見出し画像

SMLって言いにくい

サイズのSMLって言いにくい。聞き取りにくい。
カタカナ表記だとエス、エム、エル。最初のエがみんなに共通してしまっていて、サイズを区別するだけなら発音する意味がないじゃないかと思う。情報工学的に言えば情報量が少ない。そしてスとムとルは母音も一緒。摩擦音のエスならギリ聞けるが、エムとエルに至っては一発で聞き取れる自信がない。ぼくには飲食店と服屋の接客は出来んな。

なんでSMLの言い方がこんなに多数派になっちゃったのだろうか。日本語には大中小があるじゃないか。英語を輸入するにしてもsmall、medium、largeを使えばいいのに。日本人はモーラを増やしがち(モーラ:ざっくり俳句での文字数の数え方)なので、smallは本来1音節なのにスモールって4モーラも使っちゃうもんな。多分面倒なんでしょうね。日常会話で4モーラも使いたくないはわかる。ミディアムも言いにくいし。ステーキの焼き加減でミディアムを頼む人が少ない気がするの、言いにくさも理由だと思う。レアって言った方が言いやすいしあとなんかカッコ良さそうだし。

そんなことを思いながら気を利かせて「ライス大」と言ったとて、店員さんはその心の準備はできてないので、聞き返される。そんで、「はい、ライスのLサイズですね」と確認される。難儀すぎる。

コメダ珈琲で「たっぷり」サイズを飲みながら、そのようなことに想いを馳せていた次第である。誰かこの悩みを解決してくれ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?