ChatGPTに依存する?
Google for Education認定トレーナーの笠原です。
この前、ChatGPTに有料契約したという話をしました。
せっかく月に20ドルも支払うので、どんどん使って「何ができるか」「何ができないのか」ということを考えてみたいと思っています。
そんな試行錯誤の途中にこんなコメントをChatGPTからもらいまして…。
ChatGPTに教師が依存するという問題が起こるのでしょうか…!?
依存しやすいかと聞いてみた
いきなり「依存」という話が出てきたので、ちょっと面食らいましたが、なぜChatGPTがそういう判断をしたのかを聞いてみました。
まさかの理由の一番目に「多忙だから」という理由が来るとは…!
野中潤先生が下のような「つぶやき」をnoteに載せていましたが、教えるという営みを考える時に「多忙」はやはり厄介な問題ですね…。
確かに時間や手間をかけたくない仕事であれば、ChatGPTに任せてしまいたくなりますね。ただ、それは教師に限った話ではなく、一般の社会人でも手間のために依存しやすいはず…。
そう思って質問を「社会人はChatGPTに依存しやすいか」を問うてみました。
教師に限定しなくても同じような返答が返ってきますね。
……でも「教師は多忙であり」ということがはっきりと断言されて回答されるあたりに色々モヤモヤしますね。
無意識の依存に対しては…
「教師がChatGPTを繰り返し利用するうちに、自分がどれだけAIに依存しているかに気付かないまま、次第に依存していくことがあります」という回答についても、おそらく教師に限った話ではないとは思います。
ただ、むしろ「教師が」という話よりも、こういうテクノロジーに対して「繰り返し利用するうちに、どれだけ依存しているか気付かない」という話はデジタル・シティズンシップの題材になることが個人的には興味が惹かれます。
授業の中で「ChatGPTが」と取り立てて言わなくても、「新しいテクノロジーが出てきたときにどういう姿勢で付き合うとよいか」と考えることは面白いと思います。
現状のChatGPTに対する様子を見ていると、技術的な意味を理解している人はもの凄い速度で進んでいくのに対して、話題としては知っていても何となく嫌悪して何とか遠ざけようとする人もいますね。
どのくらいのバランスで活用すれば、安心して使えるのか。誰かに悪影響を与えないで自分の活動の質を上げられるのか、そういうことを試行錯誤するよいきっかけであるように思います。
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