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旬の食材の薬効-蓼-見逃せまん!活性酸素除去、動脈硬化・老化等の予防、便秘・消化等にいい

蓼食う虫も好き好きの蓼の旬は

あゆの解禁といえば、蓼食う虫も好き好きと言われる蓼の旬です。
あゆの塩焼きに添えられる蓼酢は定番です。
蓼は、ピリッとした辛みが堪りません。

蓼は、河原や田んぼの畦に自生する1年草です。
蓼の旬は、鮎の解禁の6月頃から10月頃になります。

蓼の栄養素は?

食べられる蓼は、ヤナギタデの変種の
・紫蓼
・ヒロハムタデ
・アザブタデ
・イトタデ
などがあります。

メタデ100g中の栄養素をみると、
特に
・ビタミンA (410μg)
・ビタミンE (4.8mg)
・ビタミンK (360μg)
・ビタミンC (67mg)
・カリウム (140mg)
・マンガン (7.66mg)
・食物繊維 (6.3g)
が多いです。

ビタミンAは、1日の必要な摂取量が成人男性850〜900μg、女性650〜700μgですから、蓼100gで1日の約半分摂れます。
その他については
ビタミンEは約1日分
食物繊維は約1日分の1/3
ビタミンKは1日分の約3倍
ビタミンCは1日分の約2/3
マンガンは1日分の約2倍
です。

蓼の栄養素については、以下のメタデ-カロリー/栄養成分をご覧ください。

蓼の効果効能は?

民間療法では耳に虫が入った時、生汁を絞って耳に垂らすとよいと言われてます。

夏に食べたいスイカや蕎麦の食べ過ぎて食あたりしたら、生の蓼の葉と茎をすり潰しに同量の下ろし生姜を混ぜ合わせを茶匙1杯飲むといいとされてます。

また、蓼の辛みが胃壁を刺激して胃液の分泌を促がし消化を助けます。

蓼にはビタミンA、ビタミンC、ビタミンEが多く含まれていますから、活性酸素の働きの抑制や活性酸素の除去の働きにより動脈硬化の予防や老化・がんの予防効果などが期待できます。

ビタミンKは、骨の中にあるカルシウム結合タンパク質を活性化し、カルシウムの沈着や流出を防ぐ働きがあります。ビタミンKは、コラーゲンの生成を促し骨質を改善の働きがあり骨粗しょう症に有効といわれています。
骨粗鬆症の予防にカルシウムを多く含む食材と取り合わせて食べたいですね。閉経後の女性にとって有難いビタミンの一つです。

マンガンは、
・たんぱく質、糖質、脂肪を消化吸収する酵素を活性化
・血液やビタミンE複合体を体内で血液の生成に関与
・体内の消化作用補助
・骨の石灰化や骨や靭帯、神経を強化
・脳の下垂体の機能を高める
・性ホルモンの合成に関係
の働きがあり、これらの効果も期待されます。

更に、蓼には1日に必要な食物繊維の1/3含まれていますから、便利解消や腸内環境にもよい食材です。

蓼は、このように効果が期待出来る食材です。一度に沢山食べることはないですが、出来るだけ摂取したい食材です。


蓼を使った料理

⚪︎蓼酢
蓼酢は、とろみをつける方法とつけない方法があります。

材料の目安は
蓼   ひと束(30gくらい)
酢   大匙1
だし汁 大匙1
醤油  小匙1
ご飯  小匙1とろみをつける時
です。

蓼はきれいに洗って、葉を取ります。
葉のみを粗く微塵切りし、すり鉢に入れてよく擦ります。

とろみをつける時はご飯を加えて更に擦って滑らかにします。

調味料とだし汁を加えて味、とろみを調整し、布巾で濾します。

◯蓼をつまに添える
蓼を刺身のつまや冷奴に、細く千切りして添えます。
蓼の辛みは食をすすめますから、梅雨時や暑い夏に添えるといいです。

◯蓼のその他の使い方
蓼も使いやすい食材で、色々の料理に使えます。

サラダに葉を切らずに添えても切って添えてもいいです。

蓼酢のように、たれに加えてサラダなど使うことも出来ます。

熱を加えると蓼の辛みが消えますがお浸しにも使えます。

色々と創意工夫して蓼の旬がたのしめます


一言
蓼も骨粗鬆症にも効果が期待出来るビタミンKをはじめ、からだに大切な栄養素が豊富です。

河原などで見かけたら、農薬が使われてない地の蓼を一部は残して摘み取って活用したい食材です。
然も摘み取って鮮度の高い家計にやさしい蓼を是非試していただきたいです。

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