見出し画像

No.3 Fujinon XF 56mm F1.2 R

FUJIFILMのカメラを持っていてポートレートを撮る方であれば誰もが一度は使用してみたいと感じるであろう神レンズ。このレンズを使用するためにFUJIFILMに乗り換えたという声もちらほら耳にしますね。

このレンズはFUJIFILMに乗り換えてから2つ目に購入したレンズで、現在使用しているレンズの中で一番長い付き合いです。もちろん今後も手放すつもりはありません。

今回はそんなXF 56mm F1.2 Rの紹介をしていきたいと思います。

1.購入に至る経緯

個人的に写真を撮影していて一番楽しいと感じるのが換算85mm付近の画角です。Canonを使用していた頃に同等の画角のレンズを使用していこともあり、この画角のレンズの購入を考えはじめました。

購入時にはXF 50mm F2 R WRも最後まで検討しました。だいたい同じ画角であり、防滴・防塵・耐低温構造が施されている。そしてAFが速く、何より安い。魅力的でした。

ただ、これはXF 50mm F2 R WRの良いところでもあるので好みだとは思うのですが、XF 56mm F1.2 Rに比べると輪郭がはっきりしているように感じたことと、そこまで過酷な状況でポートレートを撮影することはないだろうという意志のもとXF 56mm F1.2 Rを選択しました。(XF 50mm F2 R WRを購入しても後でXF 56mm F1.2 Rが欲しくなっていたと思います。)

2.外観

画像1

FUJIFILMのレンズに共通して言えることなんですが、見た目がかっこいいです。メタリックな艶のある鏡筒なんかもう性壁にぐさっと刺さりますよね。重さは405gなので、500mlのペットボトルよりも軽く、フジ持ち前の軽さを十分に活かせます。

画像2

メイン機のX−T2との相性が非常に良いです。

画像3

持ち運ぶ際はフードを逆さに付けられるので、コンパクトになります。

3.作例紹介

冒頭でもお話ししましたが、画角的にポートレートに向いているレンズなので、主にポートレートの撮影時に使用しています。

画像4

ピント面はシャープに、背景はふわっとボケてくれます。

画像5

適度な圧縮効果が得られるので、被写体を引き寄せつつ背景にも迫力を持たせられます。

画像6

F1.2なので夜の撮影も問題なしです。ただ、このレンズには手振れ補正機能が搭載れされていないので、シャッタースピードを落としたときは手振れに注意しないといけません。

画像7

結婚式での撮影では被写体との距離が常に変化するので明るいズームレンズがあると安心感がありますが、個人的には遠すぎず近すぎず、ほどよい立ち位置で撮影できるこのレンズもアリだと思います。F1.2を活かしたふわっとした雰囲気は結婚式との相性抜群です。

画像8

最後にどうしても伝えたかったのは、スナップとの相性の良さです。スナップというともう少し広角のイメージを持つ方も多いと思いますが、わたしはこの画角で撮るスナップがとても好きです。F1.2なので背景を整理しやすいですし、少し離れた位置から撮影できるのもこの画角ならではです。

4.まとめ

ここまでXF 56mm F1.2 Rを紹介してきましたが、本当に買って良かったと思えるレンズです。購入時に懸念していたAFの遅さについても、それほど気になることはなく、ときどき迷う姿もむしろ可愛く思える程度です。

唯一わがままを言うとすれば、最短撮影距離が70cmだと言うことです。もともとポートレンズ向けで接写することを想定していないのかもしれませんが、あまり寄れないので、物撮りにはあまり向かないかもしれません。

換算85mmという画角なので使いどころが少々限られることもあるかもしれませんが、一度使用したら手放せなくなるレンズだということは間違いないです。気になっている方はレンタルしてみるというのも一つだと思うので、ぜひ一度手にしてみてはいかがでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?