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動植物の話2 ヤマメとサクラマスから学ぶこと

いつだったか、確かNHKだったと記憶しているが、ヤマメとサクラマスに関してのドキュメンタリー番組を放送していて、たまたま見たことがあります。
動植物が好きな私は、こういう番組は好きなので、よく見るようにしています。

番組によれば、ヤマメもサクラマスも本来は同一の種類らしいです。
なぜ、種類が分かれるのかといえば、川と海のどちらで育ったかということのようです。

川の中での縄張り争いに敗れたヤマメは、自分の縄張りを持つことができず、その結果、流れ流れて海へとたどり着き、大海で成長するという経緯を経て、それがサクラマスになるそうです。

だからサクラマスは、ヤマメの海育ちということですね。
海で育ったサクラマスは、豊富なエサがありますから、どんどん体を大きくさせ、立派な体形に生育して、そして、やがてまた元の川へと戻ってくる。

とにかく、海育ちのサクラマスは、本来の川魚であるヤマメよりもかなり体長が大きくなって帰ってくる、というのは確かなことのようです。

元来、縄張り争いに負けた弱い個体だったが、大海原に出て、強く逞しく立派になって帰ってくるサクラマス。
一方、縄張りを持てたヤマメは、川魚として平々凡々の一生を終える。

これは何か、人生にも当てはまるように感じます。

当初は他者に負けた弱い者でも、その後の試練・経験を経ることにより、かえって強い者、優れた者へと変容していく。これは十分に考えられることです。

社会で、のしている人というのは、意外とこういうタイプの人も多いのではないかと個人的には思う。

何か不完全燃焼で、いまいちパッとしない人は、このサクラマスの生きざまを目指したいものです。
私もそうですので。

私は魚のことは詳しくありませんので、説明が不十分かと思いますし、過去見た映像を思い出しての記載です。
記憶違いや間違った解釈もあるかもしれませんが、その際はどうか寛容な目で見てください。


ギンヤンマのペア

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