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正岡子規に思いをはせるくらいには、布団にいる。

とてもとても、体の状態が悪い。
吉本ばななの「TSUGUMI」ほどでは無いけれど。
ただの、鍼治療とマッサージの反作用というか、治療の後の一時の反動であってくれ、と思っている。

心と身体の調子が悪いとき、人はろくなことを考えない。ので、考えないように努めているところ。
身体が言うことを聞かないのは辛い。

昨日は人に会った。時間帯のせいもあるが、しんどくて(これは関西の方言らしい、関西人は知らずに使うことが多い。心身などが辛い時に使うよ)、栄養ドリンクを何度か飲んだ。翼を授ける系も飲んでみた。

ある程度飲んで、(これ以上は、飲む方が身体に良くないのでは)と飲むのを諦めた。カフェで、ぼーっとしたりして、英気を養った。その間に梶井基次郎の「檸檬」や吉本ばななの「TSUGUMI」を読んだりした。

「檸檬」も「TSUGUMI」も、体調が良く無い人が主人公だったりヒロインだったりする。心身が辛いと、そういう作品を読んでしまうことが多いのだろうか。

「TSUGUMI」のつぐみは、「身体のあちこちの機能が壊れている」けれど、心は健やかというか、「わがままで甘ったれで、開き直った性格」をしている。少しその爪の垢を煎じて、性格を見習ってもいいかもしれない。

梶井基次郎の「檸檬」も、主人公は(作者本人な気がするけれど)メンタルは弱っているものの、「甲の友達から乙の友達のところを転々としている」ところをみると、ある程度図々しい。そこは見習いたい。

ただ私も、自覚が足りないだけで、ある程度図々しいのだろう。家族はもちろん、上司にも、甘えていると思う。まあ、生きるために必要な事だとは思う。


文字を紡ぐのも、疲れてきた。思っていることを脳みそや心から取り出して、形にする作業だもの。仕方がない。けれど、それを抱えているままの方が辛い。

布団には申し訳ないと思っている。洗ってはいるが、こんなに、日夜居座られるだなんて思って無かったに違いない。私の布団になった運命を呪っていなければいいな、と思う。

昔の本、といっても平成に近い昭和か、平成の本に「日本の水のように出しっぱなしにしても出続ける」といった表現があった。令和の間もそうだろうか。脅かされてきたよ、と、思っている。

そんなことを、1日2リットルは余裕で飲んでしまう私は考えていた。今も枕元にペットボトルがある。
あ、先日ポカリを飲み過ぎたら、しゃっくりが止まらなくなった。みんなも気をつけてね。

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