見出し画像

シャニマス5thライブの気付きと雑感

このノートには5thライブのネタバレの他、セブン#スまでのすべてのコミュのネタバレを含みます。

2023/03/24 Day1高山Pコメンタリーを見ていて気付いたことを追加と微修正。
2023/03/25 Day1オーディオコメンタリーで思いがけず答え合わせがありましたので追記。

※3/26のDay2コメンタリーが終わるまで多分追記されます。

5thライブ雑感

私は両日リアルタイムに配信で見ました。

Day1

初見では「シャニPがプロデューサーとして活躍していない世界で、なにかの理由で天井努が事務所を畳むif」なのだと思いました。
しかも、「セブン#ス」に到達してないか、間違いなくゲーム内と同じことが起こっていない世界です。

「もしシャニPが居なければ事務所が終わる」ではありません。

事務所存続の道もある中で「畳む」ことを選んだifだと思ったんです。

だって、努には八雲なみへの後悔がある。
そのためにラストシングルの「そうだよ」を世に送り出した事実がある。
その気持ちを考えれば、Pとして再スタートした努が「靴を履かせる以外の魅せ方ができないよ~!」って躓くと思いますか?

無い。

「セブン#ス」で垣間見えた努のプロデュース力が俺に根拠のない信頼を与える!

なんらかの理由があって「畳む」ことにした以外考えられない。

で、理由を考えてみると、

シャニPが死んだifだと思いました。

Day1にはノクチルが居るんです。(灯織も不在だけど)
浅倉透、樋口円香、市川雛菜、福丸小糸の4人を揃えて283プロにノクチルを誕生させるには、透の子供時代にシャニPと出会っていることが最低条件です。
ノクチルの4人が揃っているということはシャニPが“居た”のだと思いました。
天井努が過労で弱ってる理由にもなるし、事務所を畳む理由にもなる。

一応シャニP以外でどうにかノクチルをスカウトできないか考えてみたんですが、単体を引き入れることはできても全員を揃えることは本当に至難の業だと思います。

透さえ落とせればどうにかなるか?と思ったんですが、その透を落とすのがめちゃくちゃ難しい。
シャニPも透を最初にスカウトしようとしたとき、けんもほろろに断られています。
というか、ノクチルのメンバーはああ見えて自分の基準・自分の判断で動くことに長けています。(出会った当初、小糸だけは依存気味ですけども)

「〇〇がやるなら私も」ではなく「やりたい人がやればいい。私もついでにやるかも」というノリなので、4人の気持ちが奇跡的に揃わないとノクチルが生まれることはないと思うんです。


なのでシャニP死亡説です。

というのは半分冗談で(いつ死んだんだよ?)、実際にはゲーム世界(A)のif(A')というよりも平行世界のif(B)で、実はみんな少しだけ性格が違ってたりするのかもしれないな。と思っています。
似ているけど、別人というやつですね。

別人同士のifを比べても意味ないこと、わかるよな?


#3/24 追記
DAY1コメンタリー見ていて気づいたんですけど、最初の挨拶のときの甘奈のセリフ

お願い、そこで見ていてね



ファンに向けた言葉なら「応援して」って言うもの……

というか他にも「Anniversary」の歌前の幕間では「YOUR/MY Love letter」の言葉を引用して「世界の隅々まで、届いて、咲いて、遠いあなたのところまで、この思いが届きますように」って言ってんすよ。

もう自分の中でDAY1は完全に死亡ルートになりました。
死亡ルートだとすると地獄めいた最悪な引用すぎて今見ると笑っちゃいますね。

あと、これは完全に予想なんですが、DAY1はみんな全体的に声に力が入ってたように思ったんですが、これもしかすると「最後だと思ってパフォーマンスしてください」ってディレクションされてたのかもしれない。

#3/25 追記
Day1はファイナルライブのていで歌われたそうです。「悲しい」ではなく「一番の輝きを見せてほしい」という話が出ていました……。納得のパフォーマンス……。



Day2

正史。ゲーム準拠のセブン#ス後の5thライブだと思いました。

それを確実にしてくれたのは、最初のイルミネの幕間コミュで「プロデューサー」を呼んでくれたこと、そしてあさひが走るところから始まる(Straylight.run)の幕間後の、シーズが走っている幕間。

美琴がにちかを見て話しかけている。

映像が無くてもわかる。
美琴がにちかを気にかけているんです。

ここでセブン#ス後を確信できました。
#ところでこれって合同匂わせですよね!?

そこからは初日のライブで盛り上がっていいのかわからないまま楽曲をブチこまれるという理不尽な扱いを受けた後だったので、もう全部気持ちいい。最高。



演出の違い

セット類

Day1には和バンド、ダンサー、教室セットなど、今でにない大業物とでも言うような演出が盛り込まれていて、「新しい取り組みだ!すごい!確かにこのユニットはこれらを使いこなせる!」と思いました。

ですがDay2には全部出てきません。
出てきたのは、椅子と庭先ティーセット…ぐらいでしたっけ。
大道具ではなくて、シャボン玉とかウェーブとか。

この差は単に努とシャニPのアイドルの魅せ方の考え方の差でしょう。
プロデュース方針とも言いかえられます。

非常に印象的だったのがやはりSHHis。 Day1の男性バックダンサーを引き連れるSHHisは非常に力強いイメージを感じました。 対してDay2の二人だけのSHHisでは、力強さはそのままに「二人でステージに立っている」ことが強調されたようなイメージを感じました。

