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⑥低血糖との闘い

Ⅰ型糖尿病の方で低血糖を経験した事がない!という方はあまりお見掛けしない。主治医もⅠ型糖尿病で診察室にはオロナミンCが常備されています。先生はオロナミンCが大好きらしくブドウ糖のかわりに摂取しているそうです。

・低血糖はいつ起こるの?簡単に言うと摂取した糖質よりインスリン量が多い場合です。もしくはベーサルのインスリン量が多い場合。

・何時に低血糖になるの?だいたいの予測は慣れてくるとつきますが、いつ何時かは正直わかりません。

・低血糖になったらどうすればいいの?糖質を体内に入れる。

これはカミングアウトをして、聞かれた事上位3つ。低血糖の症状としては他人からみると顔色が真っ白、暑くないのに汗をかく、意識朦朧としてる。です。

私は前日の夜何を食べたかによって朝方とても数値が影響します。単純に夜中のベーサルを下げたらいいだけなんですが、どうも完ぺきなプログラムが作り出せてないⅠ型糖尿病歴約9年。

低血糖はその場もすごくしんどいのですが、数値が上がっても引き続きダルイ、眠気が襲ってくる、起き上がれないという症状がでます。その為、会社に通勤していた頃は途中下車したり、1時間遅刻をしたりと勤怠がとてつもなく悪い印象をもたれました。朝早く起きたら解決するのでは?と思われますが低血糖を想定して5時半に毎日起床して様子をうかがっても回復しない場合もあります。

ここは不可抗力的要素も多いので可視化されるリブレにはとても助けられました。今この数値なので出社時間に間に合わないかもしれないとメールを送る。日付と時間と数値が明確に表示されるので誰もさぼっているとは思わないです。

仕事で講演の講師的な事もしており、その際も血糖値をみて110以下であれば砂糖たっぷりの缶コーヒーを壇上に置いて、さもお水を飲んでいます。という顔をして血糖値をガンガンあげていました。

プレゼン中であっても、講演中であっても、どんな場面でも関係なく低血糖は襲ってきます。

どの場面でも必ず糖質が含まれる物を必ず手元に置いておく。以外は対策はないです。

食事コントロールしようが、なるときはなるんです低血糖は。しかも月経も関わってくると予測がつきません。以前は月経1週間前はベーサルを相当あげないといけなかったんです、今は月経2日目からにかわっています。月経3日目か4日目にはベーサル量をさげないと低血糖でフラッフラです。よみ切れないもんなんです。

1型糖尿病に関して絶対的な解決策はない。手探りで都度意識しながら対処する。という定性的な事しか解決策がないと改めて文字にしてみて実感した。

インスリン投与と低血糖・高血糖は一生のお付き合い。

思うように体が動かない時間帯もあったりするので、信頼を失う事も大きな闘いだと思っています。Ⅰ型糖尿病で低血糖が発生し迷惑をかける可能性があることを事前に理解して頂く事が少し解決策になるかもしれませんね。

低血糖の可能性をもちながら仕事する。普段は絶対に時間に遅れないのに。普段はすごいレスポンス早いのに。こういう日々の積み重ねで突然襲ってくる低血糖は仕方ない。こう言ってもらえるように日々生活する事が仕事と低血糖のうまい付き合い方だと思って生きています。

次は⑦注射からインスリンポンプと自己血糖測定機器に変更

インスリンポンプに変更した際5日間の入院をしたので医療費についてもお伝えしたいと思います。

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