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Lugano は南国だった

金曜日が会社の休みだったので、チューリッヒから電車で 2 時間で行ける Lugano に行ってきた。Lugano はスイス唯一のイタリア語圏 Ticino の最大の都市。

1. Zürich -> Lugano (電車)
2. Lugano -> Gandria (徒歩)
3. Ristrante le bucce di Gandria (昼食)
4. Gandria -> Lugano (ボート)
5. Grotto Morchino (夕食)
6. Lugano -> Zürich (電車)

同僚の話や風の噂で Ticino は良いところらしいと聞いていた。ここのところ毎週末どこかに出かけるようにしているので、行き先候補を調べていたところ思ったより近かったので行くことにした。Ticino の首都であり世界遺産の城が 3 つもある Bellinzona も気になったが、まずはベタに最大の都市である Lugano に。

ちなみに Ticino はドイツ語で Tessin。本屋に Tessin のガイドブックが沢山あるので良いところなんだろうなと思っていたら Ticino のことだったとは。

チューリッヒから Zug と Arth-Gordau を通って長いトンネルを抜けるといつの間にか Ticino。Lugano の前に Bellinzona で停車した。車窓からはドラクエを三次元化したような世界遺産の城が 2 つ見えた。もう 1 つは少し遠くにあるらしい。

Lugano の駅は西側の高台にある。湖畔の中心街に降りるにはケーブルカーもあるが、真面目な観光しようと歩いて降りることにした。まるでイタリア。スイスのドイツ語圏にも中世の街並みが残っているところもあるが、雰囲気が全然違う。

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街の中を少し見た後、湖沿いを歩いて Gandria へ。イタリアの手前の湖沿いの町。道中、斜面に立つ豪邸や両替屋があった。途中から Sentiero di Gandria というハイキングコース。ハイキングと言うよりも散歩道。途中一つだけあった坂の前には自転車がたくさん置かれていた。地元の人が Gandria へ行くのに、坂の手前まで自転車で来て置いていくのかもしれない。

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Gandria は湖沿いの小さな坂の町。ここで毎日暮らしていると相当鍛えられそう。歩いて回ると楽しい。

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昼食は Ristrante le bucce di Ganrdia という坂の上の自動車道沿いのレストランで。Google Maps と Lonely Planet に載ってたので来てみた。頼んだのは蛸のグリルと、旬の鹿の頬肉。スイスで食べたもので一番の味。景色も良く、隣の自動車道の騒音以外は言うことなし。季節に応じたメニューを出しているようなので、ぜひまた来たい。お店の人はトスカーナ出身らしい。トスカーナにも行きたい。

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帰りはボートで Lugano へ。湖側から見る Gandria も良い。

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Lugano で湖沿いや高級時計が売られている通りをぶらぶらし、チョコのアイスを食べたりした後、夕食。バスで丘を登って Grotto Morchino へ。開店前に少し周囲をうろついたら、葡萄畑があった。

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開店と同時に行ったら入れたが、他は全席予約されていた模様。旬のポルチーニ茸が推しのようだったので、ポルチーニ茸のポレンタにした。ポレンタはとうもろこしで作ったおかゆのようなペーストのようなもので Ticino の名物らしい。おかゆが好きでないので迷ったが、名物なので試してみた。案の定ポレンタはあまり好きではなかったが、茸は美味しかった。デザートは栗のパンナコッタ。チーズケーキみたいな酸味があり不思議なパンナコッタだった。

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ウェイターのおっさんは英語は話せないようだったので、片言のイタリア語で切り抜けた(学生時代にトリノで一ヶ月イタリア語を習ったはずだが、すっかり忘れたのでググった)。こんばんは buona sera, とてもおいしい molto bene, 〜〜ください xxx per favore, お会計お願いします il conto per favore, ありがとう grazie mille で何とかなった。数字はわからなかったが、英語で言って通じた。普段使うドイツ語もこのくらいなので、旅行本によくあるひと言会話レベルで暮らしているということだ。







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