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帰省

毎年お盆は私の実家に親戚一同集まって、みんなでお寿司やら唐揚げやらポテトサラダやら、他にも色々持ち寄ったものを食べながら色んなことを話す。

今年は娘も連れて行ったのだが、まあ歩き回って食べるどころか、会話に参加するのも難しい。
とりあえず、台所に避難(?)して、娘にも食べさせながら自分も少しずつお腹を満たしていた。

普段狭いアパートで生活しているから、実家の座敷を広々と歩き回れるのが嬉しいようですぐにあっちに歩いて行ってしまう。
そんな娘を何度も連れ戻しに行った。
夫が座るテーブルに娘が行ったので、また同じように抱っこして連れ戻しに行って、軽く「すいません」なんて聞こえてないだろうけど一応謝って、その時に同じテーブルに座る人たちを横目で確認した。
そのあとは大人しくしてくれて、私も無事にに満腹。

次の日は仕事だったので少し早めに帰ることにした。
帰りの車内で何となく思い出したのは、横目で見たおじさんたちの顔。
ハッと気づいた。
(4人座ってた?)
夫に確認すると3人だと言う。
ああ、来ていたんだ。
数年前に亡くなったおじさんが笑ってるのを横目で確認していた私。
娘のことばかりだったから、その時に気づけなかった。

毎年おばさんと一緒に来てくれていたもんなぁ。
周りのおじさんたちと一緒に笑っていた。
よかった。笑ってくれていて。

 
お盆らしい出来事。

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