おうち英語でYouTubeを使うなら、これが正解!
一般的なyoutubeのメリットデメリット
YouTubeを子育てに利用する場合、さまざまなメリットとデメリットがあります。例えば、次のような点は良く言われます。
メリット
教育的コンテンツの提供
教育的な動画やアニメを通じて、子供が新しい知識やスキルを学ぶことができます。特に、言語学習や科学実験、アートやクラフトなどのクリエイティブな活動に役立ちます。
エンターテインメントの提供
子供向けの安全で楽しい動画を見せることで、リラックスしたり、楽しんだりする時間を提供できます。
アクセスの容易さ
いつでもどこでも視聴できるため、子供が興味を持ったときにすぐに学びや楽しみを提供することができます。
親の時間を作る
親が家事や仕事で忙しい時に、YouTubeの動画を見せることで一時的に子供をおとなしくさせることができます。
デメリット
コンテンツの質にばらつきがある
子供向けとされていても不適切なコンテンツが含まれている場合があり、慎重な監視が必要です。
過度なスクリーンタイム
長時間の視聴は、視力低下や睡眠障害、運動不足などの健康問題を引き起こす可能性があります。
依存性のリスク
楽しい動画に夢中になることで、他の遊びや学習に対する興味が薄れる可能性があります。
広告の問題
無料版のYouTubeでは広告が表示されることがあり、子供に不適切な内容の広告が流れるリスクがあります。
親子のコミュニケーション不足
子供が動画に夢中になることで、親子のコミュニケーションの時間が減少する可能性があります。
正直、私的にはメリットNo1はズバリ「親の時間を作る」なんですよね。料理とかワークフロムホームとか、親が手を離せない時に子供をくぎ付けにしといてくれると有難いと思った親は多いはずです。
しかし、デメリットは完全に全て当てはまる気もします。この際に、YouTubeを使うならどうするのか?をまとめました。
No1. 目的を決める
我が家の場合は、英語力の維持向上が主な目的です。
その目的に適ったコンテンツは見て良いけれど、そうでないコンテンツはみせないようにしています。ディズニーの子供向け番組の英語コンテンツの日本語バージョンが観られる場合には、日本語の理解と英語の理解がリンクするので、広義の英語目的として観せてもいます。英語以外の目的としては、教育目的のコンテンツで面白そうなものは見せます。例えば、昔話とか童話の読み聞かせ、子供なら知っていて欲しい童謡や歌など。
No2. ハードウェアを選ぶ(スマホはNG)
スマホでYoutubeを見せるはやめましょう。
目が悪くなります。
家で見せる時は、TVでインターネットにつなげるか、大き目のPCのディスプレイで見せましょう。
No3. ブラウザを選ぶ(公告自動スキップ!)
ブラウザを選ぶのは意外かも知れませんが、極めて重要です。YouTubeは普通に見ると公告が挟まります。これは普通のブラウザを使う限りはスキップするためにわざわざ一定時間待ってからスキップボタンを押すという、効率の悪い作業を繰り返す必要があります。
でもBraveを使ってYouTubeを観れば、要らない公告は自動でスキップしてくれます!
こちらからダウンロードできます。
No4. コンテンツを選ぶ
ここから段々本題ですね。
対象別に我が家で良く観たものを挙げるその前に、最も大事な作業があります。
4-1. 排除すべきコンテンツを徹底的に排除する
YouTubeのコンテンツは、子供たちの欲望をうまーく書き立てるようなコンテンツは再生回数が当然高くなります。投稿者がビジネスとして小銭稼ぎにやっているようなコンテンツを観せても、あざとい投稿者を利するだけでこちらには一つもメリットがありません。
たとえば、自分の子供が公園やオモチャで遊んでいるだけの動画を流して有名になったYouTuberもいたと思います。相当稼いでいるようなので多くの子供たちが「他人の子が遊んでいるの見てるだけ」という無駄な時間の過ごし方をさせていることが分かります。アンパンマンのキャラのぬいぐるみやオモチャで遊ぶ動画などは典型例でしょう。
おもちゃの紹介動画、子供が遊んでるだけの動画は子供の視聴率を上げるには正しいのでしょうが、こんな無駄な動画は親は絶対みせてはいけません。
YouTubeの番組一覧で、観たくないコンテンツの右下のボタンを押すと下のようなプルダウンメニューが出ます。
ここで「興味なし」を選択すれば、そのコンテンツは推奨から外れます。
一個消すだけでは、一個しか推奨から消えません。子供向けの悪いコンテンツを削除する作業は場合によっては数時間やる必要があるかも知れませんが、その価値はあります。YouTubeのリコメンデーション・エンジンも最近は性能が向上していて、ネガティブ・リストを登録しておくと、似たようなコンテンツでも望まないコンテンツは出にくくなります。
4-2. 見せたいコンテンツに集中する
無駄なコンテンツを見せる時間は無駄ですが、見せたいコンテンツを見せるにも取捨選択が必要です。親が見せたくても子供が見たがらなければ意味がありません。
よって、月齢、年齢に合ったコンテンツを集中的にみられるようにするのが良いでしょう。つまり、シリーズ再生やループ再生機能があるので、それを使いましょう。同じ英語のリズムを繰り返し聞くことで、子供の脳に英語がインストールされていきます。
特に、再生速度は重要です。最初は標準速度よりも遅くして聞き取りやすくすると、キャッチ出来る単語が増えて、本人も理解度もあがりコンテンツが楽しめます。
2-3歳:この年齢は男女はあまり関係なさそうです。以下のコンテンツが私の個人的なお勧めです。
Cocomelon: 元祖、幼児向けの英語コンテンツです。非常に完成度が高いです。何故ならば、子供が学ぶべき生活習慣や態度について、楽しく分かり易く、歌を歌いながら教えてくれます。ゴミの捨て方、友達と遊ぶ時にシェアするといいこと、歯磨きの習慣、お風呂の習慣、残さず食べる習慣、有名なおとぎ話、そういうことを動画と歌で教えてくれるので、子供たちにすんなり入っていきます。
ところで、Cocomelonが人気なために、登場人物が良く似たようなパクリ動画も沢山あります。ちょいちょい中国アピールしてきたり、韓国アピールして来たり、再生回数を稼ぐために教育的なコンテンツから乖離していたりします。この辺は親の目がキラリと光って速攻削除しなければなりません!
