飛鳥とまあやで対談してよ!な話
Twitterで吐き出してもよかったけど、140文字に収めるのは難しそうなのでこちらで殴り書き的につらつらと。
「生田絵梨花が天井になってからもう一年か。」「格付けで秋元真夏が豚肉と牛肉を間違えたのは今年だっけ?」と、時間の流れの早さを実感する今日この頃。ふとカメラロールを漁っていたら、こんな画像が出てきました。
乃木坂46は今年も様々なコンテンツでファンに楽しみをもたらしてくれましたが、なかでもこの「乃木坂46時間TV 『はなれてたって、ぼくらはいっしょ!』」は多くの人の記憶に残るイベントだったと言えるでしょう。そして、個人的に印象的だったのが期別企画「一期生 9年目の同期会」での一コマ。
和田まあやと生田先生のホクロチャレンジや、1200万円もする怪しい絵画の話ではありません。一期生の懐かしい思い出話や本音トークの方。「乃木坂46の転機はいつか」「初めて会った時の印象は?」などの会話が繰り広げられるなかで、飛鳥が「(私が)キャラを変えたら戸惑うか?」というテーマを提示しました。
いちごみるく的なアレや毒舌的なソレに代表されるように、飛鳥ちゃんはこれまで変面のごとく様々な顔を見せてきました。いつか乃木坂工事中で初期のブログ音読会をやってほしいという願いはまた別の機会にするとして。
そんな飛鳥が「(私が)明るくなったらみんな戸惑うかな?」と口にしたわけですよ。
戸惑わないよ!
だって飛鳥は明るかったじゃん!
飛鳥の言葉を聞いたまあやは、即座にこう答えました。いやいや…つよっ。
その後も年少組の星野みなみと共に「飛鳥のあの輝きをもっとほしいのよ!」「あのとき楽しかったよね~」「大好きよまあやは、飛鳥のこと」と火の玉ストレートを連投。その言葉の裏には「昔みたいに気軽な気持ちになってくれたら嬉しいな、という思いがあった。」と、のちにラジオ(「乃木坂46の『の』 #378」)で明かしています。そんなまあや達の思いを察してか、飛鳥も「じゃあ(昔のように)戻ってみようかなぁ。」と零しました。
仮に飛鳥がキャラ変(※)したとしても、各々のメンバーが各々のアプローチでその変化を肯定することでしょう。でも そこでド直球でぶつかることができる まあやの存在は凄く尊いなって感じたんですね。上述の「戸惑わないよ!」発言後に「なんで一人が好きなの?」と、混じりけなしに真正面から向き合えるの まあやくらいじゃない?って思うわけですよ。
(※)明るくキャラ変というよりも「以前のように目に見える形で周りへ歩み寄る」ということを示唆していたのでは?と推察しております。飛鳥ちゃんが明るい・ノリがいいというのは、本人が否定こそすれど方々から聞こえてきますからね。
思い返せば、2019年7月に公開されたドキュメンタリー映画『いつのまにか、ここにいる』で、飛鳥ちゃんはメンバーに自分のことをあまり知られたくないということを告白し、その理由として「嫌われたくないからなのかなぁ。」と自己分析していました。
その言葉に表されるように、いつからか彼女は日々大きくなる歓声に反比例するかのように、一歩引いた位置から物事を見るキャラクターに落ち着いていた印象です。ところがですよ。ここ1,2年の飛鳥ちゃんを振り返ると、それとはまた違った一面が見えてきたんですよね。
焼き芋アイス大好きっ娘の梅澤美波と定期的にチートデイを共にする契約を結んだり、彼女の頭を悩ませていた完璧主義という壁を壊すお手伝いをしたり。先輩ナメ子こと山下美月とはイジりイジられの関係性を築いたり、センターとして悩みを抱えていた山下に寄り添ったり。大園桃子には「私のためにも頑張ってくれませんか?」という言葉も届けています。
梅澤(「Walker+」「M-ON! Press」)
山下(「BRODY」 2021年2月号)
大園(「BOMB!」2018年12月号)
彼女は一期生の中でも特に早い段階で二期生と交流を図っていた過去がありますが、ポジションや年齢が近く、横並びの側面が強かった当時と、より先輩色が強くなった今とでは、同じ「後輩とコミュニケーションをとる」でも意味合いがだいぶ異なって見えます。2017年の『逃げ水』期にはこんなブログも更新していましたね。
