傷の保護

2016/11/10

傷の治癒のさせ方は、昔と比較すると、多分この10年間くらいで随分変わりました。巷で、バンドエイドのキズパワーパッドが出てきたときには驚いたものです。本当にすぐ傷が治るし、痛くないし!

で、現代の手術後の傷の話。

私は、虫垂切除の手術後に抜糸した記憶が全くないので、多分、生体分解性の縫合糸で縫合したのかなと今でも思っていますが、皮膚も縫っていたことに変わりはないと思います。翻って現代。私の手術後の創部には、バンドエイドのキズパワーパッド的なハイドロゲル系の絆創膏が貼られていました。私も手を切ってしまったときなどに使用しています。が、便利なんですけども、あれは皮膚ができてからじゃないと、剥がすときに激痛が走るんですよね。そこが余り好きじゃないところ。剥がすべきときではないということを知らせているということなんですが。

私の腹に貼ってある絆創膏はいつ剥がすのかしらと思っていたところ、退院の前日に医師が剥がしてくれました。あ~剥がれた!痛くなくて良かった!と思っていたら、その後看護師さんがやってきて、”傷の保護にテープを貼ります”というではありませんか。

その後は、少し前に書いたように、サージカルテープを傷の保護に貼る意味、どの程度の期間貼っておくのがよいか、その貼り方などを説明してくれました。

一般的な方法は、傷がある部位に拠るのだと思いますが、貼る前に傷を寄せて、傷に対して直角の方向に貼るというやり方のようですね。

→ http://saitama-hospital.jp/service/plastic-surgery_taping.html

私が教わった方法は、テープを貼る方向は当然同じですが、傷が腹部にあるからか、ベッドに仰向けに寝てお腹を思い切り引っ込めるように言われ、その状態でサージカルテープを貼るというものでした。自分の筋力で傷を寄せられる範囲だから、身体を動かしたときにテンションが過度にならず、ちょうど良い具合になるからかもしれませんね。

使ってるのは、上のリンクでも使われている3Mのマイクロポア(スキントーンのもの)です。

看護師さんは、病院内の売店で販売されているのはもちろん、巷のドラッグストアで販売されているかのように話されていました。しかし!実際に出向いたり電話で問い合わせしてみたりしましたが、自宅近くでは全く販売されていませんでした( ̄。 ̄;) 別のメーカーのはあったのですが、粘着力の強さが分からず(弱い分にはましなんだろうけど)、購入を見送り。

父が数日のうちに市内の病院(私が入院した病院とは異なる大きな病院)に行くというので、そこの売店だったらあるだろうということでメモをわたして購入をお願いしました。ここでまたしかし!です。販売されていない!

結局、私が入院していた病院に足を伸ばしてくれて、そこの売店で購入してもらいました。案外特殊なものだったみたいですね。

ところで、傷が治るときには、修復するために血管が新たに走ってきて、線維芽細胞というコラーゲンを作ってくれる細胞が増殖して肉芽組織ができてくるんですけども、その過程で痒みが生じたりします。目下は、この痒みが偶に襲ってくることです。我慢するのですが猛烈に痒いんですよ。テープかぶれのようなものはないので、とりあえずは乾燥しないように気をつけるくらいしかできないんですけどね。



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