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野鳥がフィンランドに帰ってきた!

この間の土曜日。
特に予定がなくて、なんだかあんまりやる気も出なかったから散歩に行くことに。いつも通りフラッと寮の周りの森に歩きに行ったのだけど、そしたらとてもたくさんの鳥の声が聞こえてきた!冬の間は全然意識しなかったけど、久しぶりに鳥の声を聞いたら冬の間は鳥がいなかったのか〜ってことに気づく。

キャンパスがあるこのオタニエミの海岸沿いには自然保護区があって、そこにはバードウォッチングのための高台がある。
実はこっちに来てから本当に間もない頃に参加したキャンパスの自然探索のイベントでこの高台がどうしても見つけられなくて班員とはぐれたという思い出のある場所()そのせいで私にとっては"幻の高台"という記憶が残り続け、結局これまで行っていなかったのだけど、オタニエミの地の利もだいぶ得られただろうってことで足を伸ばしてみることに。

そしたらあった!!(でしょうね)

「タワー」を想像して行ったら物見櫓みたいな感じだった。
ちなみに私の名誉のために言わせていただくと、夏はここがこーんなものすごい茂みだったのです。
この奥に高台があっても気づかないよね?(圧)
うん、これなら見つけられる。

ここは三脚や双眼鏡を構えた人たちが来るような有名なスポットっていう話を聞いてたから、逆に双眼鏡無しでフラッと行っても鳥は見えないのかもな〜と思っていたんだけど、運良く群れが飛んでいく瞬間が見えた!

何の鳥かは分からない…

野鳥については全然詳しくないから分からないけど、フィンランドはロシアや他の周りの国で繁殖する渡り鳥たちの移動ルートにあたる場所にあるみたい。だからずっとここにいるというよりは、ここからどこか他の場所へ移動していく鳥も多いのかもね。

私の寮の裏側は海と林が広がっている場所にあるから、朝ベッドで目を覚ますとちょうど私の寮の周りから鳥の鳴き声が聞こえてきて、大自然の中で眠っているような気持ちになる。キャンパスを歩いているときも、静寂の中に鳥の声が響いているのを聞くとものすごくすがすがしい気持ちになる。これまで鳥って私にとってほぼ無縁の存在だったんだけど、鳥のさえずりが聞こえるってとっても幸せだなあって気づいた。
ふと振り返ってみると、音って人の気持に場所の記憶を留めさせておく力があるのかもしれないなと思う。すずむし、かえる、ひぐらし…日本には、その音を聞くだけで思わず景色が浮かんでくるような、同時に懐かしい気持ちさえしてくるような自然の音がたくさんあるよね。
東京にいたら聞こえてくるのは車や人の活動する音ばかりだけど、それが少しでもこんな素敵な音に変わっていったら良いな!

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ちなみに道の途中でこんな毛見つけたんだけど、何だろう?

動物の毛?何か人工物の毛?
私にはそれの見分けすらつかない…><

読んでくれてありがとう!Kiitos!

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