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【2022年9月】雑誌とかを読んだよ!な話

 週刊誌を後で買おうと思っていたら早々にコンビニから消えるよ。覚えておいてね未来の自分。


日経エンタテインメント!【10月号】

【概要】
P.117 ①梅澤美波
(写真:佐賀章広 構成:大貫真之介)
 ⊿ 30thシングルMV裏話
 ⊿ 全ツで見た先輩と歴史

【雑感】 
 おなじみ梅澤の美波さんのコラム。『好きというのはロックだぜ!』のMVは賀喜遥香さんのインサイドヘッドストーリーでしたが、そんな脳内に住まう弓木奈於御大は「ゴッホとみなさんは知り合いですか?」とたいへんアカデミックな発言をしていたそう。さすが学校のピカソとマブな人は言うことは違いますね。

 全国ツアー北海道公演を終えた際に、マネージャーと1期生がZepp札幌を埋められなかった過去と真駒内を満席にできた今を照らし合わせ、涙ぐんでいたという話はとてもよいですね。今現在の在籍メンバーのほとんどは武道館や幕張メッセといった大舞台でお披露目されていますし、2013年の当時を知るメンバーとスタッフが今なお共に全国を巡っているということも相まってオモムキッシュなエピソードでした。


EX大衆【10月号】

【概要】
P.74-75 ②佐藤璃果×矢久保美緒(連載)
 ⊿ 30thシングルMV裏話
 ⊿ 佐藤錦の推しMV
 ⊿ 妄想MVプロデュース

P.76-80 ①黒見明香
(写真:新田君彦 文:大貫真之介)
 ⊿ パフォーマンスで意識していること
 ⊿ 2期生との縁
 ⊿ 打率10割

P.81-83 ③掛橋沙耶香×金川紗耶
(写真:武田敏将 文:大貫真之介)
 ⊿ 選抜発表でのさやちゃんず
 ⊿ 全国ツアー振り返り
 ⊿ 地元の子

P.84-85 ②佐藤楓
(写真:武田敏将 文:大貫真之介)
 ⊿ 11人の3期生
 ⊿ みなとみらいから横浜へ
 ⊿ 喜びの継承

【雑感】
 『ジャンピングジョーカーフラッシュ』の裏話やオフショットを見れる「乃木坂の星」は神連載です。「誰のワンショットがよかったですか?」という質問に「私じゃないの~?」とチョケる矢久保の美緒さんですが、マジでスーパーかわいいのでボケがボケになっていません(動画参照)。

 矢久保のみっちゃんが『大人への近道』を好きな作品に挙げているのもめちゃくちゃよい。矢久保同様に個人的乃木坂MVの中でも指折りの作品だと思っているということもありますし、サンクエトワール最後の卒業生である北野日奈子の卒業コンサートでこの曲が披露された時、サビでモニターに映し出されたのはこの2人でした。そしてこの2人といえば、日奈子ちゃんは2018年の武蔵野の森のアンダラで、矢久保のみっちゃんは2022年3月のアンダラ直前のタイムちゃんでアンダーメンバーを「自ら輝ける人」と表現していたという共通の思いがあったりもして、北野日奈子推しとしてもこの選曲は胸熱なのでした(息継ぎなし早口)。

 妄想MVプレゼンで『猫舌カモミールティー』を『不思議の国のアリス』風にしたいという璃果ちゃんは名プロデューサー。将来的にオールナイトニッポン0の水曜枠を担うのでしょうか。世界観を押し出したMV制作に定評がある神谷雄貴監督を起用してるのもポイント高い。

 殺風景な背景をも作品の一部にしてしまうクロミンゴすごいンゴ。ヘアメイクの加藤恵さんは他に乃木坂46メンバーとのお仕事やってるのかしらと調べてみたものの、堀未央奈さんが同姓同名のキャラクターのコスプレをしていたことで詰んだンゴ。能條愛未さんのフォトブックに携わっているみたい。

 「のぎおび」やブログなど雑誌以外の媒体でもそうですが、黒見ちゃんは後輩や卒業生を含む先輩たちとの交流風景を割と鮮明に語ってくれるのがファンとしては嬉しいです。

 金川×掛橋のさやちゃんず(廃語)対談では、やんすけ氏の初選抜時のやり取りが聞けました。掛橋の思いやりのあるアクションと、それが金川紗耶さんが相手だった故に空回りに終わってしまう感じ、双方愛おしいです。

