7月
こんなはずじゃなかった、の繰り返しで生きている。生きていかねばならぬ、と思えるようになった。死にたいと定期的に形だけ思うけど、死のうとはしなくなった。それだけでも充分すぎる進歩のように思える。
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書き連ねるほどでもなく日々はまわり、今日は明日で明日は今日になる。疲れているけど心地よくて、最近は調子がいい。
調子がこのまま崩れなければもっといい。
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時折全部吐き出してしまいたくなる。洗いざらい、過去のこと、わたしがどんな風に生きてきて何を思い、どう対処してきたか。それで懺悔して、全部ぜんぶ許されたくなるときがある。今がそうで、許されることの変わりに、許すことの変わりに、なんにもならない文字を綴っている。
こういうときは誰かにすがり付きたくなって、でも結局誰もいなくて。誰かにすがり付きたくなって実際にすがり付いていた自分が嫌だから一人になる方を選んだのだけど、やっぱり苦しくて、苦しさに少しでも触れられると一気に心がそちらに持っていかれそうになる。簡単に共感しないでくれ、私はあなたを壊したくない。
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ぬるま湯や浅瀬で泳いでいる、泳いでいるというより揺蕩っている。流されるままになっている。嫌いな自分は積極的に変えていこう、せめてそういうポーズだけでもとっておこう、こころの健康のため。
死にたいまま歳だけとった、死ねないままこれからも生きていくことに腹を括った。悔しさばっかだ。何が悔しいのか分からないけど。悔しい。そういうことも含めて吐き出したい。楽になりたい。楽に。
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