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花束

また子供が花束をもらってきた。なぜか、一年ごとに変わる職場どうもそういう職場らしい。成長させるために敢えて移動する。何時まで経っても後輩が出来ない。いい加減先輩風を吹かせる年なのだが、でも花束が物語たっている。どれだけ信頼されていたか。いつも心憎い工夫をしこんでいた。愛されていたんだと思う。突然子供は自分のことを考え始めた。私は見守る事しかできない。結果オーライだったが、何かの拍子に運命が回りだす時がある。私は花束を貰ったことがない。酒屋さんが誕生日に花の鉢をプレゼントしてくれたのが、妙にうれしかった。