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電車の中から広がる世界を見た

東京に8年ぶりに帰ってきて、今年で4年目になる。
久しぶりに乗った山手線や丸の内線は相変わらず窮屈で、体から酸素が足りていないという悲鳴が聞こえてきそうなくらいしんどい。
 
その前にいた広島では、主な交通手段が自転車、もしくは車だったものだから、反動が大きい。
 
そんな話を知り合いとしていたんだけど、ずっと東京に住んでいる身としては、コロナ明けで人が戻ったとはいえ、全盛期の60%くらいの混雑らしい。

思わず、まじで嫌、という本音がでたよね。

そんな満員電車でぼくのやれることはあまりなくって、基本的には目を瞑って音楽を聴くか、変わり映えしない吊り広告をこれでもかと暗記するくらい繰り返しみるかなんだけど、ちらちらと周りの人のスマホの画面も見えてしまう。
 
それ自体は別に大したことないんだけど、パズドラをする人、YouTubeやXを見る人、熱心にTikTokのおすすめをめくっていく人、株の値を見る人、ニュースアプリを見る人など、狭い空間の中でみんなそれぞれがそれぞれの世界で過ごしていて、その先にある生活があるんだなぁってふと思った。
 
電車の中から広がる世界を。
 

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Ko Okamoto
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