最期

『最期』

過ぎ去りし日々は



私の目の前を過ぎて

光の中へと包まれてゆく

やがてこの体もまた

光に導かれ

灰となって

天(そら)を流れる風にのり

消えてなくなる


最期は笑顔でいたいのに

不思議と涙が溢れる


私は



動かなくなった自分の体をみている

落ちる涙は

遺したものを

焼き尽くして

浄化させてくれるようで・・


さぁ旅立とう

この星での旅は

終わった


さようなら・・


ありがとう・・









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