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「みんな生きててくれてありがとう」って語りかけてくれるサンボマスターに僕は涙が止まらなかった

こんにちは、ブライアン(@skinnybrian_tw)です。


今日さっき、仕事帰りのTwitterで、noteが#いまから推しのアーティスト語らせてという投稿コンテストを開催するって流れてきて、音楽が大好きの僕にとってすごく心踊りました。

好きなアーティストがもう居すぎてどのアーティストで書こうかな…ってさっき帰り際に寄ったスーパーで晩ごはんの食材選びながら、頭の中で考えてました。笑

僕にとっての推しのアーティスト。なんだろう…

推し多いけど、その中でも僕の人生を支えてくれている、たったひとつのアーティストがいます。

サンボマスターです。

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写真は、2017年12月に開催された、サンボマスター初の武道館ワンマンライブ「そのたてものに用がある」に行ったときのやつです。


この年はライブハウスのツアーもあり、更に4月に日比谷の野音でもワンマンがあったので2017年だけで3回ライブ行きました。



タイトルに書いた意味と想い

このnoteのタイトル、めっちゃ長いですよね。僕も初めてこんな長いタイトル書きました。Twitterでこのnoteシェアするとどう表示されるんだろうってハラハラしてます。w

実は2つ意味合いを込めています。

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1. このあとにも書くのですが、僕は2012年の福岡のワンマンライブ以降、ほぼ毎年サンボマスターのライブに行ってます。そして毎回泣いてます。泣かなかった回は無いです。

気づいたらいつも泣いてて、ライブの最後は「ありがとうーー!!」ってステージに向かって叫んでたりします。僕はよく最前列でライブ聴いてますが、あたりを見渡すとだいたいみんな同じ状況です。

そう、サンボマスターは曲も最高で、ライブはもっともっと最高です。

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2. そしてサンボマスターって、曲のタイトルが長いやつ多いんすよ。もう大体長い。w

ちなみに僕が一番好きな曲は「すべての夜とすべての朝にタンバリンを鳴らすのだ」って名前です。


・・・という2つの意味合いを込めてみました。同じファンにはこの感じ、刺さってくれるといいなぁ。



サンボマスターと僕の出会い

サンボマスターを初めて聞いたのは僕が中学1年生のとき。2005年夏。

当時ドラマ界を騒がした「電車男」というドラマがあるのですが、そのエンディングテーマに使われていた曲がそう。1番の有名曲である「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」です。

僕は当時、全然音楽に興味がなくて(このころ周りではORANGE RANGEとかが流行ってて、だいたいシングルCDみんな持ってた)。

そんな中、何気なくドラマ好きの母親と見た電車男。そしてエンディングテーマが流れる。

で、ラスト6秒くらいのところ。

「世界じゃそれを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!愛と呼ぶんだっっっっっっっぜえええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!」

って、山口くん(ボーカル:山口隆)が叫ぶんですけど。もうそれが僕の中で衝撃的すぎて。


当時のロックな曲と呼ばれるものって、(親の趣味の影響もあるけど)B'zとか、ロードオブメジャーとか、それこそORANGE RANGEとか。そう、これがロック。いわゆるバンドなやつ。って勝手に思ってた。

ただこの電車男のエンディングテーマを初めて聴いたとき、当時の僕の中で知ってるロックとはもう、なんかぜんぜん違う何かだった。

すぐ録画してたビデオテープ巻き戻して、エンドロールを確認。そしたら「サンボマスター」ってアーティストが歌ってる曲だとわかり、すぐ母さんに「サンボマスターのCD聴きたい!」って反射的に言ってました。

それで、やっとこさ母さんがレンタルCD屋で借りてきてくれたCD。

僕が生まれてはじめて、自分の意志で聴きたいと思ったCD。

それが「僕と君の全てをロックンロールと呼べ」という、サンボマスターの3rdアルバムでした。

もう、衝撃しかなかった。

どの曲でもめっちゃ叫ぶし、時には優しい感じで歌う曲もある。

そして歌詞が優しくて、ぬくもりがあって、ときには力強い言葉も来ると思ったら、最後には愛に溢れる言葉がやってきたり。


愛、平和、世界、あなた、あの娘、僕、君、美しさ、涙、君の声、二人…


アルバムのタイトルにも書いてるし、これがサンボマスターのいう"ロックンロール"なんだということを知る。全てはここから始まりました。他のアルバムも全部CD借りて、MDに落として聴いてました。

