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留学あるある問題解決?

この数日の間に、こっちで仲良くなった他の留学生が一人また一人と帰っていく…(TдT)とはいえ、みんなアジア人の子たちだから「帰国したら遊びに行くね!」がヨーロッパに比べて何倍も現実的で、今生の別れみたいな悲壮感はそこまでないのはちょっと嬉しいけど。
もう使わないからって残していってくれた大量の調味料を収納しながら、
これを使う度にみんなの顔を思い出すだろうなあ
としみじみしてしまいました。

それくらい寂しさを感じられるような他の国からの留学生の友達ができたのはものすごく幸せなこと。でも今日のトピックはそれと逆に、フィンランド人の友達をどうやって作るか問題について書いてみようかなと思います。

こっちに来てからというもの、キャンパスがヘルシンキからは少し離れた場所にあり、かつ寮が広大なキャンパスの中にあるせいで、特に予定がなければそこで一日が完結してしまい、大学外にフィンランド人の暮らしを知る機会が全くないことにやや焦りを感じていました。特に私はアールト大学で勉強することと同じくらい、フィンランドという国自体に興味があってここを留学先に選んだので。

授業のグループワークとかで何回かフィンランド人の正規のアールト生と同じグループになったことはあったけど、グループワーク以外の時間でも会うほどは仲良くなれなかったのが事実。フィンランド人の学生は、グループに1人でも外国人がいたら当然のように英語に切り替えてくれるくらい英語が堪能だけど、そうは言ってもフィンランド人同士のsmall talkはフィンランド語。そのうえ正規のアールト生はすでにお互い知り合い同士の場合が多いから、その輪の中に入っていくのはなかなかハードルが高いなって思った。
もうひとつ、これは友達に「それは感じたことなかった!」って言われたから個人差があるのかもしれないけど、私的には、自分からフィンランド人に「遊びに行こう!」って声をかけるのは結局相手に案内させることになるっていう引け目をやや感じてしまって。留学生の私からフィンランド人の学生を誘ったら、それは「案内してください」って言ってると思われる気がして、相手が嫌でなければよいのかもしれないけど、なんとなく対等な関係じゃない気がしてうまく友達になれるかなあ?って気持ちになって声をかけるのをためらってしまった節はあるなと。

かくしてここまでほとんどフィンランド人の友達を作れなかったのは前半の心残り。というわけで、冬休みに入ってからどうにかフィンランド人の友達を作れないか色んな人に相談した結果、日本が好きなフィンランド人と仲良くなる!という一見当たり前でこれまで気づいていなかった糸口に辿り着きました。
アールト(とはいえどんな人でも参加可能!)にはNippoli(にっぽり)という日本文化が好きな人が集まるアソシエーションがあって、日本が好きなフィンランド人と主に留学中の在フィン日本人留学生がイベントや文化交流をしてます。日本人の留学生もかなり参加していて、Telegramのチャットグループには350人ほども参加しているかなり大きな組織。逆にチャットグループが巨大すぎてこれまであんまりチェックしてなかったんだけど、もう少しコミットしてみようかなと思ってチャットを読んでたらちょうどその日の夜イベントがあったから参加してみることに。

で、飛び込んだら、その日のイベントはNippoliの中でもOtakuという名前の活動だったらしく、アニメの話題についていけなくて
もっと日本のサブカル興味もっておけば良かった…
って後悔。Otakuに限らず、日本に興味持ってくれてる人のきっかけはほとんどの場合アニメや漫画だから、少しでもそういう話できると会話のきっかけは一気に増えるだろうなって思いました。
ちなみに私は最近こっちで天気の子を見たので無理やりその話に持っていったらめっちゃ盛り上がって、フィンランドですずめの戸締まりが公開されたら見に行こう!って話してます^^

Otaku以外の活動だと、数日前にクリスマスパーティーに参加してきました。みんなでサウナに入ってクリスマスディナーを食べるイベント!サウナがついた寮のパーティールームを貸し切って日本語とフィンランド語と英語が混じり合う場所でワイワイするのは、これぞ留学〜!!って感じでまさに私が思い描いていたイベントでした。特に男女関わらずみんなでサウナに入って、日本のこと、フィンランドのことについて語れたのは胸アツやった。。。

みんなでクリスマススイーツを作った!

というわけで、ここでフィンランド人の友達も増えて、これからもっと色んなことを一緒にできそうだなってワクワクしているところです。

最後に。
Nippoliにいるフィンランド人と会って思ったのは、その国の人と仲良くなるためには、まずその国のことを好きになって知ろうとすることが大切だなってこと。
彼らは日本に留学するわけでもなく、ましてや日本に行ったことすらないのに、日本のアニメや漫画や自然が街が大好きで、びっくりするほど日本語がペラペラだったり、私ですら知らないような日本のことについて熱く語っていたり…日本に対する愛が溢れてるのを感じて私自身も嬉しかったし、もっと彼らに日本のことを伝えたいなと思った。同時に、彼らと交流してフィンランドのことを教えてもらおう、みたいなある種下心みたないな理由ではなく、本当にお互いのことを理解しあえる友達になりたいなと思ったし、そのためには私ももっともっとフィンランドのことを知ってその愛が伝わるくらいになりたいなと思った。

ありがたいことにまだ半年ある残り時間、フィンランドのことをもっともっと知ってもっともっと好きになりたいな!

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フィンランド人の子に橋本環奈の自己紹介教えたら、それのフィンランド語バージョン私のために作ってくれた:
Ei Kannata Kannaa suututtaa(かんなを怒らせてはいけない).

読んでくれてありがとう!Kiitos!






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