飛鳥ちゃんにどのような心境の変化があったのか。心の機微を察することはできませんが、でも確実にプラスの方向に変化していると感じるのです。当然、周りが飛鳥への接し方を変えたという外的要因も考えられるとは思います。飛鳥が変化し周りの接し方が変わったのか、はたまた周りのアプローチの仕方が飛鳥を変えたのか。鶏が先か卵が先かは分かりませんが、どちらにせよ飛鳥が前より心の受け皿を大きくしたということは確かだと思います。
そんな変化やら進化やらしてきた飛鳥ちゃんに対して、初期から一貫したスタイルを確立している和田選手。そんな彼女には「愛されまあや」というあだ名があります。このようなハードル高めな二つ名を今でも錆びることなく持ち続け、ありのままに近い姿で周囲を笑顔にするまあやは稀有な存在というほかありません。
もちろん、彼女も表に見えている明るさだけでここまでやってきたわけではありません。中学2年生の時に広島から上京してきたまあやは、学業や芸能活動に不安を覚えることも多かったと語っています。ですが、彼女のまわりには優しくお茶目なお姉さんメンバー達がいました。そんな温もり溢れた環境に身を置いたまあやは「自分もあんなお姉ちゃんみたいになりたい。」と考えるようになったとのことです。
(「EX大衆」2019年1月号)(公式ブログ)
同期会での件の言葉には「飛鳥の明るさをより前面に出してほしい。」という願いだけでなく、まあや“姉さん”なりの飛鳥ちゃんを思い遣る優しさも含まれていたのかもしれません。
なんだか話があっちゃこっちゃとっちらかってしまいました。結局何を伝えたいのかというと、二人が今(これまで)のお互いをどう思っている(た)のか、飛鳥ちゃんの同期会での発言の真意はなんだったのか、ものすごく気になるんですよ各媒体さま!ってことを言いたいんです。
グループのなかでの立場も違いますし、両者のキャラクター(遍歴)も相当離れた位置にあると思います。それでも二人の関係性を見ていると、当時をよく知らない自分でもどこか懐かしさを感じ、見ているこっちの心がほっこりするんです。そんな飛鳥とまあやのお話を聞きたいんですよ。
また、まあやにしか触れられない飛鳥の引き出しがまだあるんじゃないかな~という目論見もあったり。「まあやの前で取り繕う必要ないよね」「まあやに対しては小手先で誤魔化すようなことしたくないよね」みたいな。彼女にはそんなことを思わせる力があると感じるんですよ。もちろん懐かしの思い出話 ~黒歴史のプリクラを添えて~ も大歓迎でございます。
余談ですが、同企画で数年後に同窓会をやろうという話になった時も、ひっそり陰を潜めていた飛鳥に「実家の住所は知ってるから」と謎のドヤ顔を見せたまあや選手。発言者が違えば脅迫にもなり得るこのセリフに、タジタジしながらも顔を綻ばせていた飛鳥ちゃんが印象的でした。最近は樋口日奈・星野・和田の年少組で飛鳥家に突撃&ホームパーティー計画が進行中だとか。いつの日か実現するといいですね。ぶつくさ言いながらもニヤつく飛鳥ちゃんの姿が目に浮かびます。
余談の余談ですが、2020年12月26日に配信された『まなったんのデキる嫁キブン』内で、飛鳥宅には未だ誰も招き入れたことがないという話になりました。真夏が「呼んでいいとしたら誰?」と問いかけると、飛鳥は「くれば?じゃあ。」「嘘だよ。」と思わせぶりなことを口に。これは本当にブラフだったんですかね。今の飛鳥なら、メンバーを家に呼んでも構わないって結構本気で思ってるんじゃないかと邪推してしまいます。
「9年目なのに」か「9年目だから」か、どちらが適切かは自分でも分かりませんが、2020年にもなって一期生を好きになる余白がこんなにも多く残されているとは思っていませんでした。Twitterに吐き出す程度のことをササっと書くつもりが、蓋を開けてみれば横道に逸れてまくってしまいましたね。以上、飛鳥とまあやで対談してよ!な話でした。おしまい。
2020年12月30日
エメリンゴ