(杞憂だったかしら…?)

<曲順と解説>
Brand New Day (Wag@Beep Remix)
メロディの刻み方などを取り入れております。
また、Aメロに遷移する際の8bitな効果音も入れてみました。

赤き魂
サビのメロディを曲の特徴であるギターで表現しました。

キミガイナイ
曲中で『君がいない…』と歌われている箇所を入れております。

( Brand New Day (Wag@Beep Remix) )
『キミガイナイ』の後半で挟まれます。

Never Say Never
開放的な優しいピアノをイメージして、メロディをなぞっています。
また、最後の部分は若干変化させています。

Brand New Day
2回目のサビ直前の印象的なコード進行を入れたつもりです(一応)。
『Like a superman We can still fly』の部分です!


おわりに

正直なところ、あまりに自分勝手に要素を詰め込みすぎて、自己主張が激しくなりすぎないのか?とよぎったこともありました…
皆様のリミックスは各々の持ち味をうまく溶け込ませており、表現力の素晴らしさを感じました!

クラリオ愛をリミックスで存分に発揮する方法は様々です。
思い思いの方法で、リミックスを彩ってゆきましょう!


画像クリックで皆様のリミックスを聴けます!
(プレイリストありがとうございます(予定))

マガジン『S.KT.とクラリミコン』

序章編
<S.KT.とクラリミコン2[Behind The Wave #1]リミックスの制作・序章編>
ミックス編
<S.KT.とクラリミコン2[Behind The Wave #2]リミックスの制作・ミックス編>
ボーカルデータ取り込みをミスった者の末路[サンプルレートとビットレート]
<S.KT.とクラリミコン2[Behind The Wave #4]トラブルシューティング編>


以上、失礼いたします。
(S.KT.)

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