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胸がジーーンとする感覚

ムネアツとかエモいとか、いうやつ?
最近の言葉でいうとそういう感覚かもという
お題。

半年ぶりぐらいに書きます。

ウエスティン都ホテル京都は
地下鉄東西線の蹴上(けあげ)駅から
すぐのところ、山の景色がすぐに迫りながらも閑静な街並みの中に重厚感のある建築物として存在していました。

実は初めて訪れたので、先ずは納品のために裏口を案内していただき、大仕事を済ませてから、ゆっくりランチビュッフェを楽しむつもりでいた。

というのも、間借りでワークショップを何度かいろんなところでしているとひょんなご縁ができるもので、そして私の伝えたいことのためにしているワークショップに共鳴してくれた方は、自動的に研究室の研究員と言う肩書きを授与するというお遊び的な要素を楽しんでくださる熱い研究員が1名発生し、その熱心な研究員は、ワークショップ中に質問をしてくれたり、実際のお仕事にも役立ててくださったりと、まさに持ちつ持たれつな関係に?なっていくのかなと期待反面、仕事のスピード感や、実績の差は歴然で、のんびりやっている自分が少々気恥ずかしく、彼女から
学ぶところがおおいにあり、羨望の眼でお仕事ぶりの片鱗がわかるSNSの発信をのぞかせていただいてたところ。急に種が足らなくなってきたので、当研究室の種の見積をと声をかけて頂いたのがきっかけだった。

さて、風格あるホテル内の一角に台湾の庶民的な屋台のオブジェや赤い提灯、観光大使のオーベアがなにげに飾られていて、一気に親近感が増し増し気分。2階にあるレストラン「洛空(らくう)」は一旦入ると天井が高く、広い窓には、京都の山の新緑がとても爽やかな借景となり、開放感抜群のビュッフェタイムに突入です。急な訪問なので、他に誘える人がいなかったのが残念すぎる。一人で楽しむにはもったいないほど美味しかった。
台湾フェアと銘打ったホテルの企画に参画、監修のお仕事も手掛ける彼女は薬膳の料理教室を主宰しながら、幅広く活躍されてる美人で熱い人でして、そんな彼女が今回メニューに本物の愛玉子ゼリーをとホテルに推してくださったために、私もこんな美味しいランチにありついたというわけです。

この日来ていると言っていた真紅のエプロンでお客様をエスコートするその彼女に声をかけてから席につくと、あとから総料理長まで来られてご挨拶していただくなど、ありがたい歓迎を受けるとお料理は更に美味しくなる。そのほかパティシエの方からゼリーの固まり具合の確認を受けたり、一般のお客様からのご質問に対応させて頂いたり、薬膳に携わるお仲間のご紹介を賜ったりと、エレガントなその空間で、何か、始めた頃には想像できなかったことが次々と起こった1日だった。

自笑しきり。
恥をかかないようにと、なるべく小綺麗にして、いつもより厚化粧、指先もおしゃれしてみたが、付け焼き刃はボロが出る、(笑)久しぶりにつけた
付け爪が外れるわ、スマホいじりにくいわ、
ストレスを自分で作るというアリサマ。
(帰りには外れた付け爪が、知らずしばらく顎について電車に乗っていたようだ、爆)

そんな私だが、、温かいお言葉やアシストをしてくださる彼女にジンとしたり、ホテルの設えにジンときたり、気持ちも忙しい1日だった。

彼女は私のワークショップで半ば強制的にお土産として渡した拙著の絵本を何度も読んでくれているという。「共生し合う」物語のコアなところの意味を感じ取ってくれているようで、愛玉子に出会えて良かったと共鳴したり、拙著のあつくるしい熱量が伝わってると思えて、なんかジンとした。

もう一人、パティシエの彼女が今回納品した種で、私が帰る前に早速試作してくれていて、(というのも、なかなか人気のあった愛玉ゼリーはもうすでに時間中になくなってしまっていて、私ももう一つ食べたかったのだけれど、もうなかった)
出来上がったゼリーを見せくれて驚いてくれた。
全然質が違うのだという。
その驚き様も、私が大いに喜べた出来事だった。
実は私も食べたときに、レモンシロップはさすがに美味しかったのだけれど、少し固さはゆるいなと思っていた。敢えてなのかな?とも思ったが、聞いて見ると、前の日に仕込んだら、水戻りも早いようで、なるほどどこの産地なのかは想像がついたがやはりそうだった。
別にその産地のものが悪いわけではなく、有名な分、偽物や混ざりもの、添加物入りもかなり出回っていて、しかも消費期限が異様に長いのは、ちょっと疑ったほうがいいかもしれない。
(古くなると、やはりペクチンの抽出力は低下する)

それは台湾茶でいうところのかつての凍頂烏龍みたいなものだ、ブランド名が先走り、偽物が横行するという現象。おかげでまずいお茶を掴まされた人から出る不評の噂が広まり、ブランド力が落ちる結果となり、本物を作っている農家が挽回に相当のエネルギーを要する羽目になった。愛玉の種も所詮農作物なので、供給には限度があるし、採れ高によっては供給が下回ることもある、だけど商売で必ず利益を得たいがために、ほかから持ってくる売り手もいるだろう。出どころが明瞭であることが安心につながるなら、私がやっていることは、少なからず誰かの役に立っているんだと、今回自信が持てたこと。
いやはや、でも商いって難しいもんだなと、帰りの電車いろいろ考えさせられた。

まだまだ愛玉子だけで食べていけるほどのことにはならないけれど、作ってくれている農家さんの思いを届けたい、台湾と日本をつなぐ一役になりたいと願う私の思いは、レストランを出るときに
観光大使のオーベアがいう「下次在台灣見!」(次は台湾で会いましょう!)の看板で胸がジーーンと変化した。妙な化学反応のようなムネアツな瞬間。
コロナ禍で、なかなか行き来ができない中、
観光協会の方の地道な努力で、台湾好きの人たちの心をあの手この手で繋げてくれている、
ランチビュッフェのお会計際、レジの前にご自由にお取りくださいと置いてある「干支ランタン」もそうで、今年寅年の私の気持ちをくすぐってくれて、思いの針の動きが止まらない1日であった。

最近、ありがたいことにコツコツとインスタに投稿しているおかげが?お茶屋さんを始めるというオーナーの方や台湾料理も好きというパン教室主宰の方や、新しい出店先に出すアイテムの一つとしてなどお声がかかることが少しずつ増えてきた。
今日久しぶりに再会した彼女ともまた会いましょうと約束して帰路についた。
(顎になんかつけながら…ww)
人生何が起こるかまだまだわかんないもんだな。
健康第一だな!ストレス溜めずに元気を貯めよう!とか言ってるとお財布はすぐに軽くなりますが、貯金より投資の世の中らしいので、自分に投資することにしてます。ではでは、また新しいことがまとめて起きたら、心の整理がてら書きとめます。





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