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【アルバムレビュー】DOKI DOKI/サニーデイ・サービス


DOKI DOKI 
  1. 風船讃歌

  2. .幻の光

  3. Goo 

  4. Goo

  5. メキシコの花嫁

  6. ロンリー・プラネット・フォーエバー

  7. サイダー・ウォー

  8. 海辺のレストラン

  9. こわれそう

  10. 家を出ることの難しさ      


サニーデイ・サービス14枚目のアルバム
最新にして最高傑作

「風船賛歌」
2022年東名阪ライブでアンコールで新曲として披露された曲
曽我部恵一BANDのような荒々しさと昔のサニーデイの懐かしさが同居している奇跡の1曲
1度聴いたら忘れられないサビ、全ての人に贈りたい歌詞
同時公開されたMVを観るとさらに楽曲のよさが何倍にもなります


「幻の光」
風船賛歌から一転してメロウで幻想的な1曲
高速道路のPAでの光景が浮かぶ
二度と会うことのない一期一会の車の主たちに思いを馳せてしまう
切々と歌い上げるボーカルに胸が熱くなります

「ノー・ペンギン」
ゆったりとした立ち上がりから一転スピードに乗って疾走する快曲
理屈抜きのロックンロールに身を委ねてしまう
F××c OffとI Miss Youの歌詞の対比も楽しい

「Goo」
本当にロックンロールなアルバムだと思う
極々シンプルなロックンロール
英語にも聞こえるダブルミーニングのサビが気持ちいい

「メキシコの花嫁」
小気味いいドラムからスタートする
行ったことのないメキシコの風景が浮かび上がる
ルチャ・リブレやヒュルリルララなど歌詞の語感も楽しい1曲です

「ロンリー・プラネット・フォーエバー」
オアシスを彷彿とさせるスケールの大きい1曲
現実的ではない歌詞にそれほど意味は感じられないかもしれないけど、かえって幻想が掻き立てられます
セツナのように胸にジーンとくる歌詞
英語ではなくカタカナ表記のタイトルが秀逸
日本代表サニーデイ・サービス

「サイダー・ウォー」
中学生や高校生の頃の気分になってしまう
圧倒的にかっこいい曲なのに歌詞はTHE BLUE HEARTSのようなシンプルな主人公の行動
曲のかっこよさと言葉のチョイスがすごすぎる
Everyday is a New Day

「海辺のレストラン」
ハープからのロックンロールなリフ
本当にシンプルにかっこいい
ベンチャーズみたい(あまり聴いたことないけど)
誰もが聴いたことのことのある言葉なんだけど、誰も聴いたことのない曲になってるのかすごい
もう自分も中年と言われる年齢なのに初めてロックを聴いた中学生の頃に戻ってこの曲を聴いてます

「こわれそう」
最初に聴いたときから、サビで腕を振り上げて盛り上がってる自分の姿とライブ会場の光景しか頭に浮かんでこなかった曲
愛しいあの娘のことを歌った歌詞かと思ったら、昔夢中になってたあの頃の自分を歌った曲だと聞いてますます好きになった曲
大晦日に配信されたMVがまたよすぎるんだ・・・
永遠の青春の中にいる奇跡のバンド 


「家を出ることの難しさ」
タイトルを見た時にすぐに今の世界情勢のことを歌った曲だと思った
でも曲を聴くと寒い冬に家から出るのか難しいねってシンプルに捉えられる曲でもある
アルバムの最後を飾る鎮魂歌のように奏でられるギターの音色がたまらない

早くライブで聴きたい曲ばかりの傑作中の傑作
これほどまでにサニーデイに夢中になるとは数年前までは思いもよらなかったです
永遠の定番となる歴史的名盤です

#アルバムレビュー #サニーデイサービス #DOKIDOKI #音楽

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