見出し画像

一年ぶりにベルリンへ行ってきた

前回は自転車でドイツに行ったが、今回は飛行機で。ベルリンはスイス国境からはるか遠い。

ヨーロッパの空港が人員不足で大混乱と聞いていたが、学校の夏休みも終わったからか、そうでもなかった。往復のフライトがそれぞれ一時間ほど遅れたことと、ベルリン到着後機内で一時間待ったこと以外は比較的スムーズ。空港は空いてもいないが混雑もしていないという程度だった。帰りはベルリンの空港のセキュリティゲートを予約できるというのでしてみたが、予約ゲートの方が他のゲートより混んでいるくらいだった。

初日金曜日はホテルにチェックインした後、友人と夕食。以前住んでいた近くの Fischfabrik で魚を食べた。陸の孤島ベルリンで魚を食べるというのも謎だが、チューリッヒもいい勝負。

二日目土曜日の午前中は以前よく行っていたカフェ Kajumi へ。去年は会えなかったオーナーと久しぶりに話せた。すっかり繁盛店になり忙しそうだ。最近始めたロースタリー Farben Kaffee のコーヒー豆を全種類購入。しめて 2 キロ。

コーヒー豆 2 キロ

次の予定への移動途中、以前よく行っていたタピオカ屋 Bubble Bauch の新店を発見。以前店にいた冴えない兄ちゃんがイケイケになったような人がいて、別人かなと思っていたら本人だったらしく、少し話した。「兄弟か何かだと思った」と言ったらうけていた。どうしてイメチェンしたかは聞き忘れた。

午後は前職のチームの人々と公園で BBQ の予約をしていたのだが、雨の予報のため前日にキャンセルになっていた。去年も雨だったので、8 月末は BBQ に向いていない。かわりに BrewDog Mitte で集合。空いていて良かった。結局 14 人集まり盛況。別の店で夕食を食べた後、路上でだいぶ立ち話をし解散。

BrewDog のメニューの右半分

三日目日曜日は前職の別の元同僚達と昼食。一人は仕事を辞めてのんびりしながらドイツ語を勉強していて楽しいと言っており、ドイツ語学習へのモチベーションが高まった。

昼食の前には時間が少しあったので Mitte の The Barn に寄った。フラットホワイトを頼んだら程良い濃さで、チューリッヒの MAME は濃すぎるとの思いを新たにした。

フラットホワイト

午後は別の友人達と Boxhagener Platz 近くの Plusminusnull (+-0) で。去年も行ったが、空いていて放置してくれるので、飲み物一杯で粘れて良い。夕食に Hako Ramen でつけ麺を食べた後、Boxhagener Platz で遊び、最後は Herman Schulz というバーでビールを飲んだ。人の家みたいな内装で、好きにくつろいで、という感じ。いかにもベルリンで良かった。

つけ麺

最後の月曜日は朝ホテルをチェックアウトして、友人と Gesundbrunnen 近くの The Barn へ。ここはいつも空いていて良いらしい。ロースタリーは Mitte からここに移ったとか。たしかに Mitte では焙煎してなさそうだった。

その後余裕を持って空港へ。Neuköln で作っているというマジパンチョコ OHDE をお土産に買い、ドイツ料理屋 StäV でシュニッツェルとケルシュの昼食。シュニッツェルはバターで揚げたもので美味。ケルシュのグラスは 220 ml と小さく、シュニッツェルが来る前になくなったのでおかわりした。ちなみにその店は、ベルリンの壁崩壊前に東西ドイツそれぞれが相手側に置いていた大使館のようなものである Ständige Vertretung をテーマにしていて、昔の写真やトリビアが各所にある。東西統一時にはボンとベルリンのどちらを首都にするかが争われ、ボンが負けた結果 5 万人がベルリンに引っ越したのだとか。考えたこともなかった。

うまかったシュニッツェル

今回の三泊四日は人に会っているとあっという間で充実していた。買い物や食べ物中心の予定を入れなかったのは正解だったと思う。

少し前にベルリンを舞台にした漫画を読んで懐かしくなったので、実際に行ったらすごく懐かしいだろうなあと思っていた。しかし現地に行ってみると、街はただそこにあるだけで特に懐かしいとも思わなかった。懐かしいというのは、眼の前にないものに対して持つ感情なのかもしれない。

休憩(Pause)中の 100 番バス
以前住んでいたあたり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?