ニッポンの夏、ガガガの夏
こんにちは、午後も頑張りましょう。じゃあないんだよ。俺には午後しかないんだよ(いきなりnoteのデフォルトのテキストにキレ出すヤバい人)。私は進捗2023というDiscordサーバーを運営しており、まあそこでは日々進捗が出たり出なかったりしているんですが、そこに「1000字書かないと出られない部屋」というボイスチャンネルがあって、あってっていうか私が作ったんですが、現在主にそこを活用してくれている人を冷やかすために入室して、入室してから気づいたんですよ。「1000字書かないと出られねえじゃん」ってね。策士策に溺れる、あるいは自縄自縛ってやつですね。
それでまあ、とにかく1000字生み出さないといけないんですけど、現在さっぱり小説が書けていないので、とりあえずnoteでも書いて早く出ようと思い、これを書いているわけです。字数を稼ぐために、前回の記事を引用してみましょう。
おかげさまで、雀聖になることができました。雀魂で麻雀を始めて苦節二年。ここまで本当に長かった。何度雀豪から雀傑に叩き落されたことか……(俗に言う金玉ループというやつ)。何度叩き落されても這い上がり、Mリーグや神域リーグを観戦して、麻雀がどういうゲームなのかをイチから考え直し、考え直した結果、「麻雀とは他人を利用して勝つゲームである」というひとつの結論に至ったのが今年三月。そこからはストレートに玉の間での段位戦で雀豪を駆け抜け、つい先日、ようやっと当初の目標だった雀聖に昇段できたわけです。これでようやく雀魂に一区切りつけることができる……と思ったんですがぜんぜんそんなことなくて、晴れて王座の間で打つ権利を与えられ、打ってみると、非常に楽しくてですね……。相手はほぼ魂天——ひょっとしたら雀豪より時間がかかるかもしれない雀聖での地獄の段位戦を勝ち抜けた人々なわけで、つまり私の300倍ぐらい強い。そんな相手にどうやったら勝てるのか。これを考え、真剣に考えて打つのが本当に楽しい。結果ポイントは減るかもしれないが、どうせいつかは魂天を倒していかなければならないならば、今のうちに胸を借りるつもりで、毎局本気で打つ。本物の強者に囲まれて麻雀を打つのがこんなに楽しいものだったとは……。
聡明な皆さんなら既にお気づきでしょうが、そういうわけで小説をぜんぜん書いていません。「夏と書いてファンタジアと読むきん!」みたいなことを日頃言ってる私ですが、おかしいな、これまでファンタジアに応募できたことが一度もなく、今回も応募できない模様です。
そういうわけで、ゴールを後ろへずらすことにしました。今のところ、来月末の小学館ライトノベル大賞が最有力候補ですが、何を書くべきかも定まっていない状態で、〆切だけを+30日したところで、果たして事態は何か変わるのか? 知ってますか、40日って来週なんですよ。時間というのは不思議なもので、何もしていないと一日は永遠のように長く、一週間は刹那に過ぎてゆく。何かをしている者にだけ、時間は公平に流れる……。
この意味のない、書くためだけに書いている文が1500字を超えたので、そろそろオチをつけたい。
さっき「何を書くべきかも定まっていない」と書きました。実際、それのせいで4ヶ月ぐらい動けていなかったんですが、「何を書くべきか」は実はそれほど難しい問いではない。いや、まあ、それを考え続けて頭がおかしくなりかけているので難しいのは難しいのかもしれない。しかし、何度考えても出る結論はひとつで、「今の自分が書けるものを書く」ということになります。書きたいテーマが他にあったとして、それが今の自分に書けるとは限らない。ならば、それが書けるようになるまで、今、書けるものを書いて、「書く」という経験、「書き上げる」という体験を積み上げていくしかない。私にはその経験と体験が圧倒的に足りない。そしてなにより、「書かない」ということ自体があまりにも無意味だ。「これを書く意味があるのだろうか」というようなしょうもないことを考え続けていた数ヶ月で、それを書くことはできたはずだ。そして、意味の有る無しを決定するのは書いた私ではないはずだ。書いた本人さえ気づかない鉱脈が、そこには広がっているかもしれない。鉱脈を掘り当てるのは、常に作者ではなく読者なのだから。
八月も半ばを過ぎて、残暑はまだまだ厳しい。暑い夏は好きなので(今年はちょっと自信なくしたけど……)、この暑さも味方につけて、どうにかこうにか、来月の末までやっていきたいと思います。(2121文字)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?