 そんな掛橋の沙耶香さんを近くで見てきたやんすけは、今は「アイドルの掛橋」と「ふだんの掛橋」のレイヤーが重なっているように見えると評していました。それに対しては「自分らしくいようとおもったんです。」と掛橋。4期生は加入からまる4年経ちますが、個人的に彼女ほど掴みどころがないメンバーも珍しいな、と感じます。ライブやラジオでの楽しげな様子や子どものようにはしゃぐ姿もあれば、大人びた思考に唸らされることも。その振れ幅が大きく、彼女のことをもっと知りたいと思わせること自体が掛橋沙耶香さんの魅力の一つなのかな、なんて思ったり。

 今後のグループのために地元仕事では爪痕を残したいと意気込むやんすけですが、この2人は4期生の中でも地方出身の強みを仕事に活かしているメンバーだと思うので、今後の活動にも注目したいです。もう今年の夏頃からSUENAGAグループのCMと『恋は光』の影響で、岡山の路面電車に乗りたいオタクになっちゃってるもんね!

 佐藤楓さんは『僕が手を叩く方へ』と3期生の現在地について。「今の11人をまっすぐ受け止めてほしいし、いまの11人で作り上げるものをしっかり観てほしい」という切なる願いは、岩本の蓮加ちゃんからもメッセージで近い言葉を聞いていたので、3期生の共通意識なのかな、と感じます。どうしたって12人の影を回顧する時もありますが、11人でいられる時間もまた永遠ではないことを胸に留めておかないと。

 そして話は3月に行われたアンダーライブへ。このライブは半年たった今でも味がします。特に印象的だったのはその後のバースデーライブに向けての佐藤楓さんの思い。

──あの熱量を日産スタジアムに持っていこうという気持ちはありましたか?
 
 ありました。日産スタジアムはめちゃくちゃ広くて、アンダーメンバーのことを知らない人もいたと思うけど、「この16人なら大丈夫」という自信があったんです。29枚目のアンダーライブを経験したら、どの会場でどんな人がいても、いまのアンダーの強さを証明できるはず、という気持ちでステージに立つことができました。
EX大衆 2022年10月号

 バースデーライブで、数あるアンダー楽曲の中でも『届かなくたって…』がセトリに組み込まれたことは、最新シングルだからという理由だけではないと個人的に思っていて。あの時に灯った火が多くの人の心を揺さぶったからこそ、日産スタジアムまで連れてこれたんじゃないかと感じました。また、29枚目のアンダーライブからバースデーライブ。そして30枚目のアンダーライブまで地続きで熱を帯び続けているのは、3期・4期生のライブにかける思いの強さと、それがパフォーマンスに体現されているからだと実感します。


乃木坂46新聞【2022】

【概要】
P.1-5 ③賀喜遥香×齋藤飛鳥
 ⊿ センター×エース対談

P.6-9 ④山下美月×与田祐希×梅澤美波×久保史緒里
 ⊿ 3期生カルテットトーク

P.10-11 ①樋口日奈×和田まあや×鈴木絢音
 ⊿ 卒業1期生

P.12-13 ②井上和×菅原咲月
 ⊿ 5期生曲センター「なぎさつ」

特大面 ②秋元真夏×遠藤さくら
 ⊿ 全国ツアー思い出

【雑感】
 賀喜遥香さん2度目のセンターに不安はないと太鼓判を押す飛鳥ちゃん。当のかっきーは、

賀喜:メンバーのみんなに、「この子大丈夫?」とか不安を感じてほしくないな、とは思っていました。できるだけ「楽しいな!」って思ってほしいなって思っていたので。
乃木坂46新聞 2022

と、こちらはこれまでのインタビューでも語っていたように、メンバーの感情を引き上げるセンター像を理想に掲げていました。そこから更にしっかり者な一面を取り上げ、ストレートに賛辞を送る飛鳥ちゃん。過去に2度、夏の座長を務めた人からの言葉はより色付いて聞こえます。

