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Wizardry!

株式会社ドリコムがウィザードリィの著作権・商標権を取得した、なんてニュースが流れた時は「でもBCF以降のタイトルだけでしょ?」なんて思っていたけど、その後すぐに「ミルワ」「ハリト」など旧作の呪文名や、「リルガミン王家」なんてワードが出てくるウィザードリィ小説『ブレイド&バスタード』が出版されまして。
これはリルガミンシリーズの復刻もあり得るのでは…?と期待してたら、ホントに来たんですよね。初代ウィザードリィのリメイク版。
昨年あたりからSteamでアーリーアクセス公開されていて(羽田健太郎氏のBGMも使用されてるなど、話題になりました)、今回とうとう正式版がリリースされました。
(PC版と、コンシューマ各機でリリースされてます)
今のところダウンロード版のみですけど、10月にはパッケージ版もリリースされるそうです。

自分はFC版から始まって、PC88版(迷宮に入る時のロードが長いんだこれが)、PC98版、PCエンジン版、ワンダースワン版とワードナの迷宮を渡り歩いてきましたけど、今回はSwitch版で迷宮に挑むことに。
(ちなみにリセットしまくりのヌル冒険者でございます^^;)
タイトル画面に入ったSIR-TECH社のロゴが、なんか良いですね。


プレイ開始!

プレイ開始

まず最初に、マップのバリエーションを選択。Apple Ⅱ 版は、マップの構造が違うんですね…
これは後から変更不可能っぽい?

オールドスクール設定

ゲームの仕様について、色々と細かい設定が可能。「DUMAPIC」でマップの表示が出来るようにしたり、全滅時の所持品紛失やキャラロストの有無、奇襲時の呪文使用可否など。
他にも「盗賊系のキャラが「隠れる」からの「奇襲」で後衛からの攻撃が可能になったり、「モンスターを調べる」で様々な情報が得られるようになったり、後衛の出来る事が増やせるようにもなってます。
ちなみにここの設定は、いつでも変更可能です。

カント寺院

町の様子。寺院は町を見下ろす高台にあります。《カント》め…

地下迷宮の入り口

かつては町外れに存在した、迷宮への入り口。今回は町のど真ん中にあるなど、自己アピール激しすぎません?

ステータス画面

ステータス画面、旧作からの大きな違いは「セーヴィング・スロー」の項目でしょうか。隠しデータだったものが確認出来るようになったんですかね?
「活力」については、オールドスクール設定の加齢方式に拠ります。

所持品

キャラメイクの時点で、最低限の武具は装備済み。わりと楽にゲーム開始出来るように。
ちなみに所持金はキャラ毎でなく、セーブデータ毎の管理になってます。これはこれで便利。 BLUE RIBBON などのキーアイテムも、同様だそうです。

いざダンジョンへ!

階段が壁についてる!
この表示仕様変更で、ダンジョンにも若干の変更が入ってるそうです。
あとApple Ⅱ 版のコードから移植したという事もあってか、右下にオリジナル版の画面も表示されます。邪魔なら消す事も可能。
(Switch版は−ボタンで、右下表示→中央表示→OFF の切り替えが可能)
…ちなみにキャラの名前は『ブレイド&バスタード』から拝借してます^^;

とりあえず気付いた点をいくつか

とりあえず1階でレベリング中に気付いた点を適当に

1.罠の識別/解除の確率が表示される

普通に便利ですね。解除時は識別した罠のみが表示されるようになってて、選択ミスのリスクが無くなったのも楽です。
(全ての罠を表示させるのも可能)

2.メッセージ速度の変更が出来ない

これは微妙にプレイしづらいかな。アップデートでなんとかして欲しいところです。オートセーブとの兼ね合いもありそうですけどね。

3.KATINOがかかり難い、効果の切れるのが早い

結構厳しいですね。どうやらApple Ⅱ 版の仕様準拠だそうで。
序盤のレベリング難度が段違いなので、プリーストはレベルが上がるまで前衛に置かない方が無難っぽいです。ってか死なせました(白目

