AIはどう問題解決を変えるのか?~情報収集~
みなさん、こんにちは!
スキルベース高松です。
AI×問題解決をテーマにnoteを書き始めました。
今日はその第2回です。😎
第1回:AIは問題解決をどう変えるのか?~問いをつくる~
第2回:AIはどう問題解決を変えるのか?~情報収集~
第3回:AIはどう問題解決を変えるのか?~ディープラーニング
第4回:AIはどう問題解決を変えるのか?~魔法の言葉探し
第5回:AIは完璧なのか?~元データは正しいの?
第6回:AIは完璧なのか?~その精度は100%正しいのか?
第7回:AI時代に実は一番大切なのは〇〇力
第8回:AI時代の問題解決力とは?
第9回:AI時代の問題解決力の高め方 その1
第10回:AI時代の問題解決力の高め方 その2
今日のテーマは、
「AIはどう問題解決を変えるのか?~情報収集」です。
前回の記事はこちらをご覧ください。
今日の本題に入っていきましょう。
AIは、問題解決の「情報収集」にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
問題解決において「情報収集」は超重要なプロセスです。
現場で何が起きているのか情報を収集することが、インパクトある解決策につながります。
まずは少し時代を遡りながら、情報の価値について考えてみましょう。
コンサルティングファーム黎明期だった1970年代、1980年代、この情報収集は大きな価値だったと聞いたことがあります。
その頃は、まだインターネットも存在しませんでした。
国境の制約もあり、各国のベストプラクティスが他国に展開されるには時間を要しました。そこで、コンサルティングファームは、各国のベストプラクティスをナレッジとして蓄積し横展開することで大きな価値を発揮しました。
インターネット普及後は、情報の希少性はそれまでと比較すれば落ちたものの、すべての情報がネットに落ちているわけではありません。また、フェイクニュースと呼ばれる嘘の情報もネットには沢山存在するようになっています。
真実は現場に落ちている。ネット検索だけではなく、キーパーソンへの情報収集がとても重要となってきます。最近では、すぐにインタビュー相手を探せる便利なプラットフォームもできています。また、SPEEDAを代表するような便利なデータベースも整備されてきました。
そんな情報収集がAIによって、どのような影響を受けるのでしょうか。
今日は④~⑥のポイントを見ていきます。
④LLM
最近よく聞くLLM!
LLMとは、Large Language Modelsの略語です。
日本語でいうと、大規模言語モデルと呼ばれます。
昨今のChatGPTブームが起きた一つの要因がこのLLMと言われます。
これまでは考えられなかった規模のデータベースができたわけです。
データ量の進化はこのグラフを見ると明らかです。
ChatGPTやBingを使ってみると体感できますが、質問したことを何でも知っているような感覚をもってしまいます。
質問したことに対応できるだけの大量のデータが揃っているのです。
ただ、もちろん、すべてのデータが入っているわけではありません。
GPTの最新データは2021年9月までとなっていますし、そもそもすべての情報がネット上で手に入るわけではありません。
⑤LangChain
次におさえておきたいポイントがLangChainです。
LangChainを活用することで、AIが最新DBで調べものをしてから回答を送ってもらうことが可能になります。
最新の情報がデータベースにはいっていなくても大丈夫ということです。
LangChainについてはこちらのブログをご覧ください。
大規模データベースが構築され、さらには、LangChainという技術もあれば収集できるデータは大量、かつ最新のものとなります。
⑥独自ベータベース
自社がこれまで蓄積した情報を活用して独自データベースを開発する流れも進んでいます。
有名な事例は、弁護士ドットコムさんの取り組み。
これまでの法律相談のログはすべて残っているわけで、それをデータベースにいれたら、すごい情報になります。
過去のこういう質問に、専門家はどう答えていたのか。
過去の豊富な事例を活用すれば、今後、同じような質問が来た際に、即座に回答ができるのです
自社だけの情報を蓄積することが出来れば、他社に対する差別化につなげることができます。
弁護士ドットコムさんのプレスリリースはこちら。
今後の動きが気になります。
これ以外にも色々な動きが出ていますね。
気になる方は、「独自データベース」で検索してみてください。
まとめておきましょう。
これまで以上に大量のデータに容易にアクセスできるようになりました。ただし、すべての情報がネット上に存在するわけではありませんので、希少な情報源を持つことは今後も重要だと思います。
今日はここまで。
次回は、
第3回:AIはどう問題解決を変えるのか?~ディープラーニング です。
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