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酒税改定に合わせて思うこと

10月より酒税が改定される(報道では「改正」と表記しているが、必ずしも「正し方向に改める」のではないとの思いもあり、「改めて定める」の「改定」を使う)。

ビール系では、ビールの税率が下がり、発泡酒、第3のビールは上がる。そのほか、日本酒の税率は下がるがワインは上がる。

TVのニュースは、10月1日より前に、発泡酒や第3のビールを買いだめする消費者を映していた。

幸か不幸か、飲酒量が少ない自分にとっては、今回の酒税改定は大きな問題にはなりそうもなく、反対に飲む回数を減らせばビールにも手が届きやすくなるので、むしろありがたいことかもしれない。

新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、営業自粛を強いられて売上減少に苦しむ飲食店は、この税率改定も売上回復のきっかけにしようと知恵を絞っていることだろう。

ところで、前から時々不思議に思うも結論が出ないのだが、人間はなぜ酒を飲むのだろうか?酒を飲むことの効果としては、「食欲増進」、「ストレス緩和」、「血行促進」、「人間関係の円滑化(コミュニケーションの促進)」がある(サントリーのHPを参照しました)。

https://www.suntory.co.jp/arp/merit_demerit/

おいしい食事と酒を楽しみながら、楽しい会話が弾むひと時は楽しいものだ。初対面の方と酒を通じて親しくなったことも少なくない。

また、酒の種類もたくさんあり、自分の好みに合う酒を楽しむことができる。自分は日本酒、ワイン、ウィスキーが好み。

一方、飲酒のリスクも忘れてはいけない。

「俺の酒が飲めねえのか!」などと飲酒を強要したり、そもそも体質的にアルコールへの耐性が低い人に飲酒させたり、酔い潰す目的で飲酒させたり、気を付けるべきことはたくさんある。

そのほかにも弊害として「急性アルコール中毒」、「臓器障害(胃潰瘍、脂肪肝そのほかいろいろあるみたいです)」、「アルコール依存症」がある。

「酒は飲んでも飲まれるな」とは、昔から言われているが、酒を飲むたびに戒めとして思い出すようにしている。

我が子もいつかは、法律上飲酒が許される年齢になり、親許を離れ、酒を飲む機会もあるだろう。今はまだ「酒は飲まない」と言っているが、いざその時期になった時にどうなるかまでは見通せない。酒を巡るトラブルなどに巻き込まれないことを願う。

自分は幸いにして、酒に対する耐性が他の人より強かったらしく、初めて酒を飲んだときも酔い潰れることはなかった。

それでも、今になって思うのだが、外で酒を飲むようになる前に、自分が飲める範囲をあらかじめ知っておけば、より良い飲み方ができていたかもしれない。

もし、自分が下戸の体質であったら、どうなっていたか。想像するのも恐ろしい。丈夫な身体に産んでくれた親には感謝しかない。

改めて、これから成人する若い世代が、酒によって、人間関係や健康を損なったり、命を落としたりすることがないことを望む。

そのためには、成人を前に少量の範囲で飲酒を試すことも必要かと思うが、「飲む相手が欲しいんだろ!」と誤解されそうで二の足を踏んでいる。

なので、今日も宅飲み、一人酒。

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