飛鳥:そもそも賀喜の、たとえ自信がなくても、ネガティブなことを思っていても、それを笑顔で言おうとしたり、どうにかポジティブで覆い隠してから外に出そうとするところが私は好きで。
乃木坂46新聞 2022

 さらにこちらも。今まで賀喜遥香さんに惹かれる理由は、ある種庇護欲に近い感情であったり、頑張っていることがダイレクトに伝わるその姿であったり、そんな部分に魅力を感じているように思っていたのですが、この飛鳥ちゃんの言葉はその根源に触れてくれたようでスッと腹落ちしました。

 久保てゃんへの印象では、梅が「熱い」、与田ちゃんが「後輩との接し方が上手」、やまが「リーダーシップみたいなものを感じる」と評していました。思えば26枚目シングルの発売を記念して制作されたドキュメンタリー『僕たちは居場所を探して』で久保てゃんは、過去に同期との温度感の違いから気持ちにズレを感じていたことを打ち明けていました。そんな同期から、熱さを内包しながらもこのような評価を得ているのは、彼女が内にある熱さとの付き合い方をうまく掴んだような。あるいはその熱量が周囲に認められたような気持ちになり嬉しかったです。

 やまが「次世代」と「現世代」の概念に思考を巡らせているようですが、過去にバースデーライブのVTRで「いつも私は“今”の世代になりたいなぁ、と思っていて」という堀未央奈さんの語りがあったことを思い出しました。この「次世代」というワードが持つ鎖は、乃木坂46に加入した後輩メンバーたちが背負う宿命なのかもしれません。ただ7thバスラという大きな壁にぶつかり、きっと誰よりも「変化」について敏感であろうこの人たちが今、信念を持ってグループの進む道を提示していることに頼もしさを感じます。

『Under's Love』を「『アンダーライブといったらこの曲』みたいになってたらいいな。」という願いを口にするまあやですが、その時々の座長の色に染められるアンダーライブにおいて、センターが際立つこの楽曲がどう組み込まれるかは注目していきたいところです。楽曲『アンダー』はそのパフォーマンスの裏側にある余白をも想像する(させられる)曲ですが、それよりも視覚で直接ぶん殴ってくる『Under's Love』の今後の披露が楽しみです。

 卒業を控えたまあやとちまのいいところを合体させて最強の乃木坂46メンバーを作りたいんですよ~!というトムブラウンみちお的発想でこれからの活動の指針を示す絢音ちゃん。なんか見てみたいかも~!

 今月の「ここがすごいぜ井上和」のコーナーは、頑張り屋さんの菅原の咲月氏を見て「そんなに頑張っていたら、私だったら『頑張ってるんだ』って周りに伝えたいんですよ(笑い)」と、相手を立てると同時にハイなスペックをお持ちであるにもかかわらず身近に感じさせる人間味を見せてくるところ。また、菅原咲月さんが泣いてる時に井上和さんは笑顔でいると決めているとのこと。「笑顔は愛の処方箋」じゃん……。

 さくちゃんの『太陽ノック』の煽りを聞いたまあやが「絶対うまくならないで、あおり!」と煽るの最高。たしかに神宮の『太陽ノック』で聞いた「楽しんでくれてますかぁ~?↗」「いい思い出で帰ってくださいねぇ~?↗」が上手いのか下手なのかは分からないけど、あれずっと続けてほしいもんな。


CanCam【11月号】

【概要】
P.14-19, 44-45, 108-109,116-117 ①山下美月
(撮影:SASU TEI・山口謙吾・岩谷優一)
 ⊿ 朝ドラ出演裏話
 ⊿ 撮影オフショット

【雑感】
 くぅ~!かっちょいい~!な山下美月さんがカバーガールを務める CanCam11月号。巻頭特集のどれもが綺麗とかわいいとカッコイイがミックスされていて最高です。とろサーモンの久保田がかけていそうな眼鏡ですらおしゃれアイテムに変貌させるのはさすがモデルさん。

 連載では朝ドラ『舞いあがれ!』出演の経緯が語られています。過去にもヒロインオーディションを受けていたというのも初知りでしたし、セルフプロモーション的な考えも持って臨んでいたのはとってもクレバー。CanCamの現役モデルとしては初とのことですが、もちろん乃木坂46の現役メンバーとしても初。