4.玄室のモンスターが復活しづらい

もしかして、Apple Ⅱ 版の仕様準拠?
城に戻って再度迷宮に入っても、同様な感じです。
冒険の中断→再開を繰り返してのレベリングが、やりづらくなってますね。

5.オートセーブの頻度がすごい

ヌル冒険者的には、これが非常にキツイ。
リセット技がめちゃくちゃやりづらくなってます。ホーム画面に戻ってゲームの中断で戦闘からの離脱は出来ましたけど、戦闘前の状況には戻らないですね。受けたダメージはそのままでした。死んだキャラも、もちろん死んだままでした。毒などのステータス異常も、多分そのままでしょうね…
いやぁ、リセットユーザー限定とはいえ、まさか旧版よりも実質難易度が上がってるとは… 新鮮な気持ちでプレイ出来そうではありますけど。
とりあえずオールドスクール設定は、ヌルめの設定に変更しました。
マーフィーズ・ゴーストに会いに行くのも、戦士の攻撃回数が増える(筈)レベルが5になってからの方が無難かな…?

6.その他

他にも、魔除けを手に入れて城に戻った際に、魔除けだけでなく持ち物を全て没収されるとか、過去に出ていた国内版とは色々と違いがあるみたいなので、そのあたりもチェックしておいた方が良さそうですね。
アラインメントも変わりづらいとかなんとか。リメイク版はどうなってるか分かりませんけど、Apple Ⅱ 版だと GOOD → EVIL になる確率が1/2000で、その逆は絶対変わらないとかなんとか。
Poison Giant に MAKANITO が効くのはありがたい話です。
(PC88,98版はダメでしたけど、FC版、WS版では効いてました)
国内版しか知らない自分としては、新鮮な気持ちでプレイ出来そうです。


24.6.9追記〜しばらくプレイして気付いた点などを、あれこれ

1.地下4階のアロケーションセンター

ここの奥にBlue Ribbonが有るわけですが、ドアを開けるのにGold Keyが必要になりました。つまり、地下1〜2階のキーアイテム集めをしないと、地下9階へ直行出来ないわけです。

2.地下7階のFire Dragon

何気にドロップの美味しいFire Dragonが、地下7階某所の固定モンスターに。比較的安全にアイテム集めが可能に。なんとDeadly Ringもドロップします。

3.地下10階では逃げられない

Apple版の仕様だそうで。玄室だけで無く、ワンダリングモンスターもそうなのかな?(未確認)
おかげで、経験値の美味しいモンスターが出てくるまで逃げるという手段が使えなくなってるのと、強敵でも死ぬ気で戦うしかないということに。厳しい…!

4.地下10階で友好的なモンスターと遭遇

ホントだもん!ホントに友好的なモンスターいたんだもん!

…国内版、出てきましたっけ?

5.MABADIが必中らしい。あとGreater DemonにLAKANITOが効きやすい(多分)

めちゃくちゃ有り難い。これで全滅の危機を、何度か無難に乗り越えてます。
MABADI最高!

6.一部アイテムの効果が国内版と違う

これもだいたいApple版仕様準拠って事みたいですね。
Deadly Ring(国内版ではRing of Death!)は、とりあえず持ってるだけでは無害。HPが減らないので、簡単にお持ち帰り出来るようになったのはありがたいです。装備しても大丈夫、なんて話も見かけた気がします。
Lord’s Garb(国内版ではGarb of Lords)は、クリティカル付与や一部敵へのダメージ倍増などの効果が有りません。クリティカルヒットできなくなったのは残念…

7.Ring Pro Undead最高!

これは自分のプレイスタイルが変わったため。なんせリセットしづらくなりましたから←
前衛3人に装備させてると、Undead系モンスターからの攻撃機会が明らかに減りますね。運が良ければ、一切攻撃されずに終わる事も。レベルドレイン、痛いですからねぇ…(オールドスクール設定を変えればカント寺院での回復が出来るようになりますけど、今のところ自分は無しでプレイしてます)

8.L/Rボタンで横歩きが可能

地味な追加要素ですけど、上手く使えばランダムエンカウントの機会を少しだけ減らせる…かも。

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