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【この映画に注目!】レビュー

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忘れようとしても思い出せない。☆
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2023年3月の記事一覧

『機械人間 感覚の喪失』(1935)【この映画に注目!】

(※ヤバくて最高なシーンのネタバレを含むので(笑)、ご注意。♪) 「ロボット」の語源ともなったらしい本作。 1935年のソ連映画という事で、退屈するかな?と身構えてたんだけど、 コレが予想外なエンタメ度の高さ!思わぬ掘り出し物だったね。☆ 政府・軍部という支配者階級と、労働者階級の対立図式。 冒頭は、『メトロポリス』や『モダン・タイムス』を彷彿とさせるシーン。 工場のラインでブッ倒れた作業者がモノの様に担ぎだされ、 「遅れる!遅れる!」とパニックになってる。 労働者階

『クロノス』(1957)【この映画に注目!】

『蝿男の恐怖』カート・ニューマン監督のSF。 デル・トロ監督のホラーじゃないよ。 とにかくまず目を引くのが、ロボット “クロノス”のビジュアル! 当時のポスターも実にキマってる。 ロボットたるもの、デザインは 「“スタイリッシュ”であるより“武骨”であれ」派な 自分だけど、コレは逆に “スタイリッシュ”の究極形に近いのでは? と思えたりする。☆ 地球のエネルギーを狙って来た、宇宙からの略奪ロボ。 『ウルトラセブン』のクレージーゴンなんかは、 おそらくこれのオマージュでは

『カラテNINJA/ジムカタ』(1985)【この映画に注目!】

ジムナスティック(体操) +カタ(カラテ)! ―――そう! これが「ジムカタ」だッ!!☆ 監督は、『燃えよドラゴン』のロバート・クローズ! ちなみに、忍者要素は存在しないので注意だ。 【あらすじ】 中央アジア小国パルミスタンに、SDI拠点を築きたいアメリカ。 その国では、制覇者の願いをひとつ何でも叶える、という サバイバルレースが開催される。 だがそれは、この900年の間、誰もクリアした者が居ない 死のゲームだった…! 政府は、体操選手ジョナサンにこの大会への参加を要

『SUPERMAN VS SPIDER-MAN XXX』(原題) DC vs マーヴェル、夢の競演!!2大ヒーロー激突!! 邦題:『オッパイダーマン vs スーパーマン棒 / ジャスティスの淫棒』(2016)【この映画に注目!】

アメコミ関連を検索していれば、何かの間違いで目にするはず。(笑) コンマビジョンBOOB CITYレーベルのこれらのシリーズ、実は結構クオリティ高い。♪ 本作は、大人の事情を考えるとまず有り得ない、DCとマーヴェル、夢のコラボ!! パロディならではの、世紀の対決がここに実現したのだ。☆ 共に脱獄したレックス・ルーサーとドクター・オクトパス。 悪のタッグの事件を追跡するため、 クラークやロイス、ホワイト編集長といったプラネットの面々と、 ピーターやベティ、ジェイムソン編集長

『秘録ブルース・リー物語』(1978)【この映画に注目!】

ブルース・リー vs ショー・コスギ!!☆(笑) [ BRUCE LEE 1940-1973 ]と書かれた、ベニヤ板みたいな 薄っぺらい墓標の下の土から、闇夜の雷鳴と共に… ―――「ガバァッ!」と飛び出した男!!! ―――ブハハハハハハハハハ!! …もう、最高!最高だ…!☆ B級マニヤ界隈で噂の、笑撃のOP! 声を上げて笑い転げた。(笑) 決して優れた演出などで無く、ただひたすらに安っぽい。 一体、何がどう面白いのかサッパリ解らない、 瞬間一発ネタだ。 だが、それこそ

『ザ・キャッチャー』(1998)【この映画に注目!】

WBC 2023、日本優勝おめでとう!☆記念(笑)「アメリカ大リーグは最悪のシーズンを迎えた。 世界初のベースボール・パニック・ホラー登場!」 「選手生命を断たれた男は恐るべき復讐に立ち上がる! 血まみれのホームベースに生還するやつはいない。 選手は獲物となり、観客の熱狂は悲鳴に、そしてグランドは 墓場となった!!!」 ←このVHSパッケの煽り文句! 否が応にも期待はバブルUPするばかりだ…! ――― 全 部 ウ ソ だったけどな!!☆(笑) 冒頭、殺人鬼の誕生秘話。

『殺人ブルドーザー』(1974)【この映画に注目!】

少年期、関西ローカルのサンテレビで夕方に観た、 場末感満載のテレビ映画。 あの時の興奮を、今ここに蘇らせるぞ!!(笑) 『激突!』のユニバーサル・テレビジョン製作? おお!コイツぁイヤガオーでも、期待・DIE!! 幼い頃に、ドーザーやショベルの玩具を持っていた 男子の皆さん。どんな風に遊んでいただろうか? …え?建設工事ごっこ? ―――違うよな!!(笑) “建設重機”ではなく、“戦闘兵器”や“殺戮マシーン”として召喚し、 その圧倒的な破壊力に酔い痴れ、飽くなき重機バト