※3/24 追記
これ多分カメラの撮り方の差ですね。必要性の差なので必然とも言えるんですけど、ダンサーも撮りたいから全体のカットが多くなるDay1と、二人だけを大ゴマでバンッと映せてればよかったり、単体をアップで好きに抜けるというDay2なのでこういうイメージに繋がったようです。

プロデューサーの考え方と違いであり、客目線で言えば完全に好みの問題だと思いましたね。

好みの話で言うなら、Day1で多くの人が気になったであろうFashionableの

「重ね合わせた小さい手と手にあの日君は」

の時にダンサーが映り込むという“演出”

シャニ運営側のわかりやすい演出ミスのように見えるんですけど、Day1がセブン#ス未到達世界でなら十分にありえる演出だと思いました。
(要は二人の関係性が未発達で、そこに意味を見いだせてない状態だってことなんですね)

#3/24追記
他の方がこれは「ノー・カラットの時と同じだ」と仰っていて初めて気づきましたが、これ実際にはダンサーの有無というよりも「ノー・カラットの頃からSHHisはなにも進んでない」って意味なのかもしれません……。
考えてみれば、DAY1のSHHisの最初の挨拶のときのセリフもそれを示しているような気がします。

「なんで私、こんな……こんなステージに立ってるんですかね」
「アイドルになるため。それ以外の理由は、今はいらない。」

にちかはノー・カラット終了後、バラエティ引っ張りだこ状態の時の心情で
、美琴はノー・カラットで知り合いのスタジオでアイドルになることへの執着を吐露したときと何ら変わっていない状態のような気がしています……。

#3/25 追記
Day1オーディオコメンタリーの中で答え合わせがありました……。

美琴役の山根 綺さんがゲネの時にスタッフさんに聞いたというお話で、Day1は「セブン#スやGRAD、モノラル・ダイアローグスとか前のコミュを踏襲していない世界、二人の歩み寄りが一切ない世界線の最後のライブ

Day2は「セブン#スの後の関係性」というお話があって、Day1は美琴ならこうするだろう、と予想して、意識的に笑顔を減らしてにちかのほうをほぼ見ていない(向き合ってても視線を外してた。ごめんなさい!)という話がありました。

ノー・カラットから進んでないかも、とは思ってたけど、ノー・カラットすら無かったとは……にちか、辛かったろうな。

おまけ:Fashionableの美琴の歌詞「I gotta go!」(行かなくちゃ!)の言い方もDay1とDay2でかなり変えたとのことで見直してみたら笑っちゃうほど気持ち載っててDay2は手振りまで入ってました。美琴~!!

中間MCと閉幕挨拶

中間MCと閉幕挨拶では役から降りる役割の人と、役のままの人がいました。

Day1の中間MCで衣装を見せるために回るところ、美琴とにちかは回ってないんです。

どっちか一人だけ聞き取れなかったとかならわかりますけど、二人ともです。
二人は回れ~というようなジェスチャーをしているだけだったんです。
#ちなみに摩美々は「んー、しょーがないなー」って感じで回ってます。

Day2の中間MCでの同じ場面、美琴とにちかは一緒に回っています。

この「役のままの人」は他にもいて、Day2の閉幕挨拶の時の斑鳩ルカも同じでした。

斑鳩ルカ役川口利奈さん本人の挨拶の後、全員で締めの「ありがとうございました」の後から退場まで斑鳩ルカは真顔で棒立ちです。
まさに我々が想像した斑鳩ルカでした。

こういう細かいところでも役のままでいる人の違いを見せることで今どこの世界のどの時間軸に居るのかを見せてくれているのだと思いました。

これもDay1とDay2の違いを感じ取れたところでした。

痺れた演出

ルカ加入後のDye the sky.
全員で「さあ誰よりも鮮烈にキャンバスを裂くように」、続く「叩きつけろ」だけルカとにちかの二人だけなんです。
ここの声が力強くて、綺麗で、すごい印象的でした。


5th総括

Day1始まってすぐ、これやるならエイプリルフールだろ?もしかして5thライブの二日間をまるごと使って一つのイベントコミュを俺たちに見せようとしてないか?

と思ったんですけど、まー本当にそんな感じでしたね……。

Day1、Day2のセトリは本当にどっちも最高。
過去最高を更新しました。

意図は色々あったんだと思うけど、単純に新しい演出が見れたのも最高。
(いや実際には別のライブでは普通にあることをやってただけといえばそうなんだけど…)

Day1しかチケット取れなかった人は怒って良いという意見をちらほら見るんですが、常時配信勢の自分にはよくわかんなくて意見を言えるようなことはありません。

感情むちゃくちゃにされてライブ楽しめないだろ!って言われたらそれはそう。
合同ライブ見てからシャニ入ってきてくれた人置いてけぼりだろ!と言われたらそれもそう。

ただ、コンテキストを除いた純粋に楽曲を楽しむライブという意味では最高評価です。
そこに色々情報が乗っかってくるから評価がめちゃくちゃになりましたね。

自分は概ね全てにおいて好意的に受け取ってます。
ただ、エイプリルフールにやれとは思いましたけどね。

おまけ:虹の行方は?

4th全体曲である虹の行方が歌われなかったというのも一つ気になるところでしょうけど……斑鳩ルカが加入したら歌うべきは確かにDye the sky.とMulticolored Skyだよ……。しょうがないよ……。

新しいキャンバスへ進むための歌と、新しいキャンバスに描くための色を受け入れる歌だもの。

#虹の行方の作詞家である古屋真さんも焦る展開だよ。

次のライブに持ち越しかな。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?