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櫻坂46「新せ界」振り返り

時が経つのは早いもので「新せ界」が終わってから随分経ってしまいました。

色々なことが次々に起こる櫻坂46。

忘れないうちに振り返っておきたいと思います。

まるっと一気に行きます。

(記憶違いの個所などありましたらお許しください)

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櫻坂46展「新せ界」

「彼女たちの歴史とその未来をクリエイティブでたどる物語展。衣装、MV、ダンス、CDジャケットといった櫻坂46のために作られたクリエイティブやその過程が見て取れる総括的な展覧会。」

期間:2023年7月28日(金)― 10月29日(日)

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会場は東京都港区六本木の「六本木ミュージアム」

鳥居坂ですね。

櫻坂の展覧会が行われると聞いたとき、彼女らが立ち返る場所として実に数奇な巡り合わせだなと思いました。

それにしても欅坂46初期のアー写が渋谷のさくら坂だったり、六本木のけやき坂を曲がるとさくら坂だったり、奇跡的なストーリーにあふれたグループだなあといつも思います。

そういえば例の標識と桜と月が入る写真が撮れたことがありました(一応月です笑)

ここ曲がったらさくら坂!

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序章

さて、「新せ界」の会場に入ると暗い空間に曲がりくねった通路が現れる。

まず最初に目に入るのは架空の「鳥居坂46」のロゴ、そして「欅坂46」のロゴ。

あの通路は渋谷川を表現したものだそうですね。

ところで「承認欲求 -新せ界 Performance -」のMVの冒頭、センターの森田ひかるがこの通路を一人で歩くシーンがありますが、このときひかるちゃんは欅坂46時代の展示物をチラッと見てから通り過ぎてるんですよね。

このシーンは何度見てもシビレます!!

欅坂46時代は、加入したもののなかなかシングルの発売に至らない上にリリース自体見送られるなど、決して順風とは言い切れない状況に置かれていた2期生。

そんな彼女らが櫻坂46として大きく育ち、デビューシングル「Nobody's fault」でもセンターを務めた中心メンバーの森田ひかるが、しかも後輩を引き連れて渋谷川を闊歩する。

「櫻坂46が通ります!」と。


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2章 映像とダンス

次に現れたのは数々のMVの設定資料や企画書がずらりと展示されるエリア。

細かく練られた企画書、提案書、設定資料を目にして、当然のこととはいえ一つ一つに意味を込めて作られているということを改めて思い知りました。

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このエリアの中心にレッスン動画を流すモニターの柱がそびえ立っていて、とても見ごたえがありました。

地面近くには欅坂時代のサイマジョなどのレッスン動画が流れていました。

またこのモニターの柱を囲むように、TAKAHIRO先生のメモ書きが並べられていました。

ちなみに僕はこのシーンの藤吉さんの頭の振り抜きっぷりが好きすぎて何度も見てしまいます笑。

で、解読に丸一日かかるのではないかと思われたTAKAHIRO先生のメモ書きにあるフレーズを見つけました。

「スカートオーダー」

おぉ、これは小田倉麗奈お嬢様がツアーの自己紹介で放ったダジャレの一つではないか!

のちにミーグリで「小田倉ちゃんのダジャレがメモられてたんだけどw」と伝えたところ、

「あ、私も見つけました~w あれってTAKAHIRO先生は手元を見ずに書いてるんですよ」と教えてくれました。

なるほどそういうことだったのか~

なかなか独特な筆の運びだと思いましたがそういう訳だったんですね。

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3章 アートワーク

次に歴代シングルのジャケ写の展示。

壁画のように大きく作られたジャケ写の壁を見て、「この壁家に欲しいな~」ばかり考えていました。

ところで画像の左下に注目なんですが、これは欅坂46幻の9枚目シングル「10月のプールに飛び込んだ」のジャケ写だそうですね(閉会後のダイジェスト配信で言及)

まさかこんなところに10プーのジャケ写が置かれているとは。。

僕は新せ界に5回行きましたがまったく気が付きませんでしたw

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4章 彼女らの痕跡

次のエリアでは天井からたくさんのタペストリーが吊り下がっている。

柔らかい生地の質感と、写真の淡い色合いとが組み合わさり、その幻想的な作品達をずっと眺めていたいと思いました。

本当に素敵な写真ばかりでした。また見たいな~とよく思い出します。

床に置かれた台にはブラウン管のテレビが据えられており「思ったよりも寂しくない」のMVで山﨑天が自由に撮影した映像が流れている。

使われたビデオカメラも展示されており、こちらは天ちゃんが譲り受けたそう。

もう1台のテレビには、7/15に開催されたJapan Expoに出演するために訪れたパリの映像も流れていました。

新せ界の開催が7/28からなのでまさに撮って出しの最新映像でした。

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壁に目をやると「流れ弾」のMVで登場した巨大な壁画の1/4の部分が掛けられていました。

全体の壁画がどれほどの迫力だったか、この一部分を見ただけでも容易に想像できるほどの大作でした。

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その近くには7thシングル「承認欲求」のアートワークに登場する透明のレインジャケットのような衣装がフレームに収まって展示されていました。

記憶が確かならば、これが「承認欲求」のアートワークだと気づいたのは10/17にフラゲしたCDを開けた時で「あれ、これって展示されてたよなぁ」と思い、特に航空会社のタグのようなものには何が書いてあるのか確かめたくて早速行った、ような気がする。。

にしても、発売前から我々はこのアートワークの実物を目にしていたと。。

なるほどニクい演出です!

