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地方で取組むべきブランディング

地域魅力発見プロデューサーのジェームス・アキヤマです。

ブランディングって耳にしますが、地域に当てはめるとかっこいい、おしゃれなロゴをつくる位にしか考えられてないことが多くて要注意です。今日は地方で目指すべきブランディングのお話です。

ブランディング=妄想

こちらがブランディングの公式です。
地域として取組むべきは、その地域をどう妄想してほしいかを根っこに置いてブランディングを進める必要があります。

具体的な手順は
1.今の立ち位置を確認する
2.存在価値を決める
3.将来像を固める
4.キャラクター設定をする
です。

これからの地方におけるブランディングに関しては、地域のライフスタイルをブランド化することが大事だと思っています。その地域のライフスタイルを世の中の人にどの様に妄想してほしいのかを考えることです。ライフスタイルを考える上で重要になるポイントは、”妄想”をさらに因数分解することです。(こちらの内容は次回お話しします) 地域のライフスタイルをブランド化することを「エリアブランディング」と言い、これからの重要なキーワードです。

1〜4のスッテプの中で特に重要な点は「存在価値」と「キャラクター」です。そもそも「価値」とは価値=機能的価値✗情緒的価値に因数分解できます。機能的価値が最も重要なことであることは誰にでも分かることですが、残念ながら現代社会では機能的価値よりも情緒的価値の占める割合が大きくなければなりません。物溢れ時代において、機能的価値は最低限あって当たり前の要素になっていて、そこに掛算される情緒的価値の意味合いが大きくなっています。地域としてどの様に情緒的価値を高めていくのかを深く議論する必要があります。

そして「キャラクター」の設定です。ここで重要なことは似合わない衣装を着せないことです。キャラクター設定をする際に、その価値に着せる服を何にするのか、ファッション的な視点で議論すると理解しやすくなります。また、キャラクター設定と着る衣装が決まったら、DONOT LISTを作成することをおすすめします。やらないことを決めると、その地域ブランドのエッジが効いてくるようになるからです。

次回は妄想を因数分解するお話です。今日はここまで!


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