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【この映画に注目!】レビュー

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忘れようとしても思い出せない。☆
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記事一覧

『地獄のヒーロー2』(1985)【この映画に注目!】

チャック・ノリス vs スーン=テック・オー!!☆俺達の、スーン=テック・オー! マーティン・コーヴやチャールズ・ブロンソン等、 数々の強敵と渡り合ってきた男・ 俺達のスンテクが繰り広げるベストバウトに、 握り締めた拳を震わせろッ!! ヨダレではない何かが糸を引けッ!! さらには、『ニンジャIII』で強敵ブラック・ニンジャとして ショー・コスギと激闘を繰り広げたデヴィッド・チャンが スンテクの部下に。 …この最強の布陣を前に、チャックは果たして どの様に討ち勝つというのか

『荒野のドラゴン』(1973)【この映画に注目!】

マカロニ・ウエスタンで主演を務めた、ただ一人の日本人。 早川明心(チェン・リー)氏の偉業を、皆で讃えよう!☆ ―――西部劇 + カラテ!!☆時代が生んだ、奇跡の化学反応。 …相手は銃?それがどうした! ゲスい悪党共への制裁は、全てこの鉄拳のみで受けて立つ! 目玉をえぐり!心臓を握りつぶす! 男なら燃えろッ!酔い痴れろッ!! 1882年、テキサス。 カラテマスター・上海ジョーは、東洋人というだけで、 蔑視と暴力の歓迎を受けるが… ―――はい!ナメてたら、メチャ強い男でし

『レモ/第1の挑戦』(1985)【この映画に注目!】

早すぎた怪作!! コレ観てワクワクできる人は、もう俺の友達だ。♪ ―――弾をよける! ―――水の上を走る!見たか!?これが東洋の神秘、韓国の“シナンジュ”だッ!! 良く見ると、結構ムチャな事をやっとるな、主人公…!☆ 何かね、ムダな所に謎のチカラが入ってんのよ。 見せ場でのクオリティは高い。そういう所が堪らなくイイ。♪ 要するに、感動したのだ。間違いなくカッコイイ!! 補修で足場を組んだ自由の女神での、鳶職人チームとの死闘! カラビナ付の命綱を、鎖ガマの様に振り回し

『これがUFOだ! 空飛ぶ円盤』(1975)【この映画に注目!】

「証拠は無い。 しかし、否定する理由も無い」F51戦闘機と、UFOのチェイス!! 「円盤の正体は何か? いつ地球へやって来たのか?」時速2000kmという飛行速度を、セスナからの目視だけで 概算する実業家。スゴイなオイ! 「では、その内部に入ってみよう」―――?えっ??? …いや、謎の存在なんだろ?(笑) あらゆる考察も、推定というか妄想の域を出ないはず。 そこへいきなり、母船型UFOの図解解説が始まるのだ。☆ 「皿型のUFOを積んでるではないか!」←←←見たのか?い

『呪われた毒々魚〜人類滅亡の危機〜』(1978)【この映画に注目!】

―――「呪われた」!! ―――「毒々魚」!! ―――「人類滅亡」!!うぉぉぉ!…これは素晴らしい。素晴らしい映画だぞ…!? なかなかの掘り出し物だった。♪ 海辺の町で、化学工場が垂れ流した排水により、 凶暴化したバラクーダ(カマス)が人を襲うモンパニホラー… と、なってるね。うん。 ラストシーンの後、クチあんぐりとなる事必至。 いや、映画を観慣れている人なら、途中である程度予想はつくかも。 真の恐怖をもたらす、最後の“敵”の正体に…!☆ 邦画なら、同年公開の『原子力戦争

『地獄の貴婦人』(1974)【この映画に注目!】

ジョー・ダマト監督『ビヨンド・ザ・ダークネス』の 元ネタという事で観てみた。 バスタブで硫酸に溶かし、ひと晩じっくり寝かせて ドロッドロにした死体を、バケツでエッチラオッチラ 運んで庭に埋めていく。 作業途中でお腹が減ったら、死体処理中のその手で、 イイ感じにドロッとしたパスタをむさぼる。 一段落してムラムラきたので、おもむろにフェラ。☆ …とまぁ確かに、そのシーンに限って言えば 納得の既視感。(笑) しかし、そこ以外は全く別物! 陰湿なホラーなどでは無く、 明るい

『デッドリープレイ 復讐のプラトーン』(2013)【この映画に注目!】

『デッドリー・プレイ/地獄のプラトーン』(1987)の 27年後を描く、同監督、同主演による、まさかの続編! 前作を観ている事が、本作を楽しむ「絶対条件」です!!☆ さもないと、ただのもっさりオヤジB級アクションでしか無いので 「観たらダメ」です!(笑) …いや、続編というか、セルフリメイクだよね!?コレ。 OPのタイトル画面とか、序盤の「ゴミ出し→拉致」に始まり、 その後全編に渡って、前作をなぞりまくったセルフパロディに もう笑いが止まらん!ぶははは☆ 前作の人間狩