 このメンバーを朝ドラに!というオタクの発言は、本心とともに簡単じゃないからこそのちょっとしたネタ要素が含まれることが往々にしてあると思うのですが、それを地で叶えてしまう山下先生はグループの星すぎます。これが急な抜擢ではなく、視線をグループの外に向けて、努力を重ねBSテレ東からTBSプライム帯、朝ドラと、着実に積み重ねてきた裏打ちされた実績を伴っているのもかっちょいいっす。


bis【11月号】

【概要】
P.4-13 ②齋藤飛鳥
(写真:野田若葉 文:Akiko Takada)

P.26-27, 46-53 ⑨与田祐希×筒井あやめ
(写真:松岡一哲 文:石津愛子)

【雑感】
 お散歩と炊き込みご飯が大好きな飛鳥ちゃん。某お兄ちゃんとウォーキングをしたあとに某お兄ちゃんと栗ご飯を食べるという企画を見てみたいものです。

 後輩との関係性にも触れており、ここ数年の飛鳥ちゃんの後輩たちに対する接し方の変化の話はもう語るまでもないと思いますが、新しく加入した後輩たちの肝の座りようにも驚きます。齋藤さんだぞ。本誌であっさり24歳の目標を口にした飛鳥ちゃんですが、ハマさん及びハマスカスタッフがこのインタビューを読んでいないことを願うばかり。

 よだめんデート企画はゆる~い癒やしの時間が流れていたんだな、ということが紙面越しにも伝わってきました。とにかくあやめちゃんを羊にしたい与田氏。そのうち首輪を付けて散歩したいとか言い始めそうでちょっと怖い。


月刊エンタメ【11月号】

【概要】
P.25-27 ②阪口珠美×吉田綾乃クリスティー
(写真:荻原大志 文:大貫真之介

P.28-30 ②金川紗耶×弓木奈於
(写真:荻原大志 文:大貫真之介)

 たまてぃー対談では阪口珠美ちゃんが鈴木絢音さんと北野日奈子さんに相談を持ちかけたというエピソード。9月頭に更新されたインスタグラムにその様子があるので、時系列的に北野日奈子さんがたまちゃんのことを気遣う言葉を零していた先月の「FLASHスペシャル」後のことだと思われます。たまちゃんだけでなく北野日奈子さん側からしても胸のつかえがおりる出来事だったのではないかと想像できます。

 あやてぃーからは30枚目アンダーライブ前に葉月と麗乃ちゃんと3人でライブスタッフに進言しにいったという話が聞けました。アンダーライブを「良くするために」という意味も含んでいるのでしょうが、「守るために」やるべきことを提案した、という言い回しはたまらないですね。

金川:奈於ちゃんは初手で絡んでも分かるポンコツさを目の当たりにします。
 
弓木:目の前にいます。
月刊エンタメ 2022年11月号

 そこいらのなろう小説よりもスピーディーに読者を異世界へと引きずり込む2人、これがノンフィクションだから恐ろしいです。過去に自分のキャラクターの悩みを涙ながらにやんすけに相談した時のことを「私、泣いてたよね。ウォウウォウウォウウォウ。」と回顧する弓木。記憶する限り彼女は過去に「沈黙の金曜日」の『コウモリよ』事件、あむあむブロック事件、コロナによる沈金欠席時にウォウウォウ泣いていたらしいのですが、この時はウォウウォウマシマシのウォウウォウウォウウォウ泣いていたとのことなので事態の深刻さがより伝わってきます。

 30枚目シングルで初選抜になった2人に今後を問うと、2人とも共通して「今があるのはファンのおかげ」と答えていました。それぞれの主戦場は違えど、そのファンたちは本人らが持ち合わせていた人を笑顔にするキャラクターと実直さ。そして孜々として活動に励むことで得たものだと思うので、そんな人を魅了する彼女たちの活躍をこの先も柔らかい目で見守っていきたいですね。


9月のいっちゃんいいやつ

 グラビアは「CanCam」の山下先生。インタビューは乃木坂46新聞の飛鳥ちゃんと賀喜遥香さん対談。大掃除前の積みあがった雑誌たちが徐々に傾き始めたら今年ももうすぐ終わりか~って実感しますよね。おしまい!

2022年10月27日
エメリンゴ

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