見出し画像

バイオリンのきろく(21ヶ月目)

音階

今月はニ長調で途中から3rdに移動して2オクターブをやった。ポジション移動はドスンと移動してるから、ふんわりスライドするようにと言われた。全弓に8音入れようとすると特に下りはボロボロなので丁寧に弾けるようにしたい。
先週のレッスンでは伴奏なしで音階をやった。最近は音が合ってるかズレているか分かるようになってきたから、なんとか弾けていたと思う。
ボウイングは弓元で弾く時に弓先がブレていると言われた。前にも言われたので分かっているつもりだけど、なかなか安定しない。弓半分から下だけでボウイングを練習している。

エクササイズ

E線の4をスライドしてシとドを押さえるエクササイズがなかなかマスターできずに苦労した。シとドのスライドだけなら出来るようになったが、ソからド、ミからドのように音が離れるとドが下がってしまって上手く押さえられなかった。ドの位置を体に覚えさせるように何度も練習した。気持ちだけドを押さえる時は親指をいつもより上に移動させるとやりやすかったが、これが正解なのかは分からない・・・

「カノン」は耳馴染みのある曲ということもあり譜読みはすぐに出来たが、いざ弾いてみたら4分音符→8分音符→16分音符→32分音符というように、だんだん音が細かくなっていって左手が追い付かなくなった。さらに右手も一番細かくなるところで隣の弦に触れてしまうような箇所が出てきて、余分な弦に触れないように気を付ける動作も加わり、左手と右手で注意事項が満載になった。
ただでさえ音程が安定しないのに、1拍に8音も詰め込むなんてできる気がしなかった。音程を重視するとテンポがあがらないし、テンポ重視すると音程がぐちゃぐちゃになるし・・・何から練習するべきか分からなくなった。
弱気になって先生に聞いてみたけれど、音程もテンポもどちらも並行して練習するようにとのことだった。(そりゃそうだ)
私の感覚ではカノンの完成まであと3カ月くらいかかりそうで、どのくらい練習したらそれを縮められるのかと思って参考までに先生に演奏会前の練習時間はどれくらいなのか聞いてみたら、演奏会前というより毎日4時間弾いていると言われた!さすがに4時間は無理だけど、練習量を増やさない限り合格はできないと悟ったので、次の1週間はいつもより練習したらなんとか1曲通して弾けるようになった。テンポは教本の半分くらいで、普通に聞いたら退屈なくらい遅いけれどそれが限界。
レッスンでは先生とアンサンブルをした。まだやっと弾けるようになった状態なので、先生の音を聴く余裕は正直なかったが、一応最後まで弾き切ることができて達成感はあった。もう少しブラッシュアップの余地はあったけど、もう1週カノンをやりたいか、次の曲に進みたいかと聞かれて、カノンの練習に飽きてきていたので次の曲を選んで、カノンは合格ということになった。

まとめ

エクササイズも曲も1か月ほぼ同じことをしていた。なかなかスランプから抜け出せなかったが、1週間気合を入れて練習したことで少しだけ上達を感じられた。
今まで、バイオリンも自転車や水泳のように一度出来るようになれば、そのあとは特に練習しなくてもある程度は弾けるものだと思っていた。だからこそ、先生が普段レッスン講師以外にどのような活動をしているのかは分からないけど、先生になっても毎日4時間練習していると聞いて本当に驚いた。よく聞く「一日練習を怠けると自分に分かる。二日怠けると批評家に分かる。三日怠けるとお客さんに分かる。」という言葉通りなのかなと思った。あくまでもバイオリンは趣味なのでそこまで突き詰めるつもりはないけど、上手くなりたいなら練習あるのみだとは思う。

出来ないことが多すぎて、何から手をつけるべきか分からなくもなったけど、まずはゆっくりのテンポで、音程を重視して弾いてみたり音程は一度忘れてテンポを保って左手と右手を動かしてみたりして、どちらを極めるのではなく両方の要素を満遍なく練習してみた。一曲弾き切る集中力も必要なので、通しで弾くのも大事だと思う。そんな風に試行錯誤したカノンはまだ粗削りだけど、これから色んな場面でアンサンブルすることになる曲と言われたので引き続き練習していく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?