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5章 大樹

展覧会を通して「欅坂46時代のレッスン動画」「10プーのジャケ写」が地面に置かれていたように、大樹の足元にも欅坂46の記憶が散りばめられていた。それらは養分となって櫻の木を大樹たらしめる。

とある文学者は桜の木の下には何が埋まっていると言っただろうか。
もし万が一そんな文学的な暗喩が、心のどこかで気づいてしまいながら恐る恐るこの展示に込められていたとしても、それはそれで彼女達らしくて良いではないか。そんなふうに思えてくる。

ともあれ、大好きな「五月雨よ」のアートワークに登場した大樹を見上げることが出来て本当に感動したし、しばらく動けませんでした。

また、藤吉さんが何時間もかけて並べたメンバーの写真が壁に展示されており、こちらも隅まで拝見しました。

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6章 ヴィジョン

Q 将来、櫻坂46がどのような存在になってほしいか?もしくは自分が何を実現したいか?

この問いにメンバーが今感じていることを答えていくというもの。

印象的だったのはれなあのヴィジョンでした。

叶えましたね!本当におめでとう!

各メンバーのヴィジョンは図録にも収められているので、たまに見返したりしてみようと思います。

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7章 新せ界

(主催者発表文)
”世界という言葉はもともと仏教用語で、「世」は過去、現在、未来を含むすべての時間のことを、「界」は空間のことを指すといいます。
この「世」という漢字は長い時間をかけて徐々に形を変え、ひらがなの「せ」が生まれました。
櫻坂46も「世」=「時」を経て、大きく形を変えてきました。その象徴としての「せ」、そして「新せ界」。本展は、時とともに変化を続けてきた彼女たちが目指し、いつかたどり着く場所でもあってほしいと願いがタイトルに込められています。”

展覧会の主題である「せ」の字。

各メンバーが思い思いの「せ」の字を書き入れることでこの展覧会は完成する。

僕は7/28の初日に行きましたが、前日の内覧会で天ちゃん、ほのす、夏鈴ちゃんが来ていたので早速3人の「せ」の字とご対面しました。

後日再訪したら天ちゃんのサインが加えられていたので、2回来たんですかね~

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1章 衣装

最後に1章について触れます。

1回目の新せ界鑑賞の後、ひとつ気になることがありました。

それは展示されている欅坂46時代の衣装の中に「誰がその鐘を鳴らすのか?」の衣装が含まれていたかということでした。

「誰がその鐘を鳴らすのか?」は2020年8月21日に配信限定で発表された、欅坂46として最後のリリースとなった楽曲。そしてグループの歴史を締めくくるのにこれ以上ないほどの名曲でしたが、有観客での楽曲披露はありませんでした。

そんな「誰鐘」のせめて衣装だけでもこの目で見る機会があるとすれば、おそらくこの「新せ界」が最後。

9/16に展示リニューアルがありましたが、会期中にあのナイロンのような質感の緑色のチェック柄、特徴のあるノースリーブの衣装は残念ながら見当たりませんでした。

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「新せ界」はあくまでも櫻坂46の展覧会であり、欅坂46はもう存在しない。

7章で「せ」の字を書き入れて未来だけを見つめている彼女達。
僕も「せ」の字を書き入れて前に進むことが必要だ。

そんな想いを見透かすように衣装展示のど真ん中でこちらを見下ろしていたのは、今回特別に制作された新せ界キービジュアル衣装。

それは「Nobody's fault」「流れ弾」「五月雨よ」などの櫻坂歴代衣装の要素を取り入れたスペシャルな衣装で、リニューアル前は山﨑天ver.、リニューアル後は小林由依ver.と谷口愛季ver.が展示されました。

その衣装は櫻坂46としての歴史を懸命に積み重ねてきた彼女たちの、その誇りに満ちた最強の鎧であり、そこには間違いなく未来に歩みを進める櫻坂46がいました。

はっきりと、救われました。。

山﨑天ver.
小林由依ver.
谷口愛季ver.

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グッズは結構買いました。なにしろ5回も行きましたんで。。

ワッペンの出来は本当に素晴らしく、衣装展示にあったワッペンに見劣りすることのないクオリティでした。

COOLのキーホルダーは最初に宇宙飛行士のアストロを引けてラッキーでしたが、僕はどうしてもロロボが欲しかったので、行くたびに何個か買いました。

ロロボです

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会期中は「条件反射で泣けて来る」に登場する、Buddiesにはおなじみの浪花家のたい焼きを食べながらミュージアムに向かったりしました。

坂cafeは結局一度も行きませんでした。
外のワゴンでドリンクを一度買ったぐらいで、あとは六本木のHard Rock Cafeでビールを飲んだりShake Shackでバーガーを買ったりして帰りました。

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2019年の乃木坂の展示会は4回行きましたが、櫻坂は5回。
もう完璧にBuddiesを自認している感じです。

「新せ界」展の序章から7章まで、櫻坂46の貴重なクリエイティブの数々に触れられたことに感謝しています。

特に2章のMV設定資料、企画書は間違いなくこのnoteでアウトプットを始めるきっかけになりました。

細かく練られた設定資料を目の前にして、それならばこちらとしてもMVを拝見して、それはもう存分に深読みさせて頂こうじゃないか、と思った次第です。

そんなこともあり過去の投稿ではいくつか考察記事を書かせていただきました(まあ個人的な妄想です笑)

お時間が許すことがありましたらお読みいただければ幸いです。

素晴らしい展覧会をありがとうございました!




(お読みいただきありがとうございました)



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