見出し画像

卵によるコリン性蕁麻疹!要注意

卵は、高品質なたんぱく質をはじめ、人間の健康維持に必要な脂質、ビタミン、ミネラルをバランス良く含む、まさに自然のサプリメントです。

筋肉や皮膚の再生、エネルギー産生、体機能の維持に不可欠な要素を、わずか一個で提供してくれるのです。

特に、卵黄に豊富に含まれるコリンは、記憶力の向上や、脳の健康において重要です。コリンは神経伝達物質のひとつ、アセチルコリンの合成に欠かせず、脳の機能をサポートします。

しかし、卵に含まれるコレステロールや飽和脂肪酸の取りすぎは、心血管疾患のリスクを高める可能性があります。個々の健康状態や体質に配慮しながら、適量を心がけることが重要となります。

  • 栄養素が豊富

  • 良質なたんぱく質源

  • コリンが脳の機能に寄与

危険性

  • コレステロールや飽和脂肪酸が多く、心血管疾患のリスク

  • 特定のがんリスクの可能性

  • 皮膚病、コリン性蕁麻疹、アレルギーや食中毒の可能性

卵の摂取量

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」に基づく目安があります。これは、健康な成人に適用されるもので、特定の健康状態を持つ人は専門家の相談が推奨されます。目安は、18歳以上の男女で1日に1個以下です。

卵を摂取できない、または避けたい方

代替品には、乾燥全卵、植物性原料の卵、豆腐や豆乳、バナナやりんごなどがあり、これらは卵と同等の栄養や味を提供します。また、特定の栄養素のサプリメントも有用です。

コリンのサプリメント

コリンに関する日本の研究は、アメリカと比べるとまだ十分ではないと言えます。アメリカでは1998年に必須栄養素として認められていますが、日本ではそのような地位は確立されていません。コリンは神経伝達物質アセチルコリンの生成に重要であり、記憶力や集中力、認知機能に影響を及ぼすと考えられていますが、日本における具体的な研究は限られているようです。

レシチン:大豆から抽出された成分で、コリンのほかにも、不飽和脂肪酸やリン脂質なども含まれています。レシチンは、脳の働きを高めるだけでなく、肝臓の機能や血液の流れも改善するとされています。

CDP シチコリン:コリンとリン酸の結合体で、脳の神経伝達物質のアセチルコリンの前駆物質です。シチコリンは、記憶力や学習能力を向上させるとともに、認知症の予防や改善にも効果があるとされています。

PS フォスファチジルセリン:リン脂質の一種で、脳の細胞膜の構成成分です。脳の神経伝達物質の合成や放出を促進し、脳の活性化に寄与します。また、ストレスやうつの緩和にも効果があるとされています。

  • ネイチャーズウェイ コリン500mg

  • NOW コリン&イノシトール500mg

  • キューピー 卵黄コリン はつらつ力

これらの製品は、記憶力や集中力を高める効果や、コレステロール値や肝機能の改善に役立つとされています。ただし、コリンサプリメントの選択に際しては、個々の健康状態やアレルギーなどの要因を考慮する必要があります。注意点、コリンは水溶性なので、過剰摂取しても余分なものは尿とともに排出されますが、高用量は避けるべきです。 過剰摂取を長期間続けていると、多汗症、体臭の悪化、胃腸障害、下痢などの副作用が起こることもあります。

コリン性蕁麻疹にお悩みの方におすすめ

私の体験が、コリン性蕁麻疹に苦しむ人たちに希望を与えることができれば幸いです。コリン性蕁麻疹は、完治することが難しい病気ですが、食事や生活習慣の改善によって、症状を軽減することが可能です。自分の体質やアレルギーについても、詳しく調べることが重要です。
外面的な手当てとして薬用クリーム、温泉、冷水ケアなどは一時的な気休めと思い、内面的にな作用に自分で調べました。

卵がコリン性蕁麻疹の原因?

私の場合は、卵アレルギーがコリン性蕁麻疹の原因の一つであることが分かりました。卵は、コリンを多く含む食品ですが、私の体はコリンに過敏に反応してしまうのです。卵を摂取しなくなってから、蕁麻疹の症状がほとんど出なくなりました。もしかしたら、あなたも卵アレルギーかもしれません。卵アレルギーの検査は、簡単にできるので、一度試してみることをおすすめします。

コリン性蕁麻疹とは?

  • アセチルコリンに反応して発症するコリン性蕁麻疹は、汗を伴う活動後に特に顕著です。発汗と同時にピリピリと体に電気が走るがごとく痒みが生じます。虫刺されの痒みとは異なり、肉体的な苦痛だけでなく、精神的な影響も大きいと言えます。私は、食生活を見直し数十年に及ぶ蕁麻疹の症状を克服しました。特に卵や特定のアレルギー食品を避けることが重要でした

  • アセチルコリンは、脳の機能にとっても重要な物質です。アセチルコリンは、記憶や学習などに関わっており、アルツハイマー型認知症の予防にも効果的だと言われています。そのため、コリン性蕁麻疹の人は、コリンを全く摂らないというのは、良くないことです。コリンは、卵や大豆だけでなく、肉や魚、乳製品などにも含まれています。コリン性蕁麻疹の人は、コリンの摂取量を適切に調節することが大切です。

  • コリンの摂取量の目安は、一日に約500mg

  • コリン性蕁麻疹の人は、これらの食品を摂るときは、注意してください。特に、卵黄や大豆は、コリンの含有量が非常に高いので、少量で十分です。コリンの摂取と同時に、ビタミンB群やオメガ3脂肪酸などの栄養素も摂ることが、蕁麻疹の予防に役立ちます。

  • ビタミンB群は、アセチルコリンの代謝に必要な酵素の働きを助けます。

  • オメガ3脂肪酸は、炎症を抑える作用があります。ビタミンB群やオメガ3脂肪酸は、緑黄色野菜や海藻、ナッツ、種子などに多く含まれています。これらの食品をバランスよく摂ることで、コリン性蕁麻疹の症状を改善することができます。

卵の摂取量の目安を守り、必要に応じて代替品を活用することで、バランスの良い食生活を送ることができます。質問がありましたらアドバイスいたしますので、よろしくお願いします。

参考:

明治の食育
https://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/food-allergy/type/01/

卵黄コリン
https://www.kewpie.com/rd/product/egg/egg_yolk_choline/

PS(ホスファチジルセリン) 30日分【機能性表示食品】https://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=2350

卵の食べ過ぎ、がん死亡率と関連~日本人女性
https://www.carenet.com/news/general/carenet/45316


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?