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2023/11/19 第36節 🆚長野パルセイロ(A)

メンバー

【メンバー交代】
46分
エボコ → 中山
岡野  → 前川
83分
岡田 → 永野
90分
若谷 → 夛田
(永野 LSH → CH、夛田 → LSH)
90+3分
長谷川 → ミケル

前節からのメンバー交代は1名
OUT 永野
IN  野瀬

スタッツ

基本スタッツ

前節で感触を掴んでいたのか、2点リードされる展開から追いついた。終わってみれば全ての項目で上回っていた。
ボールを保持したいチームなので、支配率が60%程度あることがひとつの目安となるのかもしれない。

ゴール期待値

前半30分まで一方的な展開が続いていたが、そこから流れが一変。どんどんチャンスを作っていった。
後半の早い時間帯で同点に追いつくことができただけに、一気に逆転したかった。

パスソナー・パスネットワーク

平原が満遍なくボールを捌いているが、SHへのパスがほとんどない。
チーム全体としてまず中央へ縦パスを入れて崩したいこと、SHはアイソレーションして徹底的に1vs1で勝負させたいという意図が徹底しているように見える。
高めの位置取りをする若谷にボールが入り、村松と平原が支えて崩そうとする形も多く見られる。

試合の流れ

開始から長野が相手陣内に攻め込み、7分に先手を奪う。ショートコーナーから三田 尚希のクロスに山本 大貴が頭で合わせた。その後も長野のペースで進み、前半中盤の苦しい時間帯を切り抜けると、33分に追加点。CKのこぼれ球を近藤 貴司が鮮やかなボレーで捉えた。
北九州も40分に一瞬のスキを突く。ピッチを広く使ったビルドアップで、長野のプレッシングを回避。若谷 拓海のスルーパスに高 昇辰が抜け出し、1点を返す。ハーフタイムに2枚代えでギアを上げると、52分には同点ゴール。途中出場の前川 大河と中山 雄希が絡んだ流れから、乾 貴哉がクロスを送ると、前川が豪快なボレーで沈めた。
その後は一進一退の攻防が続くも、互いに仕留め切れず、痛み分けとなった。
[ 文:田中 紘夢 ]

良かった点

得点力の持続

前節から引き続き得点力が持続しており、2点差を追いつくことができた。要因として若谷を高い位置に置けるようになったことをあげたい。
若谷がゴールにより近い位置でプレーできるようになったことで本来の攻撃性能が発揮され、勝負球を放り込めるようになった。
それを下支えしているのが平原と村松である。平原が低めの位置でしっかりとボールを失わず組み立てをしてくれるおかげで、若谷の負担軽減と村松の攻撃参加に繋がっている。また、こぼれ球回収数も10と多く素晴らしい。
村松はその平原からのパスを受け、若谷や岡野ら前線へボールを供給していた。
このチームはCHのボールの持ち上がりや組み立てが肝なので、若谷と平原のコンビは現時点で最適解と言えるのではないだろうか。

良くなかった点

マークの甘さや失点の安さ

1失点目はマークや身体の付け方が甘い。2失点目はクリアする方向が拙い上に、シュートコースがポッカリと開いてしまっていた。これは今節のみならず今シーズンはずっと球際での甘さが目立つ。
あと一歩、あと半歩の差で相手のパスやシュートに届かないことが多く、ボールへの執念を感じられない時期もあった。
選手たちはもちろん一生懸命やっていると思うが、それらの積み重ねが今の順位となっているのかなと思う。

順位表

ドローに持ち込み勝ち点1を積み上げたが、19位宮崎も同じくドロー決着だったため、差は縮まらなかった。
これで北九州の20位が確定し、降格の行方はJFLの結果に委ねられることになった。

感想

もうシーズンも終盤なのでこんなことを言っている場合ではないのだろうが、2失点してから前半の内に1点を返し、追いついて追い越しそうなところまできたことに成長を感じた。若すぎるチームに逞しさが生まれてきたような感じがする。
また、ここに来てようやく最適な選手配置とバランスを見つけられたように思うので、おそらく行われるであろうJFLとの入れ替え戦に向けてしっかり熟成しておいてほしい。
それにしても前川のボレーシュートは美しかった!あれは現地で見たら大興奮だっただろうなぁ。


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#Jリーグ
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引用元 
ギラヴァンツ北九州公式Twitter
ギラヴァンツ北九州公式You Tube
Jリーグ公式HP
SPORTERIA
J LEAGUE Data Site

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