見出し画像

オンラインの功罪


最近、オンラインで参加できる研修が増えて助かっている。

移動時間と旅費を節約できるし、なかなかお会いできない先生のお話を聞けたりする。

ただ、遠方へ時間とお金を使って赴いていたころに比べて、自分の本気度が下がっている感は否めない。「絶対、何かをつかみ取ってくるぞ」という気概に欠けている。

でも、今日こそは目からウロコ落としちゃうぞ、と思って入室ボタンを押すものの、例えば、オンラインの授業見学だと、子どもの発言やつぶやきがはっきり聞こえなかったり、ワークシートに何と書いているのか見えなかったり、なんだかがっかりしちゃうのである。

一方、リアルで授業を見ると、「なるほど」と膝を打ちたくなるような発言をする子や、授業の初めと終わりを比べると目覚ましい成長を遂げたりしている子が必ずといっていいほど見つかるものだ。授業のもつ息遣いというか、温度が伝わってくる。

たぶん、自分の好きなように視点を定めて見られるところに鍵がありそうだと思う。

サッカー観戦で、YouTube配信やDAZNもありがたいが、現地観戦もやめられない、というのと同じことでしょうか。

オンラインのよさも享受しながら、リアルでの学びもたいせつにしたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?