雨粒

『雨粒』



何万とも

何億とも

何兆ともしれない

雨粒が

空高くより

僕の目の前に

降りてきている


このちっちゃな雨粒

一粒では

すぐに消えてしまうのに




僕の目の前の世界は

すっかり水の中


このちっちゃな雨粒たちは

世界へ

彩りを与え

命を繋いでくれる


だから



目の前に降り注ぐこの雨粒たちを

ただただ雨という

気象現象として

片付けてしまっては

あまりに

つまらないじゃないか


この雨に七色の希望を溶かして

明日のキャンバスへ

希望のアーチを描こう



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