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タイラーF終演

お読みいただきありがとうございます。
舞台女優の松浦早希です。

ガールズハイパーミュージカル『タイラーF』無事に終了しました!
目撃してくださった皆さん、ありがとうございました。

タイラーFは2020年の7月に上演予定でしたが、コロナ禍で延期になり、劇場も変え、なんとか2021年6月の公演が実現しました。

こんな状況下で演劇をお届けできる事、楽しみにしてくださっている方が大勢いらっしゃること、本当に有り難いことだなと実感しています。

タイラーの舞台化一作目から欠かすことなく出演させていただいていることにも感謝です。しかし、別に求められているかというと、実はそうでもないのかななんて弱気になったりもしていて‥‥

そんな不安もありながら向かった顔合わせで、『タイラー皆勤賞です!今回も出られて嬉しいです!』と自己紹介したところ、原作の吉岡平先生が笑顔で大きくうなづいてくださりました。

あぁ、ちゃんと爪痕残せてるかも知れないと、ほんの少し安心したのを思い出しています。

今回もらやらせていただく報道特務官のバーンスタインを演じるのはタイラー!(再演)、タイラー△(トライアングル)に続いて三回目になります。タイラー!(初演)はジャーナリストのマキ役でした。タイラーVでは省略されてしまった役ですが、場を掻き回すなかなか楽しい役どころでした。

タイラーVでバーンスタイン役をやられた劇団の先輩またかりょうさんがバーンをやって、私松浦早希がツブラー監督なんてキャスティングも当初は囁かれていて、どっちでもいいですよ〜なんて答えていたのですが、いざ発表になったら飛び跳ねて喜んでいました。やっぱりバーンスタインで嬉しかったみたいです。

相手役のユミル役が『恋する悪魔』『少女人形舞台』共演した七世真理子ちゃんだったので余計に嬉しかったです。

ある程度バーンスタイン像は出来上がってしまっているので、あとはどう膨らませるか、わりと少ない出番の中でどう役割を果たすか、色々考えました。

『タイラー!』ではストーリーテラーのような立ち位置で、物語の本筋とは交わらないのですが、状況の説明を果たす役割でした。最後に物語につながるあの気持ちよさがたまりませんでした。秘書ユミルとの出会いも描かれています。

『タイラーX2』はお休み。そう言えばメイド軍団もお休みでヤスくんとハワイに行っていたような‥‥。

『タイラー△』では珍しく物語の中で動き回るバーンとユミル。今考えるとレアな回だったのかも知れません。ゴザ16世と共に宇宙を駆け回る役どころでした。その時の経験があるので、今回の『タイラーF』でもゴザを目の前についははぁーって平伏してしまうバーンくんとか、誰の事も見下しているユミルが唯一心底敬意を示しているのが陛下であることとかをきちんとお客様に伝えられたらいいなと思っていました。

そして一番重要なバーンスタインはタイラー元帥のファンであること。ここは前説にも込めましたが、ついにタイラー元帥の伝記を出版してしまうほどに‥‥これが映画化になることから今回の『タイラーForever』は始まるわけです。

そんなに登場しないけど、しつこいくらいにアピールしました(笑)

タイラー△に『目立たないけどちゃんと仕事はしてる!』って台詞があって、まさにこうゆう事だよなと思いながら、ちょっと気の毒なところも含めてバーンスタインだなぁと思います。

だから、彼がみんなに愛されたらこれ以上嬉しいことはありません。それはSORA組でもTERRA組でも関係なく。

今回の役作りやこだわりは、まだまだ伝えたい事、残しておきたい事が沢山あるので、ニーズがあるかは置いておいて近々第二弾書かせていただきます。

お読みいただきありがとうございました。

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