見出し画像

デイサービス管理者3年生。②

オミクロン様が凄い勢いで増殖中。
うちの職員の家族もPCR検査を受けたりで毎日気が気じゃありません…。

2020年4月16日
緊急事態宣言発令。

愛媛県は15事例、41名の陽性者を確認。
『感染拡大』とは程遠い人数だったのですが、
うちのデイは4月20日から閉鎖して訪問デイに切り替えるという選択を。

さぁここからはてんやわんや。
ご利用者様・ケアマネへの連絡を1人で行い、
どの利用者様にどんな支援が必要か洗いだし、
スケジュールを組んで支援に行く職員の選別…。

普段は定時か遅くても30分程度の残業しかしない私もさすがに21時過ぎまで残業、訪問デイの準備に追われた。

再開した時にどれだけの利用者様が戻ってきてくれるかは、日頃どれだけのサービス提供が出来ているかによる。

上司に言われた言葉です。

『訪問デイ』という提案に、それを希望された利用者様・ご家族様は利用登録者数に対して6割程度。

・再開まで他デイを利用
・入所(入居)施設で対応
・自主的な感染予防として在宅サービスを停止

反応は様々でしたが、ご迷惑を掛けている事に変わりはない。
自分達の出来る事を精一杯やるしかない。

で…
3週間の閉鎖を経て再開後の稼働率はと言うと、71.4%にまで落ち込んだ。

『あ-、もう吐きそう』
と思っていたけど、マイナスに考えても数字が上がるわけじゃない。
発想の転換なんてご立派な事じゃないけど、
『利用者様が少ない時にこそできるサービス』とはなんぞ( ˙ε . )??と少ないお脳をフル活用して考えた。

・利用者様1人1人への声掛けを増やす
・デイ利用中の写真を撮る
・連絡帳で家族様と交換日記をする(写真貼付)
・運動以外のリハビリの提案と実施

主にやったのはこの4つ。
文章にするとえらく質素と言うか…。
声掛けに関してはして当然なんやけど、普段忙しいと実は不十分やったりする。

加えて新しい事を始めようとすると、職員はだいたい『業務が増える』と思い負担に感じるのですが、慣れてくると忙しくても出来るモンなんですよね。
暇な時に始めると、あまり負担にも感じずすんなり受け入れてくれるのではと思った次第。

結果…
閉鎖から2ヶ月後の2021年8月には稼働率92.7%

新規利用者様も増えたり、家族様から利用日数を増やしたいとのお声を頂き、閉鎖前より良い数字を出せるようになりましたヽ(°∀。)ノ✨
管理者になってちょうど1年…
少しは結果を残せたのかな?

それからというもの、2021年8月~12月まで、一度も目標収益金額・稼働率を落とす事なく運営できています。

職員には感謝しかない…。

一方、同法人の別デイは未だに稼働率61.9%
規模は違えど同じ通所介護事業所。
この差は一体何なのか?
自分の部署にばかり気を取られていたけど、
今後は一緒に利用者様に満足してもらえるデイを作っていかなければと思う。

デイ関係無いけど、
今日もうちの子達は可愛い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?