現象の要素分解

こんばんは。最近noteを見ていなかったのですが、久しぶりに日本語で文章を書く練習をしようと思い、この記事を書いております。今回は現象の要素分解というテーマで書かせていただこうと思います。このことを意識するだけで自分の取るべき行動がよりクリアになると思うのでぜひ参考にしてみてください。

まず現象の要素分解を、こんなカッコつけた言い方ではなくわかりやすい言葉に言い換えると「あらゆる現象というのは複数の要因が掛け算的にかけ合わさって舞い降りたものだから、物事をごちゃまぜに見ずにしっかりと整理してみたほうがお得だよ。」という話です。これでもまだ、なんのこっちゃ分からないと思うので自分のアメリカ人とのコミュニケーションの例を基に深掘りさせていただきますね。

半年前、大学の全てのクラスがコロナの影響でオンラインになりました。そこでのエクササイズとして、スモールグループディスカッションになろうものならすぐにビデオを切りたくなる自分がいたんですね。だって、オンラインで少人数で話すってなったら絶対何か聞いて話さなきゃいけないじゃん。当時の僕は授業をとりあえずいい子に黙って過ごし通すタイプだったので、ビデオ越しにアカデミックな会話をアメリカ人とするなんてビビり案件以外のなにものでもなかったんですね。#何のために留学してんだよお前 

このとき僕は、ああやっぱりまだ自分の英語力が足りていないから自信がもてないんだ。もっと英語がんばろうくらいにしかこの現象を捉えていなかったんですね。ただこの現象を要素分解してみると英語を頑張る以外に3つほど自分が取るべき行動が見えてきました。

まずこのアメリカ人を相手にビビってしまう現象を作り出している要素が自分の中で三つあってそれが『英語の会話についていけなくて気まずい雰囲気になってしまったらどうしようという不安。』、『アメリカ人と話すことに慣れていない』、『人前で話すことに緊張してしまう』の三つです。そして、これらの要素に対するために自分がとった解決策を並べて行きます。

まず一つ目の要素について。これについての解決策は上でも述べたシンプルに英語力を上げるというのが1番の近道、かつ絶対的な方法であるのは間違い無いのですがこの他にももう一つ取るべきアクションプランがあるなーと思いました。それが「相手の視点になって考える」です。当たり前ですけど人というのは言葉以外にも表情や仕草といった部分でも会話しているので、他の部分である程度は気持ちの良いコミュニケーションは取れるはずなんですね。ただ、それまでの自分はアメリカ人と会話となると、どうしても英語のレベルに取り憑かれしまっていた。アメリカ人との会話がただの英語スピーキング検定化してしまっていたんですね。それゆえ、少しでも分からないことを言われるとスタックしてしまう。こんなんじゃアメリカ人からしても、そんな硬い表情をされたらなんて声かけたら良いやら迷いますよね。ただそこで、もしわからないことがあっても、笑顔でもう一度言ってくれるよう寄り添うようにお願いするなどの反応を見せたら、アメリカ人からしてももっと接しやすいのは間違いないと思います。このように要素を整理して分析することで英語力以外の部分でも自分が取るべき行動が見えてきました。

2つ目の要素については、前から他国の留学生とはうまく話せるのに、アメリカ人と話すとなるとテンパる自分がいるなと思い、その現象を深掘りして気がついたものです。恐らく話すスピードの問題も多少あるのですが、それにしても差がありすぎるので、アメリカ人となるとどうしても構えてしまう自分がいると仮定し対策を練ってみました。具体的なアクションプランとしては、普段から会うアメリカ人の友達以外にもAzarなどのアプリを使って色々なタイプのアメリカ人と話す実践を重ね、少しずつアメリカ人に対する耐性をつけていきました。#こう振り返ると、自分てすごいビビリでめんどくさい性格だったんだな。

最後の要素においては、自分ってそもそも人前で話す機会少なすぎてシンプルにアメリカ人関係なく緊張してしまってるんじゃないと思い気がついたものです。もし、あのスモールグループディスカッションがみんな日本人でも絶対に緊張してうまく話せない自分がいる。そんな状態で、英語でアカデミックな会話をするなんて正直無理ゲーですよね。この解決策としては、シンプルに人前で話すことについての本を読んだり、動画を見たりして使えそうな知識を拾って対策しました。

このようにスモールグループディスカッション恐怖症withアメリカ人の例をとっても要素分解を行うことで英語のレベルを上げる!!という以外にも具体的に3つやるべきことが見えたのですね。この問題を解決するための剣が1つから4つになったのですからだいぶ心強いものです。そしてラッキーなことに、世の中の現象というものは要素の掛け算的に招かれたものなので、このようにそれぞれの要素に対し解決策をとる癖がつくと、それぞれの解決策の効果が掛け算的にかけ合わさってより早く現象となる問題を解決できるんですね。ですので、一見面倒に見える作業ですが、結果的にみると問題を解決するかなり近道となるので結構おすすめです。

とはいえ自分も、忙しかったりするとこの作業を怠ってしまい、適当に物事を処理してしまうので、引き続きこの作業が習慣になるベストな解決策を模索してみます。


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