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【海外映画の中の“日本”】レビュー

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世界よ!これが君達の憧れ、東洋の神秘、ワンダーJAPANだッ!!♪     (同要素を含む【忍者映画】レビューも相乗り)
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2023年6月の記事一覧

『ゴースト・ドッグ』(1999)【海外映画の中の“日本”】

ヒップホップをBGMに武士道を語る殺し屋、 ゴースト・ドッグ。 セガールみたく、刀でズビシュ!ドバシュ!とカチコミ かけるかと思いきや、武士道はあくまで精神論。 いや、それは全然OKだけどね。 車を解錠してイグニッションを回す、あの リモート機器が素晴らしい。♪ 事業不振で家賃3か月滞納し、ビルの大家から 「情けないマフィアだ」と罵られる、ユルいジジイ集団。 彼等から命を狙われるハメになる、ゴースト・ドッグ。 でも決してギャグとかにならず、静かに淡々と進む、 判り易い

『Destination Tokyo』(1943)【海外映画の中の“日本”】

ドーリットル空襲に先立ち、現地の気象情報等の データ入手の為、東京湾からの潜入を図る、 潜水艦クルーの物語。 同時期、類似題材の『パープル・ハート』や 『東京上空三十秒』に比べると、日本の鬼畜感は だいぶ薄い。 むしろ、恐るるには足りない、専制主義に扇動された 哀れな犠牲者、といった憐憫目線? 潜水艦内というワンシチュで、長い航路中、 個性的なキャラ達が物語を紡いでいく。 劇中、艦内で行われた、若者の虫垂炎の手術は、 実際にあったエピソードに基づいている。 戦時中に作

『パープル・ハート』(1944)【海外映画の中の“日本”】

大戦中のプロバガンダ作品。 しかし色んな意味で、他のそれとは 一線を画す様に思う。 『東京上空三十秒』と、ある意味、対を為す一本。 両作品、続けて観たい所。 戦争映画だけど、戦闘シーンは一切無し。 主人公達が拷問されるけど、直接の拷問描写は無し。 観る側に色々と恐ろしい想像をさせる 余地の作り方が上手い。 不当な裁判の期間中、収監された主人公一隊は、 軍事機密漏洩の司法取引を迫られ、拷問を受け、 一人、また一人と、手を砕かれ、声を潰され、 脳に障害を負わされるのだった

『東京上空三十秒』(1944)【海外映画の中の“日本”】

1944年当時の作品。つまり、バリバリのプロパガンダ。☆ 1942年、ドーリットル空襲。 アメリカ陸軍の爆撃機を、海軍の空母に載せ、 東京を空襲後、そのまま中国本土へ渡って帰還、 という作戦。 空母を発進して日本本土に着いたB-25を、 海岸線でフジヤマがお出迎え。 東京に見えない東京市街を、超低空飛行で爆撃開始。 特撮はチカラが入ってるけど、描写としては実にアッサリ。 この空襲で犠牲となった罪無き東京市民の事には もちろん一切触れておらず。 アメリカと中国が、共通

『禁じ手』(1989)【海外映画の中の“日本”】

俺達のマンダムな兄貴、漢・チャールズ・ブロンソンが、 ファッキンなジャプニィヅ共にブチ切れるぞ!!☆ 日本人の女子中学生が売春組織の餌食となり、 ヤク中で死んでしまうという、ショッキングな展開。☆ バブルで勢い付いた日本への曲解描写にも 拍車が掛かってたのかな。 日本公開が見送られたってのも理解できなくもない。 アメリカ人からビジネスマナーを学ぶ、 どことなく怪しい、眼鏡の“日本人”。 庭園つきの立派な日本家屋の自宅に帰ると、 妻に浮気を追求されるが、 「お前では満足

『ベスト・キッド4』(1994)【海外映画の中の“日本”】

何を観せられてるのか、途中でワケ分からん様なってきたぞ(笑) カラテ・ワルツとか。禅ボウリングとか。 ボーイフレンドのエリックが、とにかく可哀想! ヒラリー・スワンク演じる主人公・ジュリーと関わった事により、 散々な目に遭う事に…。 ミヤギさんには、「門限は10時だ」と包丁で脅される。 空軍推薦もパァになり、 愛車を爆破され、フクロにされ、… ジュリーの修行中、エンジェル(鷹)の面倒みてあげてたのに 結局、キス一つ出来ないままで終わっちゃう。(笑) 一件落着で談笑しな

『ベスト・キッド2』(1986)【海外映画の中の“日本”】

「やっちゃえーーッ!!」 ←byユージ(笑) やはり何と言っても、ユージ・オクモト!! 彼に尽きるだろう。カッコ良過ぎだぜ!♪ 本作ではヴィランのチョーゼンとして、ダニエルに何かと 因縁をつけまくるぞ。 『コブラ会』で再びその雄姿を披露してくれた時は、 思わず身震いしてしまった…!☆ 「沖縄は狭いからね♪」 の言葉通り、ダニエルの行く先々へと性懲りもなく登場する 天丼なユージに、脳内でドッと笑いのSEが入る。(笑) セクシィな野郎脱ぎも披露!ファンサービスはバッチリだぜ♪

