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③退院後と後遺症

入院期間は2週間ちょっと。様々な検査と栄養指導と合併症についての知識を叩き込んで頂き無事に退院。久々のシャバの世界は最高でした。

入院期間中、同僚が毎日お見舞いに来てくれた。しかし広告関係の仕事をしているのでスーツを着てる人なんていないし、女性はみなぎらっぎらのネイルや鮮やかなワンピースを着ている人がおおく、糖尿病病棟ではとても浮いた存在でしたw

お見舞いにお花を持ってきてくれるのでまるで祭壇状態、ネタでナースコールの変わりに使って。とでんでん太鼓を持ってきたり・・本当にお騒がせしました。

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退院は10月の末の月曜日でそのまま大阪に移動しました。仕事も退職希望を出しましたが、上司にそんな状態でやめてどうする!大阪での勤務と部署異動を命じてくれ、のこってる有給を最大限使用する事に。

引っ越しの準備の為11月頭に東京の自宅へ戻ってすぐ異変が。

夜中足が燃えるように痛く、かゆく、体中に痛みが走り一睡もすることができなくなる。いわゆる糖尿病性神経障害です。

背中が特に痛かったのですが、針でずっと刺されてるような痛みが1日中あり眠る事も出来ない。救急搬送された病院へ、紹介状を書いてもらうタイミングで診察してもらったら、糖尿病性神経障害の可能性がありますね。次の病院でご相談くださいとバッサリ切られてしまい二度とあの病院には行きたくないと思った。

大学病院や近くの疼痛病院へ駆け込んだけど、糖尿病性神経障害かもですね。だけ。。。

この痛みに耐えながら12月にいよいよ今の主治医に診てもらえる事になりました。

※主治医との出会いについては次の回で詳しく説明します。今主治医と相性があまりよくないなぁって時に参考にしてもらえると。

主治医も10歳頃にⅠ型糖尿病を発症し、様々な最新医療を自ら試し患者へFBしてくれるとても心優しい先生。

体中に痛みがある事を相談した結果、糖尿病性神経障害の可能性があるのでまずはサインバルタで様子をみる事になりました。

糖尿病性神経障害とは調べ倒しても、診察してもらっても時間が経過しないと解決しないそうです。サインバルタ以外にもリリカやロキソニンをのんでみましたが残念な事にどれも効果がなく・・

唯一痛みが和らいだ事は温泉です。毎日近くの銭湯に行き1時間程お湯につかっている間は痛みが和らぎました。食後血糖値があがるタイミングは激痛。血糖値を下げる為に泣きながらウォーキングステッパーで運動しました。しかし痛みはなくなる事なく・・・休職も検討しましたが、主治医に寝て治る病気ではありません。辛くても頑張って仕事を続けてください。休職する事で痛みにしか向き合わなくなるので鬱を発症する可能性があります。乗り越えましょう。と・・・

睡眠導入剤も処方してくれず、あの時は主治医を恨んだりもしました。しかし7月頃には徐々に痛みも和らいで仕事は9月から本格復帰する事ができました。リリカや睡眠導入剤の副作用を危惧して処方しなかったと今になって教えてくださり、本当に感謝しています。

痛みで泣き続ける私を見て、母親は一緒に死のうか?とも言った。私はあの時助からなかったら良かったとも言いました。仕事が出来ない状況で数々の案件を無理やり奪われ喪失感も半端なく本当に生きている意味ってなんなんだろう?乗り越えられる人にだけ苦難はあるとか誰が言うてるねん!って思った。糖尿病性神経障害に関しては、薬は何も効果がなく、温泉で熱いお湯につかる事。これだけが解決策でした。

今どこかで糖尿病性神経障害で悩んでいらっしゃる方、辛くて消えない痛み。寝れない苦しみ。食べる事への不安。必ず原因が糖尿病性神経障害の場合いつの日か痛みは和らぎます。寝て治る病気ではありません。乗り越えましょう。


■有給について

入院が10月10日~10月末、11月中は自宅療養。それまで全く有給を使っていなかったので40日間フルで使用しました。12月からは過去遡って2年間の未消化分の有給を使用する事が出来たので万が一有給などが足りないとなった場合、会社の人事に相談をしてみてください。

次は④主治医探しです。こんないい主治医って他にはいないかも!


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