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日記#36 日月火の病人、治療インターバル期間

2023/10/31

日曜日は映画か服買いに行くつもりだったけど、結局映画見に行った。服は買わなかった。その代わり雑貨というか、計量スプーンやらランチョンマットやら書類整理しとくファイルやら掛け時計やらマニキュアやらを買った。

↑買ったマニキュアの写真。この日記の女子度が僅かに上がったような気がする。


映画は上映時間が丁度良かったから「唄う六人の女」を鑑賞することにした。なんか漫画が原作らしいけどそっちは知らん。というか前情報無しで見た。


↓ネタバレですよ。






⭐︎粗すぎる粗筋⭐︎

写真家の竹野内豊が死んだおとんの住んでた山奥の家売り飛ばして業者の山田孝之と車乗ってたらあやしい着物女がいてびっくりして事故ったら着物女とか斧女とか魚女とかのあやしすぎる女たちのお宅に監禁されなんやかんや。不自然な姿勢で籐椅子に寝てた緑ドレスの女がなんか殖えとるし、業者孝之は緑目の女を虐めるし、竹野内の彼女そっくりな女がおるし、死んだはずのおとん現れるし、なんなの?どうしろっていうの?みたいなことに。

まあ女たちは森の生き物の精?みたいな存在?
で、竹野内は子供の頃助けられてたり、孝之とそのボスは森に放射能処理場作ろうとしてておとんはそれを阻止しようとして消されたとか。でまあ竹野内は森を守る事にして彼女が探しに来たけど森に帰ってピッチフォークで孝之に刺されて守れなくてごめん死。彼女が竹野内の代わりにその子供(妊娠しとった)と竹野内おとんの家に住んで森を守るよってなっておわり。


感想とか。

自然を大切にとか核反対とかそういうメッセージがあるのかもね。でも気になるところが。

  • 竹野内は父親になる自信ないとか言って子供作る事に二の足踏んでたのに彼女妊娠してるのなんで?クズなの?

  • 孝之阻止するために一回森から出られたのにまた竹野内戻ってそして殺されたけど、孝之結局森から出られず朽ち果ててたのでおもくそ無駄死にでは?

  • 着物女が竹野内をしばいてた木の枝みたいなやつ、なんで孝之には使ってないの?あいつこそしばくべきやつやん。

  • 彼女はなんで最後妊娠伝えないの?死にに行く状況なんだから伝えるやろ普通。なあなあにするなよそこ。竹野内のイケメンスマイルでも誤魔化しきれんわ。


といったあたりがどうにも。割と雰囲気で流そうとしてる感じ。話が弱い気がしたし上に書いたことが気になって入り込めませんでしたとさ。感想終わり。


🐾🐾🐾 🐾

日曜はモールでへらへら過ごしただけで終わり、月曜は近所の皮膚科へ薬をもらいにいって食材買った以外は家で大人しく過ごしていた。

火曜日は京都へ出掛けた。電車一本で行けるエリアに住んでいるので、正しい電車に乗りさえすれば苦もなく辿り着くことが可能。

祇園四条駅で下車し、八阪神社、円山公園を通り抜けて親鸞が祀られてるとかいうお寺を見物した。

なんか金色の装飾のある扉があって、その奥に親鸞が祀られているようだった。僧侶の人がお経をあげるイベントがあり、お寺で血縁者を供養してもらってるらしい人々が拝んでいた。

扉の前に立って上を見上げると空と森が広がっていた。ここで親鸞を慕っていた人々が彼を偲んだりしていたのだろうか。後の世の僧や参拝者たちも、ここで親鸞を想ったりしてきたのか。非常に昔の偉い人の墓、つまり霊廟だけど、そういう場所には初めて来たので歴史を思って感慨深く感じた。

スタバで昼食を摂った後商店街へ向かっていたら、途中で魯山人展をやっている美術館に出くわしたので入館、鑑賞。書や焼き物などの作品がギャラリーの各階に展示されていた。見ていたらなんとなく、そうか、みたいな気持ちになった。見て良かった。

その後は商店街へ行って食器と服を買った。

それからデパートの蔦屋書店に立ち寄った。海外コミックや画集、写真集といったアート系書籍が充実していた。いつも私が行く病院近くの蔦屋書店は看護系医療系の本が結構あるけどここには全然だった。場所によって品目に違いがあるんだな。

最後にデパ地下のケーキ屋さんでハロウィン的なケーキ買って帰った。美味しかった。



いや、へらへら過ごそうとは書いたけどマジでへらへらしてたなぁ。ショッピングとか観光とか。病人ぽくない。実際観光地京都は健康そうな修学旅行生や外国人観光客にまみれていた。なんかアウェイ感感じたな正直。観光地観光って、健康な人間の発想なんだとつくづく思った。

少し前にトラウマに関する本を買ってちょっとずつ読み進めているんだけど、まるで自分のことを言われているようだ。

がんの告知を受けた時、ショックとかもあったけどそれ以上に「傷ついた!」って感覚があったんだよね。それに伴って過去に受けた心の傷が芋づる式に引き摺り出されたように感じたという話は前にこの日記にも書いた気がするけれど、私は子供の頃から長きに渡ってというか生涯のすべての時期において何らかのトラウマを負い続けてきたんだ。誰にもそのことを気付かれず認められず、ずっと無かった事にされてきた。

でもがんになって、もう何もかもが誤魔化しが効かなくなった今、私の死ぬまでの目標はそのトラウマの解決だということが、日に日にはっきりしている。それが私が人生でやりたいこと、悔いなく死ぬために成し遂げたい最大の目標だ。それをやらない事には死にきれない。だから頑張ります。

👍

さてと、明日は病院。先週のPET検査の結果をお伝えされる事になる。前にも書いたように、どんな結果でもキリスト先生を信じているから大丈夫。先生だけじゃなく私の力になってくださる方々もいる。腹を決めて明日に臨もう。

今回の日記はここで終わり。またまたまとめて書いたから長くなったけど、読んでくれたあなた、お疲れ様そしてありがとう。不束者な日記ですが、よければまたどうぞ。

それではまた別の日記で。

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