『ヒマラヤ杉に降る雪』(1999)【海外映画の中の“日本”】

第二次大戦が引き裂いた、日系人女性との愛。 時系列の右往左往に、君は付いて来れるか…?☆ オイ、何だ何だ?どこもかしこも 鈴木杏推しとは…!♪ 本作の高い完成度に貢献してるヒロイン・工藤夕貴を差し置いて、 12歳の美少女に入れ込みやがって…!♪ ―――この、ロリコン共めが!!!ぶはははははは☆(笑) いわば、法廷の『カサブランカ』か。 雪のラストシーン、泣ける…。 イーサン・ホーク、男だぜ!♪ 【映画レビュー】記事一覧(リンク)

『HACHI 約束の犬』(2009)【海外映画の中の“日本”】

日本・山梨の寺から、はるばる海を越え、 アメリカ郊外の駅で迷子となった、一匹の秋田犬。 …何よりもグッときたのが、冒頭にも登場する、孫の存在。 パーカーとハチの心が未来に受け継がれていくのです。 なんて素晴らしい事だろう。♪ そして……… リチャード・ギア  vs ケイリー=ヒロユキ・タガワ !!! …温かいドラマの最中、いきなり剣を交えて戦う2人の姿に 思わずテンションがブチ上がったぞ!(笑) 交える竹刀が火花を散らす! 日本の心を、生き様を、ケイリーがリチャードに

『ブルース・リー/死亡の塔』(1980)【海外映画の中の“日本”】

エロ本ばかり見ていて修行を怠けていたタン・ロンが、 兄ブルース・リーの指南書で覚醒。 仇である、どう見てもショッカーな敵と戦うぞ! 妖しき女アサシンの、ヘアヌードと毒針! 闇夜の恐怖!怪人・ライオン男の襲撃! 今こそ、ショッカーのアジトへ潜入せよ! “塔”といっても、地上にそびえる塔では無く、地下施設。 『100かいだてのいえ』シリーズで言えば、2作目の 『ちか100かいだてのいえ』だね。 熱線が張られた、アジトの通路! 丸焦げのピンチ! そして、驚愕!ラスボスの正体と

『呪怨 パンデミック』(2006)【海外映画の中の“日本”】

OPで、“COLUMBIA”ロゴのトーチ持った女性が…!☆ 「お風呂の時間よ♪」 伽倻子&俊雄、ついにアメリカ上陸!! 3つの異なる時系列の話が同時進行していて、 少々ややこしい。 ついに本作で明かされる、伽椰子の生い立ちとは…? みんな、ちゃんと“狗ノ森駅”は調べたかい!? ぶははは(笑) そして… ―――出たァッ!俺達の松山鷹志!! 今回はハッキリとその姿を披露し、我々に闇の恐怖を 存分にお届けだ。♪ 鷹志が持つ必殺技のひとつ、首折りもキメてくれるぞ! あんな

『THE JUON/呪怨』(2004)【海外映画の中の“日本”】

主演陣を外国人に置き替えて、そのまま引き継がれる世界観。 ―――世界よ、コレが “NOROI” だッ!! 『オーディション』で既にその名を世界に轟かせていた 俺達の石橋凌に対し、ハリウッドを舞台に 怨念の牙を剥く、俺達の松山鷹志!!☆ …凌よ、世界が注視する中、またしてもお前は 凄惨な地獄を味わうのか…!? 残念ながら、その運命は避ける事が出来ないだろう。 如何せん、相手が悪過ぎる。 ―――そう!仮面ライダークウガに頼る事も無く、 恐るべきグロンギ怪人をその手で仕留め

『デッドヒート』(1995)【海外映画の中の“日本”】

三菱推し映画。☆(笑) レースだけの映画かと思ったら、 メッチャ闘ってるジャッキー!凄いぞ。 ジャッキーとタッグを組み、日本車最強の名を掛け、 日産GT-Rとワッパを交える三菱!! ―――FTO、凄ぇじゃねぇか!? GT-Rをブッちぎるなんてよ…!☆ ぶははは で、ラストはGTOときた! マシンは僕だ!僕がマシンだ! 男の命を燃やすんだ!! 加山雄三もついてるぜ!♪ いやぁそれにしても、中盤のあのトレーラーハウス破壊は ヤバかったね!!☆ あと、体に火が着きながら消火

『ブラッドビート 血に飢えた魔性の刃』(1983)【海外映画の中の“日本”】

ポルターガイスト!! 鎧武者!! サイキックバトル!! 彼氏一家に鹿狩りへ同行させられてブッ飛んでしまった隙に、 悪霊に支配される女性の悲劇。 『悪魔のいけにえ』…というより、『スパイダー・ベイビー』や 『フライトメア 恐怖! 人喰い女達の晩餐』『残虐!狂宴の館』 みたいな、基地GUY一家のヤツか? …って思ったら、ちょっと違った。 というか、ミスリードなのか?コレは。☆ “狩り”に同行しようとする末娘が、 「もう19歳よ♪」 と、“血に飢えた血”を開花させようとする