『デッドリー・プレイ/地獄のプラトーン』(1987)【この映画に注目!】

※本作は、続編『デッドリープレイ復讐のプラトーン』(2013)を 鑑賞するに当たっての、必須課題図書となっております。☆ 本物の殺人を導入した軍事演習に巻き込まれた 帰還兵の戦いを描く、サバイバルアクション。 長髪イケメンマッチョの主人公、テッド・プライアーが 短パン姿でワイルドな戦いを魅せる! 朝から嫁さんに叩き起こされてゴミ出しに出た所を 拉致される、不運な主人公。 人間狩りの標的として森の中で追われる身に…! だが彼は、戦場でその名を馳せた兵士、 マイク・ダント

『麻薬売春Gメン』(1972)【この映画に注目!】

千葉真一 vs 中村敦夫!!☆…俺とした事が、この様な好カードの存在を知らずに 今まで生きてきたとは…!何たる不覚!! 時期的には、『木枯し紋次郎』第一部と第二部の間? (←全部観ました!) 白いスーツの殺し屋、敦夫。 ある時は、非情のナイフ使い。 ある時は、冷徹なスナイパー。 ある時は、狂気のマシンガン男! 常に無言。無表情。何者をも寄せ付けないオーラ。 味方からも「イカれている」と恐れられる存在だ。 ジョニ赤をストレートでクイクイ手酌しながら、 千葉とクールにガン

『ソウル・サバイバー』(1984)【この映画に注目!】

―――コレは傑作!!♪ 『恐怖の足跡』(1962)の非公式リメイクだが、世界観としては、 『ビヨンド』(1981)や『イット・フォローズ』(2014)に近いかな? …もっと近いヤツがあったと思うけど、ホラァ映画にはサッパリ疎くて ハイ。(笑) オリジナルでは車の事故だったのが、今回は飛行機事故の生き残りとして、「生存者症候群」に陥り、犠牲者の亡者が主人公を死の世界に 引きずり込もうとする。 …だが決定的に違うのは、亡者は “生ける死体=ゾンビ” として 現実の世界に存在

『野獣死すべし』(1980)【この映画に注目!】

俺達の巨匠ルチオ・フルチ監督の、ハードボイルド・ギャング映画。 大藪春彦原作の同タイトルとは全く無関係だけど、 奇しくも製作・公開が、松田優作主演のそれと同じ 1980年というのは面白い。☆ ナポリを舞台に、裏社会の覇権争いが描かれる。 闇タバコで健全に(?)シノいできた主人公・ルカ達の街に、 麻薬をバラまく新勢力が台頭。血みどろの抗争へと発展する。 肉片が派手に飛び散る人体破壊描写。 まるでゾンビの様な死体。 この辺へのチカラの入れ具合を見る度に、 俺達のフルチ映画で

『モンスター・パニック』(1980)【この映画に注目!】

エロエロモンスター、上陸!! 男は惨殺!女はレイプ! 文字通り、これぞ真のエログロ!! どこかで見た様なプロット。 エキストラも賑やかに投入して火薬量もそこそこ。 肝心のモンスターも、出し惜しみ無く、多数大暴れでスプラッター。 中だるみも無く、退屈しない。 これぞ、エンタメだ。☆ 単なるおバカ映画とは思えぬ、 割としっかりした作りに感心していたら… ―――何? 今一つパンチ不足と判断された、女性監督 バーバラ・ピータースの映画に、 過激なエログロを追加して完成させた 魔

『ビューティ・ペア 真赤な青春』(1977)【この映画に注目!】

実は仲良くなかった、ジャッキー佐藤とマキ上田の 2人だったらしいけど、それを考えると 凄いプロ根性だったと思う。☆ 我々が熱狂したあの勇姿は、紛れも無く本物だったのだ! トレーナー役の佐藤充やジャッキー母役の石井トミコの 演技に支えられ、かろうじてドラマの体を保っている感。(笑) しかし!57分という短い尺の中に見所が幾つもあり、 個人的には、拳を握り締めて存分に楽しんだ。♪ 赤城マリ子をはじめ、当時のリングを賑わせた スター選手の出演も、嬉しいファンサービス。 しか

『ゴーゴー 仮面ライダー』(1971)【この映画に注目!】

ケガで休演を余儀なくされた藤岡氏には申し訳ないが、 このトカゲロン回が…もう、大好きでたまらないのだ。♪ 『仮面ライダー』第13話のブローUP版。 スクリーンサイズに合わせての上下トリミングってのが どうもアレだが、まぁ良しとしよう。 一流サッカー選手・野本健こと、最強怪人・トカゲロンを演じる、 俺達の兄貴・堀田眞三(真三)を全力で讃えるための一本である。☆ 何しろ、大勢の子供達が見守る映画館の大スクリーンの中で、 ライダーを倒してしまうのだ!凄いぜ、眞三!!♪ サイ