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写真がうまくなるためにぼくが心がけている、「そのうち」ということ

※つながる写真というこの連載は、365日毎日欠かさず、写真と日常と旅をテーマに写真と言葉で文章を綴っています。
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写真がうまくなる、というのはどういうことなんでしょうか。この手の悩みというか永遠のテーマは、きっと最後まで答えが出ることはない気がしています。

このテーマはぼくらが毎日を生きていること、周りや世界の環境や情勢や技術が日々とてつもない速さで変わっていっていることも関係があると思っています(自分の作品をその時代に合わせるかどうかはまた別の話になります)。

ただ、何にしても大事なことはその答えが出そうな瞬間、場面、時間、ヒト、モノ、コトに出会えるかどうかと、その時にシャッターを切れる心構えが、ぼくたちにあるかどうなのかもしれません。

実際、著名なストリートフォトグラファーや風景写真家の作品を見るたびに、よくそこに居合わせたなぁ(もしくは自ら作ったというのもあるだろうけど)と、二の次、三の次くらいに思うことはしばしばある。

と、ここまで書いてなんだかすごく緊張感をもって日々を過ごさないといけないんだなぁみたいな感じになってしまいましたが、今日はぼくが意識しているちょっとしたことを書いておこうと思います。

まず、スマホばかり見ての移動をやめること。
もし今この記事を街中で歩きながら読んでいたら、一旦閉じて周りや聞こえてくる声や音を感じてみてください。

それだけで、素敵な瞬間に出会えるような気がぼくはしています。

それと心構えについては、いつもポケットにカメラを置いておくこと。
その素敵な瞬間に出会えた際に撮れる準備をしておく。
で、それはスマホでもいいんだけど、ぼくの場合はricohのGRⅢをそばに置いています(といいつつ時々、コンパクトフィルムカメラとか他のカメラもいるけど)。

立ち上がりが早いとか撮って出しがきれいとかスペック的な話もありますが、ちっちゃくて毎日持ち出せるというところに尽きるなぁ。
時々、カフェのテーブルにおいてはあぁかわいいなぁとかやってます。


あともっとも大事なことは、こういうことを毎日しててもそんな簡単に出会えるようにはならないから、そのうち会えるってくらいの気概でいるようにしています。

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