中国自動車市場、日系ブランド苦戦!BYD躍進の影でシェア縮小

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中国の自動車市場で、日系ブランドの存在感が薄れつつあります。中国EV最大手のBYDが躍進する一方で、日系ブランドはシェアを縮小し、苦戦を強いられています。

BYDの快進撃:売上高、利益ともに大幅増

BYDは2023年、売上高、純利益ともに前年比で大幅増を記録しました。販売台数も大きく伸び、輸出台数は3倍以上に増加するなど、海外事業も好調です。

日系ブランドのシェア縮小:価格競争激化と技術革新の遅れ

かつて耐久性を武器に中国市場で高いシェアを誇った日系ブランドですが、近年はシェアを縮小しています。

  • 価格競争の激化: 中国ブランドの低価格攻勢に押され、日系ブランドも大幅な値下げを余儀なくされています。

  • 技術革新の遅れ: BYDなどの中国ブランドがEVやプラグインハイブリッド技術で急速に進化する中、日系ブランドの技術革新は遅れをとっています。

BYD会長、大胆予測「外資系ブランドのシェアは10%に低下」

BYDの王伝福会長は、中国の自動車市場における外資系ブランドのシェアが今後3~5年で40%から10%に低下すると予測しています。

自動運転技術でも中国企業が台頭

自動運転技術の分野でも、中国企業が台頭しています。トヨタ自動車は、中国の自動運転ユニコーン「Pony.ai」と合弁会社を設立し、中国市場にロボタクシー1000台を投入する計画です。

深圳市では自動運転バス路線が運行開始

深圳市では、市内初の自動運転バス路線「B998」が運行を開始しました。試運転期間中は運賃無料で、先進的な自動運転技術を搭載したバスが運行されています。

まとめ

中国の自動車市場は、EVや自動運転技術の進化とともに、中国ブランドが主導権を握りつつあります。日系ブランドは、価格競争力や技術革新で遅れをとっており、厳しい状況に立たされています。

ポイント

  • 中国EV最大手BYDの躍進により、日系ブランドのシェアが縮小している。

  • 価格競争激化と技術革新の遅れが、日系ブランド苦戦の要因。

  • 自動運転技術の分野でも中国企業が台頭し、トヨタも中国企業と連携。

  • 深圳市で自動運転バス路線が運行開始されるなど、中国のモビリティサービスは急速に進化。

  • 日系ブランドは、中国市場での競争力を高めるための抜本的な対策が急務。

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