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本当に危機感を伝えるものとは。

在宅勤務が増えると、普段とは違う情報の仕入れ方をするようになった。

昼ごはん時にはTVを観たり、仕事もラジオを聞き流しながらやっていたりする。
ラジオはいつも通勤時に聴いているが、最近はTVをほとんど観ていなかったので、いまの環境でこの2つのメディアの違いを鮮明に感じることができているので書いてみようと思う。

視覚的情報が言葉の力を弱めてる?

TVはもちろんのこと、映像をもとに出演者が言葉で情報を伝えている。伝わる順番は、視覚→聴覚なので、どうしても視覚的情報に引っ張られる。
今で言うと、○○人コロナに感染、などのインパクトが先行してしまう。
政治家とかワイドショーの伝え方は何かと批判されがち(批判されて然るべき程ひどい時も多々ある)けど、なかにはわりとちゃんとしたことを言っているような気がしている。
でも、なぜだか響いてこない。

片やのラジオは基本的には音声のみの情報伝達。
そして、おそらくリスナーはその音声から映像を想像していると思う。
不思議なもので、音から映像を想像しようとすると驚くほど話の中身が頭の中に入ってくる(この感覚は自分だけ?)。
声や音楽からその場の空気とか出演者の表情を慮ろうとするので、外からの響きではなく、内からの響きという感覚になる。

これが1つ目の大きな違い。

「いまが危機です」という言葉に危機感はない?

決して禅問答をしたいわけではないのだが。。
TVで流されているのは、いまが国難であり、未曾有の危機だという状況認識の情報。事実は大事なので、これは必要。
でも、なんとも腹落ちしない(自身の社会市民としての意識の低さは反省します)。

一方のラジオから伝えられるのは、「なんとか日常を取り戻そう」というそれこそ鬼気迫るメッセージだと思っている。
先週のジョンカビラのJK RADIO TOKYO UNITEDという番組(radikoで聴けます)なんかは鳥肌立つような場面がたくさんあって、でも、そういうメッセージからこそいまが本当に危機的な状況なんだという実感を得ることができた。

これが2つ目の違い。

メディアリテラシーの作り方

これは別にラジオがTVより優れたメディアであると言いたいわけではありません。
日頃は大量の情報を受け流して暮らしているし、的確に情報を見極めているわけでもないのは自覚してるので。

今回、たまたまこういう形で違いを感じることができたので、
これから自分の納得できるリテラシーをつくるきっかけになればと思ったのでした。

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