Super Simple Songs: 英語のお歌という意味では、こっちの方がおススメです。有名なメロディーが沢山あり、中身も楽しいので子供も大好きです。親も気に入る曲があるでしょう。出来れば、寝かしつけに歌ってあげると親子のきずなも深まるというものです。
お受験したい方向けのこぼれ話ですが、昭和小学校のお受験では"head shoulders knees and tows"が体験授業で出てたりしましたが、どんどんレベルが上がること間違いなしなので、英語のお歌を知っておくのは良いと思います。
Bounce Patrol: 外人のYoutuber達が楽しそうに歌ったり踊ったりしながら英語を教えてくれる内容です。phonicsなどもおススメです。
その他:良いコンテンツは他にもあると思いますので、適宜追加して頂ければと思いますが、正直上だけで十分な気もします。
4-5歳:この年齢になってくると男女でコンテンツの好みが変わって来るでしょう。男の子は強そうなキャラが出てくるのが好まれるでしょう。女の子は可愛いお姉さんが出てくるのが良さそうです。でもあまりそういったことは関係なくコンテンツとして面白いものも沢山あります。
Fairy Tales and Stories for Kids:有名なおとぎ話や昔話を元のお話に割と忠実に再現しています。ディズニーの映画に慣れている人は多いと思いますが、その元々のお話があったことを覚えていて欲しいなと思いみせていました。人魚姫ももともは割と救いのないお話だったりして割と新鮮です。ちょっと難しめなのですが、インターに通っている前提なら、5歳くらいでいけるのではないでしょうか。
Scary flying shark: 我が家の男児がお気に入りだったので掲載しています。有名な歌でバリエーションが沢山あるのですが、4~5歳の頃結構気に入って、歌詞を覚えて歌えるように練習していました。有名なので幸い歌詞はインターネットで拾うことが出来ました。大事なのはこの曲ではなくて、気に入った曲を体で覚えて歌えるようになることです。親も一緒に覚えて歌えるようになりましょう!
6-7歳:年長さんから小学校1年生くらいまで幅があるので、結構劇的に興味のあるコンテンツや理解できる幅が広がって来ると思います。子供の成長に合わせてコンテンツを選ぶと良いでしょう。
Peekaboo Kidz:うちの子がインターの休み時間に先生に見せてもらったのが始まりで5歳の後半頃からお気に入りでした。科学的なテーマを面白く教えてくれる教育的な内容です。火山の噴火のメカニズム、太陽系の星々の話、生命の進化の歴史の話、病気の原因の話、とても教育的なのでおススメです。
Wild Kratts:男の子向けコンテンツですがカッコいいお兄さんたちが野生動物の能力を獲得できるスーツを着ることで、他の動物を助けたり様々な課題をチームで乗り越えていくお話です。
National Geographic:いわずと知れたナショジオ。クオリティの高いコンテンツなのでおススメですが、ちょっと話題の幅が広すぎて、気に入ったコンテンツに行きあたるのが大変かも知れません。
Nat Geo Kids:そんな時はナショジオキッズです。もっと親しみやすいコンテンツが沢山あります。
Henry the PaleoGuy:生命の進化の歴史にフォーカスしたコンテンツです。結構アカデミックな内容です。7歳にはちょっと早いかもですが、時々見る程度なら良い内容かなと思います。
ところで上記には、ディズニーコンテンツには敢えて触れていません。ディズニーは我が家ではDVDで日本語と英語を変えたり字幕を英語にしたりして観るようにしているのでYouTubeではあまり視聴していません。
ディズニーコンテンツは音楽も良いし英語も子供にも聞きやすいのでお勧め度は高いのですが、せっかくならDVDで観られるといいかなと思っています。
以上、皆さんのおうち英語のご参考までに!