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「恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ」by 川上弘美

主人公の女性は、小さいころアメリカで育った60歳台の女性作家で、ある文学賞の審査員もしているとのことで、作者を彷彿とさせる。

時代は新型コロナ期で、アメリカ時代一緒に過ごした女性と男性と時々会って食事をしたり、小旅行へ行ったり、お酒を飲んだりして、まったりとした時間が過ぎていくような小説である。

自分も同じ60歳台ではあるが、まだまだバタバタ、ドタドタとした毎日を送っているので、もう少し落ち着いていきたいという気はする。
ただ、よく読むとこの本の登場人物もまだまだ落ちつがず、時間に捕まえられて生活しているようなので、60代はまだそういう年齢なのかもしれない。

本の評価は5/5でした。

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