僕の中学時代の音楽の中心にはいつもサンボマスターがいました。そして今もいます。



初めて見たライブはYouTubeだった

中学から高校にかけても、ずっと音楽聴いて、そしてもちろんサンボマスターも聴いてたけど、ライブにめちゃくちゃ行きたかった。ただ、おこづかいが少なすぎてライブ行くチケット代もなければ交通費もありませんでした。


僕が高校を卒業した2011年。この年は、ある出来事がおきました。

東日本大震災。僕は今でもあの日を忘れていません。


実家が山口県下関市だったので直接被災はしていませんが、津波がくる瞬間をテレビ中継で見てました。何も言葉が出ませんでした。その場で泣きました。ニュースで東北が報道されるたび、僕にできること無いかな…どうしたらいいかな…と思いながら、Twitterで情報発信とか始めたのがこの頃でした。


その年の9月。福島県で「LIVE福島」という野外ロックフェスが開催されました。そしてこれにサンボマスターも出ます。そして、この6日間の模様がYouTubeで生配信されるということを知って僕はそれで見ました。

このLIVE福島にサンボマスターが出演したことには理由があります。ボーカルの山口くんが福島県出身だからです。僕はこれがきっかけで知りました。

山口くんは大震災以降に、福島県を応援するために福島県出身のメンバーを集めたバンド「猪苗代湖ズ」で「I love you & I need you ふくしま」という曲をリリースしています。


そしてLIVE福島。僕はオンタイムで生配信見ました。ライブ会場には直接行ってないけど、これが僕が初めて観たサンボマスターのライブでした。

これ、まじでぜひ観てほしいです。これがサンボマスターのライブです。

(このときのライブ、誰かがYouTubeで8年前に上げてくれたものが未だに残ってました。)


このときも、衝撃の連続。

曲中も想像以上に叫ぶ。山口くんが腹の底から、メチャクチャに「愛と平和」って叫ぶ。そして、そこにいる2万人の観客も「愛と平和」って叫んでる。そしてギターがくそかっこいい…。

そしてもともとの歌詞を歌いつつ、曲の最中に僕らに語りかけてくれる。


「新しい福島つくろうじゃねぇか!」


「悲しい言葉では何も変わんねぇからよ。夢を歌うんだ。夢を歌おうよ今日は!」


「きっと変わるから。きっと美しく福島変わるから。」


「それまでみんな一緒によ、俺と生きてくれよみんなよ!約束してくれっかい!!」



もう今でも思い出す。動画見返しても同じところで涙出る。

サンボマスターのライブで、山口くんが僕らにマイク越しで語りかけてくれる言葉には、温かくて、強くて、優しくて、人の心を動かすパワーが宿ってると思ってます。

そこで気づいたサンボマスターの魅力はやっぱり、ライブでしか味わうことのできない、ドラムの木内さん、ベースの近ちゃん、そして唄とギターの山口くんの3人が生み出す直球ストレートな演奏と、山口くんの語りかける言葉。

そして観客みんなでサンボマスターを一緒に歌うライブハウスの空間。これらが組み合わさって、初めて「サンボマスター」のライブが出来上がる。

僕はこのサンボマスターのライブが本当に好きです。大好きです。以来、2012年から毎年ライブ参戦しています。

タイトルにも書いてある「みんな生きててくれてありがとう」という山口くんの言葉は、今年の5月に参戦したJAPAN JAMという野外フェスで、「輝きだして走ってく」という曲中で僕らに語りかけてくれました。

僕がサンボマスターのライブでいつも泣いてしまうのは、もともと涙もろかったりするところもあるのですが、LIVE福島のライブにもあるように、山口くんが語りかける言葉にいつも心打たれて、そしたら自然と涙が出て。僕はそこからいつも元気をもらってます。



さいごに

ここまで辿り着いた方へ。

こんなくそ長い文章読んでくれて本当にありがとうございました。

いくら企画名が「#いまから推しのアーティスト語らせて」と言えどちょっと語りすぎた気もしますが…いや、語らせてなので語っていい回です。今回は勘弁してください。僕のサンボマスター愛をここまで言語化できたのは自分でも驚いています。


また今年も、来年も、再来年も。僕はサンボマスターのライブに行っては、みんなで一緒に歌い、「こんなもんじゃねぇだろ!!」と山口くんから煽られながらも暴れ(ケガしない程度に)、そして最後には強くて優しい言葉を僕らに語りかけてくれて。このときだけは嫌なことも忘れて、僕らは涙を流すんだと思います。

こんなに、なにもかもズルいバンド、僕の人生の中ではサンボマスターしかいません。


サンボマスターのライブが終わった後に僕は、いつも叫んでる言葉があるのですが、このnoteでも叫んで締めようと思います。

「ありがとーーーーう!!!!!!」

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