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2023/11/26 第37節 🆚福島ユナイテッドFC(H)

メンバー

【メンバー交代】
51分
岡田 → 中山
(永野 RSH → LSH、中山 → RSH)
66分
乾  → 夛田
若谷 → 平山
(前川 CF → CH、平山 → CF)
78分
村松 → 高吉
(長谷川 CB → RSB、高吉 → CB)

前節からメンバーの入れ替えは3名
OUT 加藤、エボコ、岡野
IN  田中、高吉、平山

スタッツ

基本スタッツ

スタッツは悪くない。ボール支配率も6割弱あり、北九州のペースで試合が進められたと思う。
シュートを引き続き二桁打てていることも良い点だと思う。
ただ、被枠内シュート9本は打たれすぎなので、ここは改善したい。

ゴール期待値

序盤は相手にペースを握られたが、20分過ぎから逆転して攻めることができた。やはりこの間にゴールを奪えていればその後の展開は違ったものになっていたのではと感じる。
その後はお互いにチャンスを迎えた時に、決めることができたかが勝敗を分けたように思う。
チャンスはしっかり作ることはできているので、攻撃陣は引き続き好調だと思える。

パスソナー・パスネットワーク

今節も平原が良い散らしをしていた。ゲームを作る右サイドとの絡みが多いので、この関係は維持しつつ、最前線へのパスや自らの持ち上がりが増えるとなお良いと感じた。
前川がこまめに下りてきてボールを収めてくれることが多く、ビルドアップの助けになっていたと思う。
最多パス数の長谷川はビルドアップの起点になっていることはもちろん、平原や乾のサポートを上手く出来ており、成長を感じる選手のひとりである。

試合の流れ

序盤は福島がボールを保持して北九州陣内で優勢に進めるが、9分に岡田 優希が放ったミドルシュートを契機に北九州が主導権を奪い返して、25分までは逆の展開に。しかし、これを耐えた福島が35分、ミドルシュートのこぼれ球を拾った上畑 佑平士からのパスを受けた森 晃太が押し込んで先制に成功する。
ハーフタイムにJFLの最終節が終了し、北九州のJ3残留が決定。ゴール裏のサポーターから歓声が沸く。
後半を1点リードで迎えた福島は、54分に雪江 悠人が頭で押し込んで追加点を奪う。
今季のホーム最終戦である北九州は、61分に前川 大河からのパスを受けた途中出場の中山 雄希が豪快に左足で蹴り込んで1点差とする。その後も押し込むが、福島が粘り強い守備を見せて逃げ切りに成功。福島は2連勝、北九州は3試合ぶりの敗戦となった。
[ 文:島田 徹 ]

良かった点

中央で頼りになる前川

やはり前川は中央にいてこそ頼りになる。持ち前のテクニックを活かして狭いスペースでボールを受けてくれるので、全体の押し上げに貢献できている。さらに今回のようにゴール前でボールを持つと、シュートだけでなく決定的なパスも出すことができる。
右前方で外へ広がりながらボールを呼び込もうとするスンジンを見つつ、後ろから走ってきた中山を確認して丁寧なラストパスを出したのは見事だった。
今シーズンは以前プレーしていたCHでも起用され幅を広げている。とても良い選手だと思う。

良くなかった点

やられ放題の左サイドの守備

岡田・乾という攻撃に振ったコンビを起用している関係上ある程度許容しければいけないのだが、今シーズン左サイドから崩されることが多い。
CBが対応して逆サイドからスライドしてくるのか、CHが穴を埋めるのかが不明瞭となっている場面が多い。
また、プレスバックが遅れてピンチを招いている部分も多いので、意識改革も必要なのではないだろうか。
チームの攻撃の中心となる二人だが、得点以上に失点が多くなってしまうなら考えものかなと思う。

順位表

すでに最下位は決定していたが、JFL最終節の結果J3ライセンスを取得していないクラブが1位2位となったため、他力で残留が決定した。

感想

この試合が大事なのはもちろんなのだが、それよりもJFLの試合経過が気になってしまっていた。
最後まで入れ替え戦の可能性が残る試合状況だったが、ハーフタイム時点でJ3残留が決定し安堵した。来シーズンはもうこんな思いはしたくないと誰もが思っただろう。
どんな形であれJ3残留はしなければならなかったので、運も味方にしてそれが成ったことは喜ばしい。
試合については、前半も勝つんだという気迫は見せていたが、後半になるとみんなプレッシャーから解き放たれたかのようにノビノビとプレーしていたように見えた。この苦しい状況は自分たちが招いた結果だといえばその通りなのだが、やはり選手たちのプレーから覇気や躍動感を感じられるのは良いなと感じた。。
今シーズンホーム最終戦、そしてコバさんにとってミクスタで指揮をとる最後の試合になった。
この5年間ジェットコースターのような成績になってしまったが、コバさんに始まりコバさんに終わる形は良かったと思う。
SDも務められていたので、地方クラブの運営がいかに大変だったことが窺える最後のスピーチともなった。これがどこまでいろんな人に響くのかはわからないが、クラブが良い方向に進んでいってほしいと思う。


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#Jリーグ
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引用元 
ギラヴァンツ北九州公式Twitter
ギラヴァンツ北九州公式You Tube
Jリーグ公式HP
SPORTERIA
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